バンクーバー五輪、エキシビジョン
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バンクーバー五輪 フィギュアスケートのエキシビジョン(EX)が行われました。
これでフィギュアスケートは全ての日程を終了です。選手の皆さん、応援していた皆さん(私も含めて)本当にお疲れ様でした。





真央選手は連日の取材や記者会見でちょっと疲れていたかな?という感じでした。フリップも抜けてしまいましたね。
でも真央選手に限らず、メダルをとったり入賞した選手はそれぞれ自国のインタビューやTV出演などに引っ張りだこだったんでしょうから、大変ですよね・・・。
それでもいつもの通り、伸びやかな演技を見せてくれました。八木沼さんは「これを競技会で一度見てみたい」と話していました。
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リンクに出て行く際、「The Queen Of Triple Axel」と紹介されていましたね!


安藤美姫選手は今季SPの「レクイエム」の完全版を情感たっぷりに演じました。
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試合用の衣装よりスカートを長くしていて、修道女っぽい感じも受けました。衣装の色はオーロラをイメージしているとか。
今大会での彼女は落ち着いていて、笑顔がとてもよかったですね。メダルは欲しかったと話していましたが、それでも満足できる充実した日々を過ごしたようです。よかったですね。

キムヨナ選手は最初のジャンプが抜けてしまいましたが、あとは落ち着いてまとめました。
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使い古されたフレーズとして「ジャンプの浅田、表現のキム」という有名な言葉がありますが、私はキム選手は実はこのようなスローな曲は苦手なのではないかと思っています。エキシビジョンは特に。
「死の舞踏」や「007」のようなパンチの効いた曲に乗るのは上手いですが、曲を自分で引っ張るほどの表現力は、実は持っていないように思います。単調になってしまうというか。
特に彼女は試合の時のオーラをEXになると消灯してしまうので、余計に間が持たないように感じます。
その理由のひとつとして、「優美」と称される彼女の腕の動きが実は「緩い」ことがあるように思います。
彼女の指先はいつも丸まっていて、指先がピンと伸びていない。下の長州未来選手の写真と見比べてもらうと分かりますが、彼女はいつも腕や指先が「お留守」に見えます。
腕自体も力が入っておらず、緩めたままに動かしている。キレのある動きのあるときはしっかり力を入れているけど、このようなゆったりした曲の時は悪い意味で緩んでしまっているんですよね。それがいつも気になっています。バレリーナなどの真に表現を勉強した人は、こういうことはないんですが。
サルコウジャンプはとてもきれいでした。むしろ彼女の方が最近「ジャンプ方向」に傾いているような気がします。


長洲未来選手はブルーの衣装で登場。
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なんか今日は、疲れてしまっている印象でした。やはり16歳で五輪出場ですものね、試合が終わって心身の緊張がふっと途切れて疲れが出ている時期なのかもしれません。
でも終盤のレイバックイナバウアーでは、荒川さんばりのレイバックを魅せてくれました。荒川さんよりも勢いよく反っていたけど(笑)きれいでした。
有形無形のいろいろな、今後のスケーターとしての人生に非常に重要になる経験を沢山したと思います。怪我に気をつけて、これからその得たものを生かしていって欲しいですね。

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高橋大輔選手と。2人ともかわいい。


その高橋選手はしっとりと「Luv Letter」を演じきりました。
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彼のEXの選曲は、一昨年のビヨークのときも思ったけれど、ちょっとひねっていますよね。私たちが予想するような曲は選んでこない感じ。
観客も「Eye」「道」ときて、ここでピアノ曲とは想像していなかったのではないでしょうか。
ですが彼はその軽やかながらも哀愁のある曲に同化するようにスムーズなスケートを見せてくれました。目の肥えた北米やカナダのお客さんも最後は拍手を送ってくれていましたね。
どういうテーマの曲なのかは私は知らないのですが、いつもこの曲を聴くたびに「散り行く桜」というイメージが浮かびます。


川口選手-スミルノフ選手のペアは、「美しき青きドナウ」。
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彼らもこのプログラムの一部を競技にも使っていますね。
試合では満足のいく結果ではなかったけれど、EXはばっちり決めてくれました。
私はこの演技で、川口選手が花束をリンクにかなぐり捨てるところと(笑)最後スミルノフ選手に飛びついてフィニッシュのポーズをするところ(写真参照)が、このプログラムのヒロインの男前さというか、女性がリードしているカップルの恋物語を表しているようで、結構好きです。


ステファン・ランビエール選手も「色男」全開でしたね(笑)。
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彼はキム選手とは逆に、こういう路線は上手いなあと思います。ただ、EXとはいえジャンプが少なかったような気も・・・?でも彼の滑りはジャンプが少なくても、飽きさせないものがありますね。
プルシェンコ選手は当面現役を続行するということですが、彼はどうするのか、ちょっと気になっています。


プルシェンコ選手は、前半と後半でメリハリのあるプログラムで楽しかったです。
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前半はしっとりと、後半はキレキレに。彼の演技は好き嫌いがはっきり分かれるタイプと思いますが、それでも人の目を惹きつける力というのは凄いなあと思います。
そしてちょっとコミカルな面を出した時のプルシェンコ選手の演技が私は好きです。


ライサチェク選手は昨季のフリー「ラプソディ・イン・ブルー」をアレンジしたもの。
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このプログラムは私も大好きだったので、EXナンバーとして今季も見られるのは嬉しいです。
今日もライサは長かった(笑)長い手足を思う存分いかした、ダイナミックな滑りでした。衣装もすごくよく似合っていますね。
彼は顔だけ見るとヒゲも濃い目で色が黒いのでワイルド系かと思いきや、こういう衣装もすごくよく似合う。そしてこの衣装の時は「良家の子息」オーラがすごいです(笑)。


ロシェット選手はEXまできっちりと出場しました。本当に彼女の志には頭が下がります。
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セリーヌ・ディオンのバラードに合わせてつややかな演技を見せてくれました。

また彼女は、「マオ(浅田)にも感謝したい。果敢にトリプルアクセルに挑んだ姿を見て、私は悲しいことなんか忘れて正直、燃えたわ。ありがとう」とコメントしたとのこと。以前も彼女は「私は真央の3Aへの挑戦の大ファンだ」と雑誌のインタビューで語っていたのを読んだことがあります。
彼女は本当にスポーツマンシップに溢れた、人間的にも素晴らしい女性ですね。これからきっと疲れや悲しみがどっと押し寄せてくると思いますが、お父様と自分自身を大事にして、ゆっくりと休んでくださいね。世界選手権に出てきてくれればそれは嬉しいけれど、無理はしないで欲しい。来季笑顔で戻ってきてくれると信じて待っています。


皆さん、本当にお疲れ様でした。・・・と言いたいけど、今月世界選手権もあるんですよね・・・(涙)人生でも指折りの大イベントだというのに、終わったからといってゆっくり出来ないのが辛いところですね・・・。
でも疲れを溜めないように閉会式が終わったらちょっとは休んで、また新しい気持ちで世界選手権に臨んでいってほしいなと思います。


それから閉会式で、浅田真央選手が日本選手団の旗手を務めることが決定したとJOCからの発表があったそうです!
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真央選手は開会式には出ていないので、閉会式は思い切り楽しんでリフレッシュして、世界選手権で(彼女が述べたとおり)バンクーバーよりももっといい演技を、あなたが満足できる滑りをしてくれることを願っています。

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<バンクーバー五輪>真央が閉会式旗手 JOC発表

日本オリンピック委員会(JOC)は、バンクーバー五輪閉会式(28日=日本時間3月1日)での日本選手団旗手に、フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得した浅田真央(中京大)を選んだ。現地で27日(同28日)発表した。

 閉会式は28日午後5時半(日本時間3月1日午前10時半)から、開会式と同じバンクーバー市内のドーム型競技場「BCプレース」で行われる。
2月28日15時57分配信 毎日新聞

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***おまけ***

プルシェンコ選手、真央選手にキスを要求(笑)




別アングル。


<参考リンク>
母の声に支えられ…ロシェット、真央に「ありがとう」  スポニチアネックス 2010年2月27日
by toramomo0926 | 2010-02-28 21:20 | フィギュアスケート


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