日本男子選手の動向-織田信成選手編
b0038294_1347443.jpg高橋選手がここまで仕上げてきていると、気になるのは織田選手や小塚選手の動向。

織田選手今季のSPは去年キム・ヨナ選手がSPで使った「死の舞踏」*、フリーは「チャーリー・チャップリンメドレー」なのだそうです。

去年は浅田真央選手と「仮面舞踏会」がかぶってたし、彼は女子選手と妙な縁がありますね(笑)。但し「仮面」に関しては織田選手の方が使用を決めたのは先でした。
本当は2007-2008シーズンで使用予定だったのですが、飲酒運転による謹慎(・・・)があり翌年まで日の目を見なかったため、浅田選手とかぶってしまったわけです。
織田選手は9月26日にアメリカで行われた「2009 Stars, Stripes and Skates」にて今季フリーの演技を、10月3日のカーニバルオンアイスでSPの演技を披露しました。

*織田選手とキムヨナ選手、使用曲のタイトルは「死の舞踏」と同じですが、織田選手はリスト作曲「Totentanz」、キム選手はサン=サーンス作曲「Danse Macabre」で、同タイトルながらも別の曲でした。失礼しました。
そうですよね、いくらなんでも全然曲が違う(汗)でも楽章が違うのかとか勝手に納得していました。お恥ずかしい限りです。


それにしても織田選手は、4年前トリノ五輪をまさかの採点ミスで高橋選手にさらわれてから(一度ぬか喜びさせたあの時の審判の罪は重い)、この4年で随分成長したなあと思います。
コミカルで軽い演技が持ち味だった彼は、その軽さと柔らかさはそのままに、男性らしい強さも演技で出せるようになってきましたよね。謹慎処分や、コーチ変更によるゴタゴタはありましたが、彼は選手として着実に成長し、安定感を増しているように思います。




彼は去年ニコライ・モロゾフに師事する前、ジュニア時代からブライアン・ウィルソンに振付を依頼することが多かった。ウィルソンは織田選手のコミカルな面をうまく引き出すプログラムを多く作っており、織田選手の知名度を高めるのにひと役買っていたのは間違いないでしょう。


織田信成 2004-2005 世界ジュニア選手権SP「スーパーマリオブラザーズ」

これはいつか是非、またアイスショーとかでやって欲しい!でも、この衣装はナイかな・・・(笑)
彼にしか滑れないプロだと思います。
演技終了後、応援に来ていた浅田真央選手と澤田 亜紀選手がちらっと映ります。幼い・・・。


織田信成 2005-2006 世界選手権SP「セビリアの理髪師」

中盤の表情がおかしい。観客も解説者も笑ってますね。
しかし笑えるのも、演技が充実してこそ。ジャンプも柔らかくスピンは回転が速く、素晴らしい演技です。また彼は男子選手の中でも体が柔らかいですね。シットスピンではコマのように小さくなりますが、姿勢に無理がないです。


彼は実力はあるけど、コミカルな印象があまりにも強くて、高橋選手のような王道路線はどうなのか?という感じだったと思いますが、昨季のEX「トスカ」は魅せられました。軽々とした動きにゆったりとした所作が違和感なくはまってきていて、軽さに優雅さが加わった感じ。やはり彼も大人になったんだなあと感慨ひとしおでした。
いろいろあったけど、モロゾフについて成長したと言うか新たな一面を発掘されたような感じですね。

Nobnari ODA Festa on ice 2008 "Tosca"

謹慎明け、韓国のアイスショーにて。私は彼のトスカはこの時のが一番好きです。
それにしてもモロゾフって、トスカ好きですよね(笑)なんか弟子にしょっちゅう滑らせてる気がするのは気のせい?

そして満を持して、五輪イヤーの今年に持ってきた勝負プログラムがこれ。

Nobunari Oda 2009 Carnival On Ice "Totentanz"

今季のSP。
キム選手のとは違うアレンジなので、同じ曲という感じはあまりしないですね。男性が滑るにはこちらの方がダイナミックでいいかもしれません。

Nobunari Oda at 2009 Stars, Stripes and Skates


フリーは、SPとは打って変わってスタンダードな感じですね。メリハリがあっていい感じです。
フリーの衣装はやはりチャップリン風。でも、去年やはりタキシード風の衣装だったエヴァン・ライサチェクと全然イメージが違う・・・(笑)

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             タキシード。
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            七五三・・・?(笑)

チャップリンメドレーと聞いて、織田選手にぴったりだなと思った方は多いはずです。
彼の持ち味であるコミカルさを生かしながら、以前より更に大人というか洗練された感じになっていますね。これから更に試合をこなしていけば磨かれていくでしょうし、楽しみですね。

それにしても高橋大輔選手といい織田選手といい、今季のフリーは演技要素が多いプログラムを組んでますね。まあ、高橋選手は昨季作ったものですが・・・。
オリンピックはいつも真剣にフィギュアを追いかけていない人たちも沢山競技を見るので、ルールなどをあまり知らない方にも楽しめるプログラムになっているのはいいことかもしれません。

織田選手の今季初戦はすぐそこに迫ったフランス杯。楽しみです!
by toramomo0926 | 2009-10-12 13:45 | フィギュアスケート


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