NHK杯!-男子シングルSP
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NHK杯、男子シングルSPです。

トップは唯一SPで4回転-3回転のコンビネーションジャンプを成功させたブライアン・ジュベール(フランス)が貫禄の1位。
2位に去年のグランプリファイナル優勝者のジェレミー・アボット(アメリカ)、3位にジョニー・ウィアー(アメリカ)、4位に高橋大輔選手、5位に小塚崇彦選手が入りました。


ISU Grand Prix 2009 NHK Trophy
順位と得点詳細。
それぞれの種目の「Result」で総合順位と総合得点が、ショートプログラム(SP)とフリーの「Entries/Result Details」では得点詳細が、
「Judges Score」では各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。

2009 NHK杯フィギュア
NHKの公式サイト。内容充実してます。選手インタビューや期間限定の試合の動画が見られます。




1位は貫禄、ブライアン・ジュベール選手。
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フランス杯4位というのは驚きましたが、こちらではしっかり立て直してきました。
唯一4-3のコンビネーションを成功させたのはさすが。3ルッツ(3Lz)は着地が危なかったですが、あとは全て完璧にまとめました。
ステップでは会場の大歓声を受けてノリノリ。「オレ様」炸裂の演技でした。

Brian Joubert 2009 NHK Trophy SP-Rise

彼のSPは昨季と同じプログラムです。でも衣装はメッシュじゃなくなって、ちょっと嬉しい(笑)
今季はトップグループの選手でも昨季と同じプログラムを滑る選手がちらほらいますね。浅田真央選手は今年SPを「仮面舞踏会」にしたことで「目新しさがない」とか散々な言われようでしたが(わからなくはないけど)、マスコミがジュベールについても同じことを言うかといったら絶対言わないですよね(笑)。同じだということにすら気づいているかどうか。
まあ自国の選手かそうでないかということも大いにあると思いますが、やはりジャンプの成否ですよね。真央選手がジャンプを決めていればここまで声は大きくならなかっただろうし、まあ仕方ないですね。マスコミは最近「取材」ではなく「印象」や「昔の記憶」をもとにしか話をしませんから。

ジュベール選手は今回も女性に大人気で、ものすごい黄色い声援を浴びていました。フリーでは更にダイナミックな演技が見られそうです。


2位は会心の演技をしたジェレミー・アボット選手!
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彼は去年のGPFの優勝で完全に波に乗った感じですね。あの突然の優勝は決してフロックではなく、彼自身の能力の高さによるものだと完全に納得させる演技を続けています。
ジャンプが高いこと!NHKの森中アナや解説の本田武史さんも言っていましたが、3Aにステップをつけても余裕のジャンプ。軽々と跳んでます。
ステップ、スピン、すべてがとても美しい演技で、パーフェクトでしたね。彼の演技はなんか美しさを感じます。大好きな選手になりつつあります!!

Jeremy Abbott 2009 NHK Trophy SP-A Day in the Life

彼もSPの音楽にギターがフューチャーされていて、小塚選手と似てるな、と思ったら、コーチが佐藤有香さんなんですね(笑)。
有香さん的に、今ギターがアツいのかもしれません。


3位にはジョニー・ウィアー選手!!
彼は今年全米選手権で上位になれず世界選手権に出ることが出来なかったので、グランプリシリーズで久し振りに彼を見たという感じですね。

Johnny Weir 2009 NHK Trophy SP-I Love You, I Hate You


一番思ったのは、「ジョニ子、男っぽくなった!」でした(笑)。
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昨季のマッシュルームカットからバッサリ髪を切って短くなったし、なんか体もがっちりしたような(衣装で肩を出してないからかな・・?)体幹も以前よりしっかりしたようで、全体的に演技に安定感が出た気がしました。でもポジションの美しさや、体の動き、身のこなしの美しさは健在。そしてダンサーみたいに自分の世界を作る、会場を巻き込む力は相変わらずピカイチですね。
素晴らしかったです。
以前のジャンプに不安のあった彼とは別人のようです。確か2年前くらいにコーチを変えたと記憶していますが、いい感じに成果が出てきているのかも。また世界選手権をスキップしたことで、質の高い練習に集中できたのかもしれません。
ジャンプも高く、着地も美しい!


高橋大輔選手は4位。
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高橋選手、まさかのステップでの転倒(涙)「Eye」は完全版が見られそうでなかなか見られないですね~(笑)。
彼にしてはかなり珍しい失敗です。でもそれでもPCS(演技構成点)では全ての項目でトップになるなど、かなり評価は高いですね。4回転がきれいに入ったジュベールに10点差ないですから、滑り出しとしては悪くないと思います!

Daisuke Takahashi 2009 NHK Trophy SP-Eye

スピンも先日のフィンランディア杯よりも更に工夫を加え、回転やポジションもしっかりしてきましたね。
演技後のインタビューでもミスを引きずっている感じがなかったので、フリーは大丈夫でしょう。彼は今季、昨季の鈴木明子選手のように滑る喜びが前面に出ていて、良い意味で力が抜けているのがとてもよいと思います。


小塚崇彦選手は、3A転倒が響いてしまい5位スタートです。
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調子がすごくよかったということなので、3Aでの転倒はすごく残念でしたね。
浅田真央選手もそういうときがありますし、今回の安藤選手も。調子がよければ絶対OK、って訳ではないんですね・・・難しいところです。
本人もとても悔しそうでした。
ですが調子はよいということなので、フリーではきっと修正してくるでしょう。上位との点差はあまりないので、表彰台は充分狙える位置にいます。頑張って~!!

Takahiko Kozuka 2009 NHK Trophy SP-Bold As Love

演技を終えた瞬間「あー、もう!」と吠えてましたね(笑)。自分の調子のよさがわかっていただけに、ノーミスで終えられらなかったのが悔しかったんだと思います。Yahoo!のトップページに「あーっ、もう」というキャプションつきで写真が載ってました(笑)。
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国内外で知名度も上がってきましたし、実績も順調に積み上げてます。私ほどフィギュアを気合入れて見ていないダンナさんも「小塚うまくなったねえ」と申しておりました。
フリーの「ギター・コンチェルト」で是非雪辱して欲しいと思います!


グランプリシリーズ初参戦の村上大介選手は9位に入りました!
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これがシニアデビューとなる18歳!曲はウェストサイド物語。これは鈴木明子選手と同じですね。結構曲かぶるのが多いのは不思議ですね(笑)。ドラマでも違う局で医療ドラマがかぶったりする時がありますけど、なんかそういうめぐり合わせというか、やりたくなる雰囲気があるんでしょうかね。
スピンはちょっと回転数が足りないという本田さんの分析で取りこぼしがありそうなのが残念。ジャンプが結構いい感じで決まってましたね。着地もきれいです。アメリカ留学中ということで、彼もモロゾフの門下生のようです。今後の成長株になりそうですね!

Daisuke Murakami 2009 NHK Trophy SP-West Side Story

体幹というんでしょうか、ステップで激しい動きをしても体がブレない感じで、とても良い演技だったと思います。表情も豊かでした。今後が楽しみです。


やはりNHKの解説はいいですね。変な煽りはせず、演技要素の説明などもさりげなくしっかりとしてくれる。さすがです。
ファンが望んでいるのはこういう実況なのに、民放は何故それが分からないのでしょう?
多分民放は、TV局やアナウンサー自身のエゴが前面に出すぎているのだと思います。彼らがあんなに不評でも「謳い上げ」を止めないのは、「フィギュアと言えば××の名調子」みたいな称号が欲しいだけなのでしょう。
でなければあれだけファンから槍玉に挙がっているのに喋りのスタイルを変えたり、フィギュアの専門知識が豊富とは思えないアナウンサーを変えない理由は思いつきません。
ですが後にファンから「フィギュアの実況は××さんがよかったよね」と言われるのは、最終的には競技をしっかり勉強し、真摯に伝えようとする刈谷さんや森中さんのようなアナウンサーだけだと思います。

あと余談ですが、ワタシ的には、刈屋さんが殆どの選手が最後に持ってくるスピンのことを「仕上げ」と言っていたのが面白かったです(笑)。



明日はフリーです。これでファイナル出場を決める選手も出てくるはず。男女ともに点差は離れていないので、表彰台はどういうメンツになるかはわかりませんね。明日も楽しみで仕方ありません♪

*最初NHKの実況を刈屋さんだと信じて疑ってなかったのですが、森中直樹アナウンサーでしたね(恥)。声を聞き分けるのがすごく苦手なもので、大変失礼しました。
by toramomo0926 | 2009-11-06 22:15 | フィギュアスケート


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