浅田真央選手、プログラム使用曲を発表
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浅田真央選手が振付のため訪れていたカナダより今日帰国し、記者会見を行いました。
会見では先日報じられた長久保裕氏のジャンプコーチ就任と、来季のプログラム使用曲が発表されました。

ショートプログラム(SP) : 「タンゴ」 (アルフレッド・シュニトケ作曲) 振付:タチアナ・タラソワ
フリープログラム : 「愛の夢」(フランツ・リスト作曲) 振付:ローリー・ニコル
エキシビジョン(EX) : バラード 第1番ト短調(フレデリック・ショパン作曲)振付:タチアナ・タラソワ

*EXの振付はローリーかと思っていましたが、タラソワだということです。






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浅田、今季フリーは「愛の夢」=ジャンプコーチに長久保氏―フィギュア

 フィギュアスケート女子のバンクーバー五輪銀メダリスト、浅田真央(中京大)が20日、合宿先のカナダから帰国し、成田空港での記者会見で今季の新プログラムで使う曲目を明らかにした。
 フリーはリスト作曲の「愛の夢」。昨季は重厚な前奏曲「鐘」を使ったが、不調に陥った時期、バンクーバー五輪では優しい雰囲気のこの曲に変更することも検討した。ショートプログラム(SP)はシュニトケ作曲の「タンゴ」。浅田は「フリーはいずれやってみたいと思っていた曲。ショートは優しさと力強さがある曲です」と語った。
 浅田によると、トリノ五輪金メダルの荒川静香らを育てた長久保裕氏(63)がジャンプ専門のコーチに決定。「長久保先生は小さいころからわたしのジャンプを知っている。もっと伸ばせると思う」と説明した。昨季の専属だったロシア出身のタラソワ前コーチは、SPの振り付け指導を担当。新たな専属コーチを置くかは未定という。 

6月20日18時45分配信 時事通信

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意味深発言も…真央“大人の愛”魅せる

 フィギュアスケート女子の浅田真央(19=中京大)が20日、カナダでの新プログラムづくりから成田空港に帰国した。来季の使用曲はショートプログラムがシュニトケ作の「タンゴ」、フリーはリスト作の「愛の夢」に決定。

 「愛の夢」はロマンチックな大人の曲で「今のままの自分を出せる。好きな男性がいるかいないかは別として、会いたいとか、夢の中に出てきたとか、想像しながら滑れる」と“意味深発言”を口にした。恋人がいるのか、片思いなのか、詳細ははぐらかしたが、自身の思いを素直に反映できる曲という。

 今月からジャンプの専任コーチとして荒川静香さんらを育てた長久保裕氏(63)に師事。メーンのコーチは未定で、今季は置かない可能性もある。現役続行を宣言したライバルのキム・ヨナ(韓国)については「引退すると言っていたわけではないので、やるんだなあ、と思った」と淡々と話した。

スポーツニッポン 2010年6月21日

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浅田真央+辻井伸行「愛の夢」

ファンの方が作ったモンタージュです。真央選手の写真に辻井さんの愛の夢をかぶせています。
これは発表前に作られたものであり、真央選手の使用する曲の演奏が誰のものであるのかはまだ不明です。
私自身辻井さんの音が好きなので、こちらを貼り付けてみました。


シュニトケのタンゴって、聴いたことなかったんですが、これ ↓ でしょうか?
ロシアのアイスショーでも使用されているようです。
ひょっとして真央選手の使用する曲とは違うかもしれませんので、その点はご了承の上ご視聴ください。
これがシュニトケ作曲のタンゴであるのは間違いないようですが、彼がタンゴを何曲か作曲していることも考えられ、実は真央選手は全く別な曲を採用している可能性もありますので。
これも私の知識のないためで申し訳ありませんが、ご了承のほど宜しくお願い致します。
でも、もしこの曲なら、そしてタラソワが振付をするなら、すごい濃密な、妖艶なプロになりそう!
すごーーーく楽しみです。


Alfred Schnittke -Soviet composer -Tango "Life with an Idiot" - Ice show - "Ice Age"

スケート靴を履いての演技とは思えませんね。まるで演劇の舞台を見ているような熱演です。
でも、これって一体どういうシチュエーションなんでしょうか・・・。



SPがこの曲で、フリーが優美な「愛の夢」なら、昨季の「仮面舞踏会」と「鐘」に勝るとも劣らない、もしかするとそれ以上のメリハリのある、素晴らしいコンビネーションが見られそうです。
真央選手の表現力、芸術性を更に広く、深く世界にアピールできるプログラムになるでしょう。
ああ、本当にワクワクします!!!

きっとこのコンビネーションが素晴らしければ素晴らしいほど「去年これでやればよかったのに」の声は必然的に起こってくると思いますが、私は2008年から2010年3月までの2シーズンで、2つの解釈の「仮面舞踏会」と「鐘」を経た真央選手だからこそ、あの濃密な「タンゴ」を演じられる準備、下地が真央選手に備わったのだと思うのです。
真央選手の得意ジャンルと思われる「愛の夢」にしても、以前よりももっと深いところでの表現というのができるようになっているはずです。
2006-2007シーズンの「ノクターン」の雰囲気を踏襲しつつ、20歳になる女性らしい、先日の「VOGUE」で見せてくれたようなはっとする上品な優美さというのも見せてくれるのではないかと期待しています。


Mao Asada 2006 Skate America SP -Nocturne

ジュニアを卒業し、シニア本格デビュー最初の演技。ピアノの繊細な旋律を軽やかに表現しきった演技は世界中に衝撃を与えました。「ノクターン」は人気のプログラムですが、特にこのスケートアメリカでの演技は、今でもファンの間で彼女のベストパフォーマンスの一つとして人気があります。
ESPNのディック・バトンとペギー・フレミングの解説も「彼女は氷に優しい。(無駄に)氷を削る音が聞こえない(=スケーティングが上手い)。私の長いキャリアの中でも最高の選手と言わねばならない」「息を呑む出来でした。彼女は音楽そのものになった」と言われています。
ジャンプも3ルッツや3-3のジャンプを軽やかに決め、ルール改正前ながらも“Quality, quality jumping”(質の大変高いジャンプ)と手放しで褒めています。



こうやって具体的に曲がわかってくると、俄然来季が待ち遠しくなってきますよね。まだ梅雨も明けてないのに(笑)
先日高橋大輔選手のプログラムをステファン・ランビエールが振付するという報道も耳にし、それもかなりテンションが上がるものだったのですが、このニュースもすごく胸が躍りますね。
信頼できる長久保コーチのもとでジャンプをしっかり固めて、素晴らしいプログラムをひっさげて10月にNHK杯に真央選手の元気な姿がみられるよう心から祈ります。
最近こういうことばっかり書いていますが、本当に真央選手だけでなく、全ての選手のみなさんが怪我なく元気にシーズンをスタートしてくれることが一番の願いです。

いよいよソチへの4年間がスタートします。真央選手がスケーターとして成熟期・円熟期に入る時期でもありますね。
この素晴らしい選手の成長をリアルタイムで見届けることのできる幸運に感謝しつつ、シーズンインを待ちたいと思います。

Mao Asada DOI Chopin Ballade #1

今季のEXはしっとりした、かつメリハリもあり・・・という感じになりそうですね。こうやって聴いてみるとショパンってすごい天才ですよね。私はクラシックで一番ショパンが好きです。優美な曲も強さのある曲もありますがメロディが美しく、一貫して旋律に粗野なところがなく品があるところが好きです。
真央選手のプログラムはSP、フリー、EXと全て曲調が異なっているのはすごくいいと思います。
実は、偶然、最近購入した辻井伸行さんの「マイ・フェイヴァリット・ショパン」にこの曲が入っていました。ちょっと得した気分♪暫くヘビロテになりそうです。

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<参考リンク>
辻井伸行 マイ・フェイヴァリット・ショパン -Amazon.co.jp
Amazonのページ。全曲試聴できます。
彼のピアノは強い音も弱い音も粒が揃っていて、澄んだ音を出すので大好きです。
辻井さんは真央選手が好きだと前話していましたし、彼のピアノで滑ってくれたらいいのにな・・・と密かに思っています(笑)

<関連コラム>
浅田真央選手、来季の振付は「タラソワ&ローリー・ニコル」  2010年5月11日
浅田真央選手のジャンプコーチに長久保裕氏が就任  2010年6月18日
VOGUEの記事を読んで -浅田真央選手  2010年6月2日
一流は一流を知る、ようですね(辻井伸行さん・浅田真央選手)  2009年11月30日
「音楽を表現する」ということ  2008年12月17日
by toramomo0926 | 2010-06-20 21:10 | フィギュアスケート


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