「スケートはミックスジュースのようなもの」-佐藤信夫コーチインタビュー
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今日の朝日新聞のサイトに、佐藤信夫コーチのインタビュー記事がありましたのでご紹介します。
真央選手も、信夫コーチも、取り組みへの確信は揺らいでいないようで安心しました。そしてやはり、ジャンプを修正するにあたり、彼がコーチでいてくれてよかったと思います。
(余談ですが、後ろに有香さんが写ってますね。有香さんも美人になりましたよね~)



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「浅田 ただ時間必要」フィギュア 佐藤コーチに聞く 

フィギュアスケートの浅田真央(中京大)が今季前半戦のグランプリ(GP)シリーズでNHK杯8位、フランス杯5位に終わり、2季連続でGPファイナル出場を逃した。2度の世界女王に輝く浅田の再生はいつになるのか。9月から浅田を指導する佐藤信夫コーチ(68)に要因などについて尋ねた。

 ――試合で浅田本来の力を発揮できていないが。

 「原因が一つだったら、問題を解決するのは簡単。僕は浅田選手にスケートはミックスジュースのようなもの、と言っている。リンゴやバナナやイチゴ――。いろいろなものが混ざっているからこそ、味が出る。ミックスジュースのように三つの要素がバランスよくできていないと、良い答えは出てこないと。では、リンゴやバナナが彼女にとって何なんだ、という部分は感覚の世界なので具体的には言えない。ただ時間が必要です」

 ――フランス杯の公式練習では、身ぶり手ぶりで指導する場面が目立った。

 「良くなるのを待つしかない、と言っても、本番の試合になると基本的なことばかりは言っていられない。ただ、ベーシックな部分を省略して付け焼き刃でやってしまったら、また元に戻ってしまう危険性がある。全日本選手権もあるが、そこは同時並行でやっていかないといけない」

 ――具体的に今後どの部分を修正していきたいか。

 「技術的なことは具体的には言えない。僕が技術的な問題点を一つ言って報道されてしまうと、それが独り歩きしてしまう。皆さんの目にはこれは失敗ジャンプだなと思うものでも、僕には良いものだな、と思うものがある。僕自身は形になりかけていると思っているし、あとは時間との戦いで待つしかないと思う。彼女がそれをどこまで我慢できるかだと思う」

(パリ=坂上武司)
2010年11月30日 朝日新聞

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こういうコミュニケーションというのは、やはり日本人同士というか、同じ母国語同士でないと難しいものがありますよね。こういう風にイメージしやすい形で話が出来るのは、さすがベテランコーチという感じ。

そして最後のコメントが頼もしいですね。
ちゃんとマスコミに何を話すか、何を話さないかをコントロールし、選手を守ろうという気持ちが感じられます。
そして彼らには専門家としての独自のチェックポイントがあるようです。失敗に見えるジャンプでも、良いと思える時もあるのだと。
それは例えば、結果として着氷が乱れたり、転倒したジャンプであったとしても、教えたとおりに踏み切れていたり、新しいタイミングの跳び方でテイクオフが出来ていたり・・・というようなことがきっとあるんでしょうね。


こうやってインタビューを聞いていると、やっぱり私たちがジャンプ修正の是非についてあれこれ言うのは野暮という気がしますね。選手がそう決めたんだし、コーチも戦略を持ってあたっている。
そしてフランス杯の練習の様子と試合での演技を見る限り、彼らは正しい方向に進んでいますよね。それも予想よりずっと早く。

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NHK杯からこのフランス杯までが約1ヶ月、そして今から全日本までがまた1ヶ月。
真央選手にとっては良いペースかも知れませんね。こちらはまた「真央飢餓状態」に耐えなければならない日々が続くでしょうが、真央選手が自分の理想とするジャンプを確実に自分のものに出来るまで、結果に拘らずに応援していこうと思いますし、それが出来ると今は確信しています。
だって、ジャンプが失敗しても、おフランス的カメラアングルでスピンがシルエットだけ写されていても(笑)あんなに美しいと思える「フィギュアスケート」は私の中にないからです。

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焦らずに、怪我には気を付けて、全日本まで充実した練習ができますように。
そして全日本では、悔いなく今のすべてを出し切れますように。

頑張れ、真央選手!
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同門にして同郷・小塚選手と一緒に帰国。
小塚選手、ベージュのスーツケースに日の丸が入ってますね。五輪の時に支給されたものでしょうか?大きくて頑丈そうで、選手にはありがたいですね。
五輪の時のスーツもベージュでしたし、色はトータルコーディネイトだったんですね(笑)。

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またほっぺがマルマルになってる(笑)やっぱりマフラーと帽子のせいでしょうね(笑)
肩には小塚選手から20歳の誕生日にもらったという花柄バッグを提げてます。舞選手によれば真央選手はこのバッグをすごく気に入って、もらった当日から使っているとのこと。
プレゼントをあげた方としては、もらったその場で使い始めてくれたら、それは嬉しいですよね。私だったらすごく嬉しいですもん。プレゼントし甲斐があるというか。
ファンの方々からもらったジャージなどもさりげなく着ているということですし、真央選手はプレゼント上手(もらう方)ですね。


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真央帰国 気丈に「直すところ全くない」

 フィギュアスケートのフランス杯で5位に終わり、GPファイナル進出を逃した浅田真央(20=中京大)が29日、成田着の航空機で帰国した。

 敗戦のショックは見せず「本当に直すところは全くない状態。気持ちの問題なので、いつも通りにできるように考えて、練習したい」と強気に語った。世界選手権(3月、東京)切符のかかる12月の全日本選手権(長野)へ向けて、今後も拠点の名古屋と佐藤コーチのいる横浜で練習し、特別な合宿などを組む予定はない。「次の試合が自分にとってラストチャンスだと思う」と決意を口にした。

2010年11月30日 スポニチアネックス

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真央、短期集中練習で完全復活だ…フィギュア

 フィギュアスケートのGPシリーズ第6戦・フランス杯で女子5位に終わった浅田真央(20)=中京大=が29日、パリから成田空港に帰国。世界選手権(来年3月・東京)代表選考会となる年末の全日本選手権(長野)へ、佐藤信夫コーチ(68)と実戦を意識した短期集中練習に臨む。

 ジャンプの失敗が続いているが、「練習ではいい状態になっている。気持ちの持っていき方をいつも通りにできるように考えて練習したい」と精神面を強調。新横浜ではスケート教室らの生徒が見る前で試合を想定した練習を行い、45分~1時間の短期練習を繰り返して集中力を養う方針だ。また、世界選手権の出場可否にかかわらず、来年2月の四大陸選手権(台北)には出場する意向という。帰国前日の28日にはフランス杯のエキシビションに出演し、ショパンの音色に乗せた演技で会場を沸かせた。

2010年11月30日 スポーツ報知

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by toramomo0926 | 2010-11-30 18:52 | フィギュアスケート


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