小塚崇彦選手銀メダル、日本は来季出場権3枠を確保 -2011世界選手権・男子フリー
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世界選手権男子フリーが終了しました。
パトリック・チャン選手が280.98という、これまた銀河点といえる世界最高得点でぶっちぎり優勝。昨日のショートプログラム(SP)で既に2位を10点以上引き離していた為、事実上今日は銀メダル争いという色合いが濃かったのですが、なんというかいろんなことがあった日でしたね~(笑)。
その中で動揺せず、冷静に自分の演技に集中しきった小塚崇彦選手が、今季最高といえるパーフェクト&クリーンな演技でSP6位から銀メダルを勝ち取り、見事日本男子4人目の世界選手権メダリストとなりました。
本当に、本当におめでとうございます!!!

ISU World Figure Skating Championships 2011 -順位と得点詳細、タイムスケジュール。
男子予選は「Preliminary Round Men」の種目名で表示されています。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Score」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。




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小塚 銀メダル!高橋 不運…靴のビス外れ5位に終わる 世界フィギュア第4日

 フィギュアスケートの世界選手権第4日は28日、モスクワで行われ、男子ショートプログラム(SP)で6位だった小塚崇彦(トヨタ自動車)は4回転ジャンプを決めるなどの好演技を見せ、180・79点と高得点をマークし合計でも258・41点で2位となり、銀メダルを獲得した。

 SP3位だった前回王者の高橋大輔(関大大学院)はフリーの演技中に靴のビスが取れるアクシデントもあり、4回転ジャンプなどでミスが相次ぎ152・72点、合計232・97点で5位となり、連覇はならなかった。SP2位の織田信成(関大大学院)はフリーでジャンプ違反で得点を伸ばせず、187・96点、合計232・50点で6位。

 SP首位のパトリック・チャン(カナダ)が2度の4回転ジャンプを成功させ、フリーでも187・96点、合計280・98点でトップ。チャンはSP、フリー、合計のすべてで世界歴代最高点を更新し、堂々の優勝を飾った。

 ▼小塚崇彦の話 いつかは取りたいと思っていたメダルがやっと手に入ってうれしい。練習したすべてのことを出そうと思った。満足いく演技だった。世界選手権の表彰台は本当にいい場所だと感じた。

 ▼パトリック・チャンの話 現実ではないみたいだ。信じられない。パフォーマンスにとても満足している。4回転ジャンプを2回成功できたことを誇りに思っている。本当は(合計)300点を出したかった。

 ▼ 高橋大輔の話 かかとのビスが外れてしまった。かかと(のエッジ)が抜けて駄目だなと思った。自分の力のなさ。これで(現役)最後として締めくくりたくない。ソチ(冬季五輪)までもう一回頑張ってみようかなと思った。

 ▼織田信成の話 4回転ジャンプが抜けて、3回転になってしまった。(この結果は)何とも言えない。すごく緊張していた。演技自体はそれほど悪くなかったが、体が動いていなかった。無欲で自分の演技をしようと思った。

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SPの勢いのまま、パトリック・チャン選手が優勝しました。
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彼についての私の意見はSPの時に書いたので、ここでは繰り返しません。
彼のフリーを見て、改めて巧い選手だなと思いました。しかしやはり私には彼が何故ここまで他選手を引き離した点数を出せたのかはよくわかりません。
そして彼のスコアシートを見ると、フリーでは更にPCS(演技構成点)において10点満点を出した項目が増えていました。
スケーティングスキルやトランジション(技と技のつなぎ)などにつくならわかるんですが、「Performance/Execution」(演技力)や「Interpritation」(音楽の解釈)の項目で10点がついているんですよね。まあ、スケーティングスキルに付けている人はいるんですが。
彼は技術はあっても表現力について褒められているのは聞いたことがないし、彼に演技力や表現力が、しかも10点満点を付けさせるほどの能力はないと感じるので、ちょっと不思議でした。
来季以降の彼の点のつき方はどうなるんでしょうね。キムヨナ選手のように一度インフレしてしまうと歯止めがきかなくなりそうな気がします。いきなりこんなに振り切ってしまったら、後戻りできなくなるんじゃないでしょうか。すごく心配ですね。


Paatrick Chan 2011 World Championship FS -Phantom of the Opera



小塚崇彦選手が今季最高のフリーを見せてくれました!日本男子4人目の銀メダリストです!!!
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世界フィギュア:足元に集中、会心の演技…「銀」の小塚

 28日のフィギュアスケート世界選手権。SP2位の織田、3位の高橋が相次いでフリーで倒れ、崖っぷちに立たされた日本男子。その危機を救ったのは、今季の全日本王者、小塚だった。SP6位と日本勢で最も出遅れたが、フリーでほぼノーミスとなる会心の演技。「本当にうれしい。これ以上にできる演技はない」と充実感に浸った。

 冒頭の4回転トーループから成功を予感させた。2.29点の出来栄え点は、優勝したチャンの同じジャンプを大きく上回った。その後も波に乗り、八つのジャンプはすべて成功。チャンは中盤に跳んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で減点されたが、小塚はすべての演技で一点も減点されなかった。

 日本は世界ランキングで最も低い選手1人が予選に回る必要があったため、予選に出た小塚はこれで3試合目。「そりゃあ、試合は疲れますよ」と笑ったが、フリーで有終の美を飾った秘訣(ひけつ)は、精神のコントロールにあったという。

 「SPはやる気が出過ぎて、気持ちが焦っていた」と分析。この日は「足の上に自分の気持ちを置いて、ストップをかけることを心掛けた」という。だから、大一番でも気持ちがブレなかった。

 東日本大震災への追悼の意味を込め、氷の上に日の丸を映す演出などがあった前日の開会式に感銘を受けた。「ロシアの人々に愛をもらった。演技を通じてその愛を感じてもらえたら」と小塚。被災地にその思いを向けられたことが、何よりもうれしい。【モスクワ芳賀竜也】

2011年4月28日 毎日新聞

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「とても幸せです」目尻下げる名伯楽
 小塚を幼少時から指導する佐藤信夫コーチは「とても幸せです」と教え子の活躍に目尻を下げた。

 6位と出遅れたSP後には「思い切りやるしか道はない。欲を持たず、ここから頑張れ」としっ咤したという。時には雷を落とす名伯楽も、この日ばかりは「大舞台でここまでできたのは、練習の裏付けがあったから。褒めてあげたい」と笑みが絶えなかった。

2011年4月28日 スポニチアネックス

息子の銀に“スケート一家”歓喜/フィギュア
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 28日にモスクワで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、男子の小塚崇彦選手(22)=トヨタ自動車、中京大大学院=が初の表彰台となる銀メダルに輝いた。祖父、両親が元選手というスケート一家に育った小塚選手。愛知から応援に駆けつけた両親は、息子の勇姿に目頭を熱くした。

 1968年グルノーブル冬季五輪代表の父、嗣彦さん(64)は「震災の影響で調整が難しい中、よく頑張った」とねぎらい、全日本選手権のアイスダンスで準優勝したことがある母、幸子さん(55)は涙を拭いながら「本当に落ち着いていた」と話した。

 甘えん坊の一人っ子に今季から変化が生まれた。単身で北米合宿に行くようになり、自主性が出てきたという。2014年ソチ五輪ではエースとの期待もある息子の快挙に、嗣彦さんは「また一歩先を目指してほしい」と期待した。(共同)

2011年4月29日 サンケイスポーツ

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これはいい写真!リンクでガッツポーズする小塚選手の後ろに思い切りバンザイして喜ぶ佐藤コーチ夫妻の姿が見えます。

彼がSPで6位となったとき、正直表彰台はかなり難しくなったと思いました(すみません)。そして同じグループでチャン選手が圧倒的な点数を叩きだし、ガチンスキー選手が若いのにきっちりとまとめあげ、織田信成選手がまたしてもザヤックルールに沈んだ。そして何より、高橋大輔選手の靴のアクシデントがあり会場が多少ざわつく感じだったので、小塚選手が動揺しないかとすごく心配でした。

しかし、彼は草食っぽい見た目の中に、すごく芯の強い、男らしい面を秘めていますね。落ち着き払ってプログラムを滑り切り、最高にクリーンで美しい4回転トウループ(4T)を皮切りに全てのジャンプを決め、スピンでは全てレベル4を獲得。最初の4Tとトリプルアクセル(3A)はどちらも2点以上のGOE(出来栄え加点)を得ました。更に、全ての要素において、ジャッジは全員GOEで1点以上をつけ、減点どころか基礎点のみとしたジャッジは一人もいないという素晴らしい出来で、技術点のみではチャン選手を上回っていました。
まさに「神演技」な出来栄えに小塚選手も手ごたえを感じていたようで、最後のスピンの途中で笑顔がこぼれ、終わった瞬間ガッツポーズが出ました。

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驚きすぎ(笑)

あの状況であんなに集中した演技が出来たことは彼にとって本当にすごい経験という財産になるし、ジャッジも彼への評価が来季以降更に高まるのではないかと思います。五輪を経験して、そこで良い演技をしたことで、ジャッジから彼への信頼のようなものが増したように見えていましたが、更に来季は躍進してくれると思います。
これでまたオフはテレビ番組出演が増えるかもしれませんね(笑)チャリティアイスショーもあるし怪我に気を付けて、充実したオフを過ごして下さい。そして来季また素晴らしく美しい滑りを見せてくれるのを楽しみにしています。

おめでとうございます。そしてお疲れさまでした!!

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Takahiko Kozuka 2011 World Championship FS -Piano Concerto #1

解説の杉田さんもなんかいつもより感情移入してますね。本当に素晴らしい演技でした。
このプログラムは大好きだったので、これで見おさめになるのは寂しいですね。


3位には地元の声援を背にベストな演技をしたアルトゥール・ガチンスキー選手!!
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正直、上位陣が崩れたという要因はあったと思いますが、4回転を決めての17歳での表彰台乗りは立派です。ホスト国から出場の唯一の選手として、立派に責任を果たしたと思います。
そしてあの落ち着きぶりと確実な試合運びは、これから脅威となりそうですね。ミーシンコーチがついていますから、ますます素晴らしい選手に成長すると思います。
シニアデビューの彼にとって大きな自信と実績を手にしました。これからも頑張って下さい!!

Artur Gachinski 2011 World Championship FS -The Bolt



4位はミハル・ブレジナ選手。
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4回転も2度決めたし、これはすごいと思って見ていたのですが、終盤2つのジャンプ転倒が痛かったですね。パーフェクトなら3位は入れ替わっていたかもしれません。
ですがシーズン序盤は怪我のためにグランプリシリーズをスキップするなど大変なシーズンだったとのことなので、4回転を跳んでの4位は本当に立派です。おめでとうございます!
来季はフリーを変えてくるでしょうし、新たな彼を見るのが楽しみですね。




5位は高橋大輔選手。
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高橋 靴壊れるアクシデント…「ソチまでもう一回頑張る」

 思わぬアクシデントに見舞われた。高橋は冒頭の4回転が1回転になって着氷するとスケート靴の異常を訴え、演技を中断してジャッジ席へ。修理を施して再びリンクに戻り、途中から演技を再開したが、中盤以降でジャンプの転倒や着氷の乱れが続いた。逆転での2連覇はおろか、メダルも逃げていった。

 ビスの締まり具合は毎晩確認していて、前夜も異常はなかった。「今まで試合では一度もなかった」という事態。「運が悪かったのか分からないけど、仕方ない」とつぶやき、苦笑いを浮かべるのがやっとだった。

 演技後、高橋は「かかとのビスが外れてしまった。かかと(のエッジ)が抜けて駄目だなと思った。自分の力のなさ。これで(現役)最後として締めくくりたくない。ソチ(冬季五輪)までもう一回頑張ってみようかなと思った」と、ソチへの意欲を見せた。

2011年4月28日 スポニチアネックス

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最初の4Tを跳ぶ時に大きくジャンプが抜けてしまい、びっこを引くような仕草をしたので怪我をしたのかと青くなりました。
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ジャッジに状況を説明しに行きます。

靴にブレードをはめているビスが緩んでいたことが判明しリンクサイドでビスを締める作業が行われましたが、その様子を思い切り茶化したように真似ているISUのチンクワンタ会長の姿がカメラに抜かれていました。
続いてその様子を見た会場のお客さん(日本人?)が大爆笑しているのが映りましたが、私は正直チンクワンタ会長の姿を見て不快な気持ちになりました。少なくとも試合の主催組織の長がやることではありません。
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ビスを締める仕草をしているチンクワンタ会長(上)カメラに気づき憮然としています。(下)

デフォルメしたビスを締める仕草はちょっとバカにしているように見えましたし、あのような要職に就いている人間(しかも客としてではなく仕事として来ている)にしてはひどく品のない振舞いでした。カメラに撮られているのに気づいてからはバツの悪そうな顔をしてすぐに平静を装っていましたが、見ていてあまりいい気持ちはしませんでした。

高橋選手は演技に戻ったあとすぐに3-3を決めるなど集中を切らさない演技をしましたがやはり点は伸びずに5位となりました。悔しかったと思います。
終了後のインタビューでソチ五輪まで競技を続ける可能性について初めて言及しました。彼の現役の演技を長く見られることはファンとしては嬉しいのですが、こういう形でというのはやはり残念ですね。昨年みたいに「自分はもっとやれる」と欲が出てきてのことならもっと喜べたのですが・・・。
今季はいろいろとアクシデントなどが多く精神的にもモチベーションを保つのが難しいシーズンだったと思いますが、これからゆっくり体を休め、ケアを充分にして、また来季圧倒的な演技を見たいと思います。
あなたの演技を見たい人は世界中にまだまだいます。是非頑張ってほしいと思います。
お疲れさまでした。


Daisuke Takahashi 2011 World Championship FS -Invierno Porteno



織田信成選手はSP2位から6位に沈みました。
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織田またも…トーループ3度跳びジャンプ違反に

 前回大会はSPで28位に沈み、滑ることもできなかったフリー。雪辱の思いと「初のメダルを取りたい」と意欲をかきたて、好位置でフリーに臨んだSP2位の織田だったが、痛恨のミスでメダルは逃げていった。

 過去にもあったミスを、また犯してしまった。同じ種類の3回転ジャンプは2度までしか跳べないが、トーループを計3度跳んでしまった。このためトリプルアクセル(3回転半)と3回転トーループの連続ジャンプは違反で0点に。美しく決まり、10点以上の得点が期待できた大技で、痛すぎる取りこぼし。出場5度目の24歳は、またも苦い思いを残した。

2011年4月28日 スポニチアネックス

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織田選手は日本男子で一番メダルに近いところにいました。また、4回転は跳べなかったにしろ他のジャンプは全て決めており、本人が言うように出来はよかったのです。
それなのにまたしてもザヤック・ルール違反(同じジャンプを3回以上跳ぶ)をするミス。
演技終了後、日本スケート連盟の方がリー・バーケルコーチと「またやった・・・」という感じで目で会話していたのが、見ていていたたまれませんでした。
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4Tを入れていてもその場の状況で3Tにしてしまうというのは充分に起こりうる状況です。そうなった時にはどういう構成にしてザヤックを防ぐかというシミュレーションはしていないのでしょうか。それは当然やるべきでしょう。
4Tが3Tになってしまったらこういう構成にする、という「プランB」的なものをあらかじめ決めておけば、3Tとなった時に「それではプランBを」という形ですぐに切り替えてできるし、動揺も少なくなるでしょう。
そういうことはやっていないのでしょうか?やってないとすれば世界トップを取ろうとする選手の戦略としては杜撰としか言いようがありませんし、やった上で頭が真っ白になってしまうのなら、何らかのメンタルトレーニングは絶対に必要になります。
彼は同じ失敗でもう何度も優勝を逃し、一度は五輪出場権まで逃している。いい加減この失敗だけはもう繰り返さないようにしないと、本当にまずいと思います。
今季の小塚選手の躍進と全日本タイトル奪取、そして今大会でメダルを得たことで、完全にもう日本の二番手は織田選手ではなく、小塚選手に代わったと思います。そしてすぐ下には伸び盛り、来季必ず躍進すると思われている羽生選手が控えている。そしてどの試合でも、どんなに多くても選手枠は3までしかありません。
このようなミスを繰り返しているようでは、来季以降彼が重要な試合の出場枠に入れなくなる危険さえあります。父親にもなりましたし、危機感を持ってほしいと思います。

Nobunari Oda 2011 World Championship FS -Piano Concerto 1&2



7位にフローラン・アモディオ選手。
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彼にとって大躍進のシーズンでしたが、最後ちょっと疲れてしまいましたね。世界選手権フリーの緊張感というのはやっぱりすごいのかもしれません。彼は最終滑走でしたしね。
それにしても気になったのは、音楽に歌詞が含まれていたことです。
彼はこのフリーの曲と演技を、エキシビジョンでも行っています。試合の時はボーカル(歌詞)付きの曲を使うと減点されてしまうのでボーカル抜きのものを使い、エキシビジョンでは歌詞の入ったものを使っていました。
しかし今日流されたのは、歌詞付きのものだったのです。本田武史さんも不思議がっていましたね。
でも、スコアシートを見るとDeduction(減点)は0点になっています。どういうことでしょうね?
もしかしてアモディオ選手サイドではなく、運営側が掛ける曲を間違えたということなんでしょうか。そうだとしたら大問題ですけどね。
今回の演技は、彼のベストと比べると躍動感や人を引き付ける力が弱かった。そうなるとあのプログラムは「お休みどころ」だけが悪目立ちしてしまいます。解説でも指摘されていましたが、今後はモロゾフコーチも含めてそのような所も見直していってほしいですね。まだ若いんだし、体力はありそうですから、もっとタフなプログラムをパワフルに滑る彼が見たい気がします。
お疲れさまでした!!


Florent Amodio 2011 World Championship FS -Michael Jackson Medley



ブライアン・ジュベール選手は8位、世界選手権連続メダル獲得の記録はついに途切れてしまいました。
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小林千鶴さんによれば、今季彼は技術的にいろいろと改造している途中なのだそう。ジュベール選手自身「復活するのはわかっているけど、それは今年ではない」と話していたのだそうです。
彼がこのまま1~2年のうちにキャリアを終えてしまうのではないかと心配していたのですが、まだ彼の中には炎が残っているようで嬉しい。
今季はちょっと元気がなかったけど、来季その改造を軌道に乗せて、また彼らしい王者の滑りが戻ることを楽しみにしたいと思います。
今季の彼のフリーはベートーベン。彼のようなスケールの大きい選手には、こういうダイナミックな曲がよく合います。最近わりとクラシックから離れた曲を選ぶことが多かったけど、是非こういう正統派も追求していってほしいと思います。
本当にお疲れさまでした!来季絶っっ対に戻ってきて下さいね!!!


Brian Joubert 2011 World Championship FS -Symphony No. 9



こうやって書いていくときりがない感じなのですが、その他アメリカの新星リチャード・ドーンブッシュ選手の滑りは可能性を感じましたね。
あとスペインのハビエル・フェルナンデス選手!!彼の滑りは本当に滑らかで、4回転も跳べるし来季以降ブレイクの予感がします。モロゾフコーチの教え子ということで、安藤美姫選手とTwitterでやりとりしているのを見たことがあります。
あと嬉しかったのは、デニス・テン選手が復活してきていること。一時ジャンプ調整に苦しみバラバラになってしまっていましたが、以前の美しいジャンプが戻って来ました。彼もガチンスキー選手同様、見る度に大人になっていて驚きます。彼の来季の演技も非常に楽しみですね。

表彰台の顔ぶれを見ると、いよいよ世代交代の時期かという予感をさせるものになっていますが、伸び盛りも、勿論ベテランも、まだまだお互い高い所でしのぎを削っていって欲しいですね。
選手の皆さん、本当にお疲れさまでした!!来季も素晴らしい戦いを期待しています。
そして小塚選手、世界選手権銀メダル本当に本当におめでとうございます!!

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***おまけ***

バックスペースで小塚選手と抱き合う高橋選手。
小塚選手が最後にハグしようとしている方は誰なんでしょうね?


<関連コラム>
2011世界選手権、男子SP  2011年4月27日
by toramomo0926 | 2011-04-28 23:14 | フィギュアスケート


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