浅田真央選手銀メダル獲得、日本選手全員入賞おめでとう!-バンクーバー五輪
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バンクーバー五輪、フィギュアスケート女子シングルが終了。優勝は228点といういろんな意味で驚愕の点数を出したキムヨナ選手が獲得、浅田真央選手はフリーでミスが出ましたが、見事銀メダルを獲得。そして、女子で史上初、1試合で3つのトリプルアクセル(3A)を成功させるという快挙を成し遂げました。本当に本当におめでとうございます!!!
荒川静香さんが話していましたが、フィギュアスケートの日本選手(女子)で五輪初出場でメダル(銀メダル?と言ったのかがちょっと曖昧になっています)を獲得したのは真央選手が初めてだということです。素晴らしいですね。

Vancouver Olympic Games Figure Skating Ladies Results
公式サイト。順位と得点の詳細。
選手名の行の右端にある「+」マークをクリックすると、細かい要素についての点数も確認できます。




浅田真央選手はSP、フリーで3Aを計3回跳び、全て成功させました。これがどんなに凄いことかというのをISUはもっと評価すべきだと思います。
男子でも3Aを苦手とする選手は多く、難易度は一番高いとされているジャンプです。
また、コンビネーションジャンプの評価については単純に回転数(ひとつのジャンプの後に3回転をつけるか2回転をつけるか)によって単純計算された得点になるので、キム選手の跳ぶ3ルッツ-3トウループ(3Lz-3T)の方が、浅田選手の跳ぶ3A-3ループ(3A-3Lo)よりもそもそも基礎点が高い、というところから既に間違っています。
ルッツとかフリップなど後ろ向きに飛ぶジャンプに2回転をつけるのと、3Aにコンビネーションをつけるのとは全く次元が違います。その点をもっと評価するべきではないでしょうか。

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それに彼女は今回女子で史上初めて3AをSPで成功させ、更にフリーで2回、計3回跳んでいるのです。
今まで1試合で3Aを成功させた女子は全員1回きりだったところに、彼女は一気に3回成功という超人的なことを成し遂げた。
それなのにジャッジ(ひいてはISU)の評価は「ふーん。だから何?」とでも言わんばかりの冷淡なものでした。それが非常にショックでした。彼らはフィギュアスケートという競技を発展させる使命を負っていながら、発展をこれっぽっちも望んでいないのだということがはっきりとわかりました。

プルシェンコ選手は今大会の採点について公式に抗議すると発表したようです。その抗議内容がどのくらいの範囲に及ぶのかはわかりませんが、真央選手の得点の低さについても言及する可能性は充分ありえます。
女子も、そして日本スケ連も(事なかれ主義のようなので期待はしないですが)そういう行動に出てもいいのではないでしょうか。キムヨナ選手一人にあのような点がつけられては、誰がどんなに凄い演技をしても絶対に追いつけません。浅田選手が今回パーフェクトに滑っても、絶対あのような点は出なかったでしょう。これはもう賭けてもいいくらいはっきりしている。
「GOE」という非常に曖昧な制度や、回転不足認定という不毛なルールが不正または不公平な採点・評価の温床となっていることが不幸にも今大会で明らかになってしまったと言えます。
OB、OGも今回はいつになく声高に批判を展開しており、日本では(日本にとっては有難いニュースのはずなのに)何故か全くといっていいほど報道されていませんが、海外では結構大きな問題になりつつあるように思えます。是非国の壁を越えて、大きな流れになっていってくれるといいと思っています。

 
こんな記事もありました。

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高難度技決めても勝てない…問われるあり方

 より高度な技に成功した者には、応分の見返りがあってしかるべき。その点で今大会のフィギュアは、素人目に違和感を覚えさせた。

 最大の論争となったのは男子の4回転ジャンプだ。五輪優勝者は3大会連続で4回転を成功していたが、今回は回避したライサチェク(米国)が金メダル。SP、フリーともに4回転を降りて銀だったプルシェンコ(ロシア)は、「フィギュアの進歩は止まってしまった」と厳しく批判した。

 4回転トーループの基礎点は9・80で、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は8・20。連続ジャンプなら、4回転トーループ-2回転トーループ(同11・10)より、3回転半-3回転トーループ(同12・20)の方が高くなる。日本スケート連盟特別強化選手の中庭健介氏は「採点方法には現場の選手やコーチの意見があまり反映されていない。4回転の点数の低さは高橋(大輔)ともよく話している」という。

 技の評価という点では女子も事情は同じだ。浅田が跳んだ3回転半-2回転トーループの基礎点は9・50。金妍児の3回転ルッツ-3回転トーループは10・00。
「3回転半の価値は男子と女子で全然違うのに、基礎点が同じというのにも疑問を感じる」と中庭氏。

 「(高難度技は)今の制度では評価されない。採点システムは変更されるべきだ」とプルシェンコ。スポーツとしてのあり方が問われている。

2010.2.26 20:29 サイケイスポーツ
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あまり後ろ向きな話ばかりすると、せっかくの真央選手と彼女の銀メダルに失礼なので話題を変えます。

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真央選手、SPは本当に素晴らしかったですね。3Aを成功させ、パーフェクトに滑った。若干慎重になっている様子はありましたが、これは真央選手がよく使うフレーズを借りれば「次につながる」演技だったと思います。

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このスパイラルの時の歓声は凄かったですね!地鳴りのようなものすごいものでした。
このまま一気にいってもらいたかったけど、フリップとトウループでミスが出てしまいました。でも、その後しっかり持ち直してあのステップを魅せた意地というのはすごかったですね。

刈屋富士夫アナウンサーが印象的な解説をしていました。
詳細には覚えていないのですが、確か真央選手の涙のインタビューの後「浅田選手は『キム選手に負けた』とはっきり言った。大抵の選手はこのような時言い訳めいたことを言ったり、『自分なりに楽しめた』みたいな言葉に逃げたりするが、彼女は正面から負けたという事実を受け止めていた。これは彼女のプライドだと思う。こういう選手は絶対に、強くなります。」
刈屋さん!素晴らしいコメントでした。聞いててちょっと泣きそうになってしまいました。
そうですよね。これで真央選手はきっと更に強くなります。





元選手の太田由希奈さんがNHKに出演していいましたが、選手全員と小さい頃から一緒に滑ってきた仲間として、また姉妹のような温かい目線で、ひたすら選手の側に立った話しぶりだったのが嬉しかったです。
また太田さんが「銀盤の女王は、銀なのかなと」と言っていたのに彼女の深い愛情と、いろいろな意味での共感の気持ちを感じました。さすが京都の女性、いい事言いますね。

太田由希奈 浅田真央の演技にコメント Mao Asada



真央選手は悔し涙を流していましたが、それはキム選手に負けたからということではないと思います。彼女はプログラムをパーフェクトに滑り「全てを出し切る演技をしたい」というのが目標でした。3A3回というものは達成できましたが、2つミスをしてしまった。そのことがたまらなく悔しいのだ、というのがひしひしと伝わってきました。
あれだけ「ライバル」と煽られても、彼女が見ていたのは最後まで自分のスケート、それだけでした。そこが彼女のアスリートたるところだと思うし、誇り高さと強さ、美しさを感じました。
彼女がカメラの前でこんなに大泣きしたのは数年ぶりでしたが、彼女の涙が美しかったのは、その対象が自分自身に向いていたからだと思います。
真央選手と明子選手の涙は、そういう澄み切った心からの涙だからこその美しさだと思いました。


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あなたの言い訳をせず、不平を言わず全て自分で引き受ける潔さを、あなたの妥協しない挑戦を、日本中が支持し、応援していました。そしてメダル獲得をとても喜んでいます。
「金メダルではありませんでしたが」と話していたけれど、胸を張って帰ってきてください。

エキシビジョンを楽しんでね。本当に、本当にお疲れ様でした。


3位にジョアニー・ロシェット選手が入りました。
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お母様を亡くされての五輪出場は想像を絶する困難な状況だったと思いますが、本当にお疲れ様でした。
ジャンプのステップアウトはあったにせよ、SP、フリーともに大きなミスなく滑りきった精神力には本当に感服しました。
世界選手権に出場するかどうかはわかりません。もしかしたら今回は出場を見送るかもしれません。彼女の姿が見られないとすれば残念ですが、今は体と心をゆっくりと休めて、また元気な姿を見せて欲しいと思います。
静かな気迫のこもったステキな演技を見せていただきました。ありがとうございました。


4位に長洲未来選手です!おめでとうございます!
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初めての五輪のフリーで最終滑走というプレッシャーのかかる状況をものともせず、元気よく滑りきってくれましたね。
彼女の滑りは切れ味があるのだけどカミソリみたいな感じではなく、もっと軽やかなんですよね。柔軟性もあって、すごく良いスケーターになってきているなと思います。
ソチ五輪の時には20歳くらいですよね。今回の五輪は彼女にもとても良い経験をもたらしたと思います。SPとフリーともに笑顔が見られたのは本当に嬉しかったです。


5位に安藤美姫選手です!
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彼女は話していた通り最後までしっかり自分をコントロールできていましたね。演技中にはいい笑顔も出て、とてもよかったと思います。
ただ、SPで挑戦した3-3がダウングレードとなったためか、フリーは3-2にしていましたね。
今季ずっと回避してきた3-3をやっと跳んでくれたのになあ・・・と残念でしたが、だからこその4位入賞だったのかもしれません。ああ、やっぱり回転不足認定って何の役にも立ってないルールですね。
今回の結果から、安藤選手が3-3を捨ててしまうのではないかとちょっと心配です。練習ではとてもクリーンに跳べているように見えるので、あとは場数を踏むしかないのですが・・・。彼女とモロゾフコーチはどのような決断をするでしょうか。

鈴木明子選手がSP11位から順位を上げて、8位入賞です!
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明子選手にとって、2009-2010シーズンというのは人生でも忘れられない1年になることでしょう。それほど今季の彼女は一貫して輝いていました。
「最後のステップを踏んでいる時、もうこれで五輪が終わってしまうと思ったらもっと滑っていたいという気持ちになった」と話していました。こんな充実した時を過ごせる人は一握りです。彼女の何年にもわたる努力が大輪の花を咲かせ、私たちを幸せな気持ちにしてくれました。
躍動感のある体の動き、くるくる変わる表情は本当に魅力的ですよね。本当におめでとうございます!


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優勝はやはり女王様でした。しかも男子のメダリストを含めても、誰よりも高い演技構成点(PCS)を獲得。
もう笑うしかありません。
五輪という誇り高く権威あるはずの大会は、09年10月のフランス杯で女王様が2位の真央選手より30点差をつけて優勝した時以来のひどい大会になってしまいました。今回ほど、選手の配点にジャッジの得点操作を感じた試合はありません。浅田真央選手への出来栄え(GOE)をなるべく抑え、キム選手には山盛りに点をつけている。3Lz-3Tは今回も判で押したように、不自然なほどに毎回+2の加点がついています。

グランプリファイナルでキム選手があまりよい演技が出来なかった時、いつもならそれでもなりふり構わない加点を得ている彼女の点数が割と低めに抑えられ比較的「普通の採点」になった時、「ここで買収疑惑を少し振り払っておいた上で五輪で最高の爆上げが起こりそうで怖い」という旨のコラムを書きましたが、今回のキム選手の振り切った得点には、ああやっぱり、とうんざりするというか、もう呆れて怒る気も出ないほどでした。
それにしても想像を超えて高い点がつきましたね。150点とは。キャンデロロさんのコメントを是非聞きたい(笑)。
真央選手が3A3回と他の演技をパーフェクトに決めても勝てるだけの得点を設定していたのかな、とすら考えてしまいました。また、これはジャッジからの無言の叫び、「ここで何かが起こっている」というアピールなのかなとも。
この得点だけを見て、明日からマスコミが「キムと浅田は出来栄えの差で勝敗を分けた」としたり顔で報じるのでしょう。それが悔しくてなりません。

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キム選手と浅田選手の得点票。画像をクリックすると多少拡大します。
赤く囲ってある出来栄え(GOE)の欄を見ると、キム選手の爆上げぶり、そして真央選手の点が極端に低く抑えられていることがわかります。

男女シングルのこの結果から、国際スケート連盟(ISU)の方針というのがはっきりと示されたと見ていいと思います。
私たちの危惧の通り、ISUはフィギュアスケートというスリリングでチャレンジ精神溢れるスポーツを「リサイタル化」しようとしているのです。

09年10月フランス杯終了後、怒りをこめて「『競技』としてのフィギュアは死んだのか」というコラムを書きました。そのときに「あなたたちがどんなに頑張っても優勝する選手は決まってます、と言われたも同然の試合だった」と書きましたが、今回もそんな結果になってしまいました。残念でたまらないし、この日のために懸命に努力してきた選手達を踏みにじるような結果だったと思います。

キム選手はSP、フリーともにノーミスでした。キム選手がフリーでミスをしなかったのは、2006年のシニアデビュー以来初めてのことです。その点は素晴らしかったと思います。
五輪という特別な場所で、母国のあの熱狂的な応援と金メダルを熱望されるプレッシャーというのは並大抵なことではなかったでしょう。彼女はよく頑張ったと思います。
しかしあのように露骨な得点操作といっていい点の出され方をされてしまうと、祝福する気持ちにはなれなくなってしまいます。

また、最終滑走者である長洲未来選手の演技が終了し、キムヨナ選手の優勝が決まった時の彼女のリアクションが妙に余裕だったのも印象的でした。
点差があったとはいえ、選手なら誰もが夢見る五輪での金メダルがとれたというのに驚きも感激もなく、ジャンケンで勝ったくらいのリアクションしかありませんでした。こういうものを見てしまうと、やはり出来レースだったのかな、とも思いたくなります。嘘でももっと飛び上がって喜んだりすればいいのに、と思ったのは私だけではないはずです。

彼女は終了後、「五輪は思ったより難しいものでないと思った」と話していたそうです。それはそうでしょうね。あなたにとっては絶対安全地帯の試合だったかもしれません。でもこの発言から考えても、最後まで他選手への敬意を持てない選手が金メダリストになってしまった、その点も非常に残念です。

私はこれまで彼女について批判的な意見を多く書いてきましたが、彼女がもし挑戦する気持ちを忘れず、トップスケーターに相応しい振る舞いができる選手だったら、今日本のマスコミが騒いでいるような「浅田とキムの運命的な戦い」というものに熱狂していたと思います。しかし、彼女がアスリートとしての本質を捨て、他を見下すような言動を繰り返すようになってから、彼女がどんなに(点数に関係なく)素晴らしい演技をしたとしても、それを素晴らしいとか、美しいとは思えなくなってしまいました。また、彼女の演技内容と数字(得点)が乖離してきてジャッジから過大評価されていけばいくほど、それに対して反発の気持ちが起きてきたのも事実です。そういう方は私だけではないとと思います。
どんな競技であれ、アスリートを見ているとその人の心持ちというものがこちらにも伝わってきます。私は今大会で世界最高得点を更新した彼女の演技から、何も感じ取ることはできませんでした。


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日本選手は男子・女子全員が入賞、銀メダル1銅メダル1という史上初の偉業を成し遂げました。
やはり今の日本は本当に素晴らしいメンバーが揃っていますね。
3月の世界選手権は男子は五輪出場の3人、女子は浅田選手、安藤選手と中野友加里選手が出場の予定です。
これもまたベストメンバーですよね。3月がいまから楽しみです。

選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。


***おまけ***

男子選手とリード姉弟など、試合を終えた選手達が応援に来ていましたね。
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みんな一生懸命応援していました。
それにしても、織田君・・・(笑)



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by toramomo0926 | 2010-02-26 20:07 | フィギュアスケート


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