NHK杯!-女子フリー
b0038294_745421.jpgNHK杯女子フリーはSP終了時でかなり僅差の戦いとなっており、誰が勝ってもおかしくない状況でした。
見ていてかなりワクワクし、ハラハラもしたのですが、安藤美姫選手が中国杯に続いて逆転で優勝を飾り、グランプリファイナル出場を決めました!おめでとうございます。
2位にはロシアのアリョーナ・レオノワ選手がSPの勢いそのままに飛び込みました。彼女、今年大化けしそうですね。3位にはSPトップのアシュリー・ワグナーが入り、アメリカの五輪出場枠争いに大きくアピールをしました。
中野友加里選手は残念ながら表彰台を逃して4位、5位はラウラ・レピスト選手でした。


ISU Grand Prix 2009 NHK Trophy
順位と得点詳細。
それぞれの種目の「Result」で総合順位と総合得点が、ショートプログラム(SP)とフリーの「Entries/Result Details」では得点詳細が、
「Judges Scores」では各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。

2009 NHK杯フィギュア
NHKの公式サイト。内容充実してます。選手インタビューや期間限定の試合の動画が見られます。




SP8位だったサラ・マイヤー選手(スイス)は棄権したようですね。先月のジャパンオープンも怪我の為にキャンセルしていましたし、演技に精彩がないように感じられたのも怪我の影響がまだ大きかったのかもしれません。
無理をしないで、五輪までにしっかり治してきて欲しいなと思います。どうぞお大事に。



安藤選手、宣言どおり優勝です!
意外にもNHK杯優勝は初めてとのこと。SP終了時の動揺した様子が気になっていましたし、完全には乗り切れていなかったようではありましたが、しっかりと優勝を手にしました。

Miki Ando 2009 NHK Trophy LP-Cleopatra

衣装や、ところどころで見せた手のひらを天井に向けるしぐさはすごく「クレオパトラ」というイメージと合っていました。ステップも昨日よりよかったように思います。
しかし本人も話している通り、彼女の本来の力は感じませんでした。他の選手がミスしたことが優勝の要因でもあります。160点台では、自力優勝とはなかなか言いがたい。
ですが今回は彼女は「肩」や「体調」を持ち出すことなく、自分の状況や試合結果についてしっかり向き合っている感じがしました。ファイナルでは更に強くなって戻ってきてくれそうですね。


2位にアリョーナ・レオノワ選手です!すごい!おめでとう!!

Alena Leonova 2009 NHK Trophy LP-Chicago

フリーの順位は1位でした!
そして彼女は、失敗はしたものの3T-3Tに挑戦してきました。こうでなくっちゃ!!!
曲はミュージカル「シカゴ」だったのですが、ヒロインをとてもチャーミングに演じていましたね。
ステップの振付がコケティッシュ。ジャンプも最初のコンビネーション以外は全て成功、本人もすごくノッていました。顔も体の動きも、全てが表情豊かで躍動感たっぷり。とてもよかったと思います。今年は彼女にとって飛躍の年になるのではないでしょうか。
彼女のはじけるような笑顔は多くの人の心に強く残り、少なくとも日本に多くのファンを作ったと思います。本当におめでとうございます!


3位にアシュリー・ワグナー選手が入りました。表彰台死守しましたね。

Ashley Wagner 2009 NHK Trophy LP-Polovetsian Dances

アシュリー、衣装がステキーーーー♪ 彼女がこの衣装を着ると、なんか中世のお姫様みたいですね。髪飾りもステキだと思いました。
華やかな動き、特に今季はSP、フリーともに細かいところで「彼女ならでは」な振付や動きが多く、見てて楽しめました。
前半がよかっただけに後半ジャンプのミスが目立ってちょっと残念でしたが、これからさらに滑り込んでその辺がうまくいくようになればかなりの点が出そうです。最後までスピードも落ちませんでした。
キャロラインとミライちゃんが表彰台を逃した中で3位でも台に乗ったことは、五輪出場枠争いで今のところ一歩リードできたという感じではないでしょうか。


中野選手はフリーで5位になり、総合順位を4位としました。ファイナル出場は今後の他選手の結果次第ということになります。

Yukari Nakano 2009 NHK Trophy LP-Firebird

3Aを入れず、2Aーシークエンス2Aにしてきました。彼女は今季まだ3Aを試みていませんよね。今季跳ぶつもりでいるのかが気になります。回転不足を気にして跳ばなくなってしまうのではないかと心配。
ルッツがSPから鬼門になってますね。小塚選手の3Aもそうですが、気にしてしまうとタイミングがずれてしまうんでしょうね・・・また、フリップも2回ともエッジエラー(!止まりですが)がついてGOEで減点されてしまっていました。
しかし、やはり彼女のスピンはすばらしいですね。スピードがまた上がったようにすら感じました。スパイラルも安定していたし、切れ味の良い演技だったと思います。最後の3Sの転倒が惜しい~。



5位にラウラ・レピスト選手。

Laura Lepisto 2009 Japan Open-Adios Nonino/Fuga y misterio

*彼女のフリーが何故かいつまでもアップされないので、とりあえず参考までに今年のJapan Openで同じプログラムを滑った時のを貼り付けておきます。

彼女はSP、フリーとも去年と同じですか?と思ったのですが、自分Japan Openで見てたから覚えがあったんですね・・・まさかSP、フリーともに同じプログラムにはしませんよね、いくらなんでも。ああ、びっくりした(アホですね)。
今季彼女はSP、フリーともに3-3を試みようとしているようです。多くの選手が回転不足認定の壁に立ちつくし、尻込みする中で、彼女のチャレンジ精神はちょっと嬉しかったです。やれることはやったほうがいいですものね!ですが、今回は3-3を3-2にしてきました。いつか跳んでほしいな。
彼女はスピンが本当にいいですね。キレが良い。途中で速度がギュイーンと変わるのはとても見栄えがします。ポジションが美しく、軸もぶれない。スピンは3つともレベル4でした。
パッと見には素晴らしい演技なんです。GOEも減点はない。でも、点が伸びない。
やはり基礎点の高いジャンプがないんですよね・・・ルッツは今回跳びましたが2回転になってしまったので。
あとはループ、トウループ、サルコウという基礎点がそれほど高くないジャンプだけなんです。あとはとても質の高いきれいな演技をする選手なので、すごくもったいないなあ~と歯がゆい気持ちです。


今回のNHK杯は順位や得点ともに「なぜ?」と思うものもないし、実況もさすがNHKという素晴らしさで、とてもストレスなく楽しく見ることができました。
でも今回は、特に女子はミスが多かったためか、点数は低かったですね。優勝の安藤選手すらも170点に届きませんでした(やっぱり210点ってどう考えても異常だよなあ・・・ぶつぶつ)。

次回は来週末、スケートアメリカです。
キムヨナ選手とサーシャ・コーエン選手が初対決になります。キム選手はいろんな意味でどれだけ点が出るか見ものですね(笑)。
サーシャ姐さんにガツンといわして欲しいんだけどなあ(笑)。まあ、そういう事を抜きにして、サーシャが今の採点システムにどれだけ合わせて来れてるかというのも興味があります。あの切れ味のいい演技を見るのが楽しみです。
by toramomo0926 | 2009-11-07 20:10 | フィギュアスケート


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