米国ユニバーサルスポーツ解説での「愛の夢」:四大陸選手権
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2月に台湾で行われた四大陸選手権。
アメリカのトップ選手が多数出場しながら、アメリカで放映された動画が全く上がってこないのを不思議に思っていましたが、米国Universal Sportsの解説がやっとあがってきましたのでご紹介します。

*4/3 後記あり。



Mao Asada 2011 4CC FS (Universal Sports)


ただ、解説者の方の「彼女はジャンプを修正してきたが、私には違いがよく分からない」という発言はちょっと驚きました。
これは額面通り受け取ると「修正前と修正後でどこが変わったのかわからない」ということになると思うのですが、そうなんでしょうか。だとしたら、プロの解説者としては驚くべき発言だと思います。
日本の解説者や実況は時々「・・・は?」ということを口にしますが、アメリカの方々は正確で緻密な目と愛情を持って選手の演技を見ているプロと呼べる方が多いと考えていたからです。
素人目にも、真央選手のジャンプは修正後かなりスムーズになっているのがよくわかります。ジャンプ前、助走の時に身体が動かない時間が短くなり、跳ぶ直前に高く跳ぼうとして不自然にググッと身体をかがめてしまう癖も殆どなくなっています。そのためジャンプ後のスピードが失われず、これまでの高さに加えて流れと幅のある理想的なジャンプに近づいているように見えることは、彼女の演技を見てきている方ならすぐにわかることだと思われるのですが・・・。
また、エッジエラーを取られていたルッツに関しても、修正はまだ完全ではありませんが以前のようにわかりやすいインエッジではなくなり、それに比例して減点もこの度の四大陸ではかなり少なくなっていました。以前は1.5~2点近く減点されていたのが、今回は0.5程度の減点で済んでいます。

(後記:解説は五輪金メダリストのタラ・リピンスキーだということです。なので、プロの解説者ほど全ての選手の演技を細かくは見ていないのかもしれません。
でも彼女はジャンプというか、技術的なことを大きな武器にして来た選手だった人です。それでわからないのかなあ・・・という疑問は残りました。)



浅田真央のジャンプ矯正前、後の比較



J Sports Plusで解説されていた杉田秀雄さんも、「特に前半の動きが身体を大きく使っていて素晴らしい。『うわー、うまくなったなあ』という感じ」という解説をされていたのも記憶に新しいです。


J Sports Plusでの放映(解説:杉田勝男さん・実況:小林千鶴さん)



しかし、この試合は真央選手の「カムバック」を強く印象付けたようですね。世界選手権への期待も世界的に高まっていると思います。
プレッシャーもあると思いますが、真央選手はそれ以上に「変わった自分を見せたい」というワクワクした気持ちでいるはずです。また、被災した方を少しでも自分の演技で励ますことができれば、という強い気持ちを持っていると思います(これは全ての日本選手に言えることですね)。

世界選手権はロシアで開催、日程も変更になりましたが、J Sports Plusで全日程を放映することが決まったそうです。まだ細かいスケジュールは公開されていませんが、これもフィギュアファンにとっては朗報。
24日からの世界選手権を楽しみに待ちたいと思います。


<参考リンク>
「ISU世界フィギュアスケート選手権2011」代替開催の放送について -J Sports Plus 2011年3月28日

<関連コラム>
動画のご紹介 -浅田真央選手「愛の夢」の道程  2011年2月25日
安藤美姫選手・浅田真央選手ワンツーフィニッシュ! -四大陸選手権・女子フリー  2011年2月20日
by toramomo0926 | 2011-04-02 21:39 | フィギュアスケート


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