真央選手、フランス杯のオフアイスを語る・その4 -浅田舞のスポ友!
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グランプリシリーズ・フランス杯直後(11月)の浅田舞選手による真央選手のインタビューも、4回目でついに完結。
最終回となった今回は、同じ佐藤信夫コーチに師事する小塚崇彦選手も少しだけゲスト出演?しています。


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浅田舞のスポ友! 浅田真央さん 4

■自分で何でもやるシーズン
 舞 バンクーバーオリンピックが終わって、もうすぐ1年たとうとしているんだけど、この1年はどうだった? 早かった?

真央 12月までって、スケートシーズンでいったら、今シーズンはまだ前半くらいまでしか終わってないじゃん。普通の1年は(1月の)四大陸から入って、(12月の)全日本までっていうのが、ひと区切りだけど、スケートの今シーズンはまだ半分終わっただけ。
2010年という一年で考えると、(五輪で銀メダルが取れて、世界選手権で優勝して)良かったなって思うよね。でも、後半は良くなかったかなって、思うけどね。でも、まだ今シーズンは、まだ半分しか、終わってないじゃん。後半が良くなるのが、当たり前だと、真央は今、思う。それは練習しているし、できなかった方がおかしいと思うから。

 舞 うん。次の全日本で、(世界選手権出場など、今シーズンの)全部決まると思うとどんな感じ? そこまでは深く考えてない?

真央 自分でやることを全日本でやったら、できるかなって思う。今まで通りしっかり練習して、一日も無駄にしなければ、たぶん、悔いも残らないと思う。全日本が(世界選手権への)ラストチャンスなので、そのチャンスを自分の経験で、少ない経験なんだけど、生かせれば、自分のものにできると思う。頑張るのみ。 

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 舞 NHK杯の時、真央が転んじゃった時にもファンの方から拍手が起こった。フィギュアスケートではあまりない光景だったね。

真央 「頑張って」ていう拍手。出ていく前とかも、フランス杯でもそうだったけど、たくさんの人が「頑張って」とか、言ってくれて、応援してくれるって自分の中でもすごくうれしいことだし、期待に応えられるように、頑張ろうって思う。だから、いい演技ができなくて、自分も残念だった。
たくさんの人に応援してもらっているので、自分も早くいい演技をしたいなって思っているし、佐藤先生には本当に急な指導の申し出だったけど、それでも受け入れてくださったので、恩返しができればいいなあと思っている。

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 舞 みんな、「真央ちゃんは大丈夫かな」って思っているけど?

真央 でも、練習はやっているから、いずれはできると思っている。

 舞 そうだよね。(SPの後の)あの涙は? やっぱ練習でできていたから、悔しかったんだよな。

真央 そうだよ。毎日、できていないと、真央はたぶん自信を持っていけないだよね。そこまで、完璧ではなかったから。

 舞 で、すぐ練習でしょ。気持ちの切り替えは大丈夫?

真央 うん。今から頑張らないと、気づいたら、全日本まであと1週間て感じになっているから。

 舞 二十歳になって、初めてのシーズンだけど。

真央 まだ、半分も終わってないから。これからだと思う。

 舞 そうだよね。二十歳になって、なんか変わったことありましたか。気持ちの面でも、何でもいいけど。

真央 今シーズンから自分で何でもできるようにというか、そういう風にやるシーズンだなって、思うけど。

 舞 案外、一人で楽しんでいる感じ?

真央 うん。


 舞 (同じ佐藤先生に師事し、一緒に練習することが多い、小塚)崇ちゃんとはどんな話をするんですか。

小塚 (インタビューを見学していて)どうでもいい話。

真央 そうそう。
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小塚 (フランスで)真央がティラミスを食べた時に、「(材料が)マスカルポーネチーズだって、知っていた?」って聞いてきて、インターネットで調べたり。

 舞 試合の前はどんなことを話した?

真央 全然、試合の話はしないの。

 舞 試合が終わってからも。

小塚 リンク以外で試合の話はしない。

真央 したくないよね。

 舞 確かに、確かに。二十歳になって、スケート以外のことをかじってみたいなとか、息抜きじゃないけど、料理を習おうとか、思わない?

真央 今はあんまり思わないかな。オフは週1回で取っているから。

 舞 週1回の息抜きといえば。

真央 おいしいものを食べる。週1回は我慢しないで。

 舞 今、一番したいことはないですか?

真央 温泉に行きたい。

 舞 やっぱりリラックスしたい?

真央 温泉に行って、日本巡りをしたい。田舎にいって、おいしいもの食べて、ゆったりしてみたいな。

小塚 ここ(豊田)も十分、田舎だよ。

真央 田舎だけど……。

小塚 リンクのないところに?

 真央 そう。でも、今はやるべきことは決まっているので、それをやらないといけない。そう、思っている。わかっているよ。

(終わり)

■ 一番つらいのは真央
  真央が一からジャンプをやり直そうと心に決めたのは、2月のバンクーバー五輪から帰る飛行機の中ででした。すぐに4年後のソチ五輪を見据えたことに私は驚かされました。体に染みついたジャンプを一からやり直すことは容易ではありません。
 真央は、楽しみにしていた20歳の誕生パーティーも辞退して、練習に打ち込んできましたが、GPシリーズで良い結果を残すことはできませんでした。「真央なら必ずできる」。そんな気持ちで見守っています。
 五輪翌シーズンぐらいは、「試合を休んだら」という周囲の声もあります。だけど、真央はミスが続いても出場を続けています。一番つらい思いをしているのは真央です。私はそんな姿を見て、真央を支えるために何ができるのか、もっとたくさんのことを学ばなくてはいけないと思っています。

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全日本が終わって、真央選手が素晴らしい演技を試合で出すことが出来た今、このインタビューを振り返ると感慨深いものがありますね。
真央選手の「たくさんの人に応援してもらっているので、自分も早くいい演技をしたいなって思っているし、佐藤先生には本当に急な指導の申し出だったけど、それでも受け入れてくださったので、恩返しができればいいなあと思っている」という言葉にはちょっとじーんとしましたね。信夫&久美子コーチに是非聞かせたい(涙)
そして、「そんな姿を見て、真央を支えるために何ができるのか、もっとたくさんのことを学ばなくてはいけないと思っています」と綴っている舞選手の妹を思う気持ちというか、もう「献身」と言っていい愛情というのも・・・すごい、素晴らしいと思いました。浅田家は家族愛がすごいですね。そういう家族のサポートを受けて、安心できる場所があるから真央選手は思い切り競技を頑張れるんだろうと思います。
小塚選手とは「どうでもいい話」を延々するんですかね(笑)「はなまる」でも小塚選手は真央選手との会話について「内容が濃くない」って話してましたね。そして「リンクを出たら試合(スケート?)の話はしない」と。
それは自然にそうなるんですかね。やっぱり練習も一緒ですし、そういう風に自然にメリハリをつけて、気分転換をうまくはかっているんでしょうね。


真央選手にとって大きなヤマを越えたと言っていた全日本を経て、四大陸選手権ではまたどれだけの進化を遂げているか、演技が楽しみになってきました。
出場選手も日本からだけで高橋選手、小塚選手、羽生選手、真央選手、安藤選手、鈴木選手というすごいメンバー。表彰台男女ともに日本選手が独占というのも夢ではありません。
是非体調に気を付けて、全員が素晴らしい演技ができますように!


<参考リンク>
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<関連コラム>
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小塚崇彦選手、「はなまるカフェ」に出演  2011年1月13日
真央を支えた人々-新聞報道等より  2010年12月27日
by toramomo0926 | 2011-01-21 20:11 | フィギュアスケート


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