小塚崇彦選手、被災地を訪問
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小塚崇彦選手が日本スケート連盟の橋本聖子会長、バンクーバー五輪スピードスケート代表の及川佑選手(大和ハウス)、ショートトラックの桜井美馬選手(早大)とともに被災地の仙台市を訪れ、震災についての説明を受けると同時に学生のみなさんと交流をもちました。




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小塚選手ら被災地訪問=橋本会長も各所で激励―スケート

 フィギュアスケートの小塚崇彦選手(トヨタ自動車)、日本スケート連盟の橋本聖子会長らが2日、東日本大震災で被災した仙台市の各所を訪れ、被災者を励ました。
 先の世界選手権で銀メダルを獲得した小塚選手は、バンクーバー五輪スピードスケート代表の及川佑選手(大和ハウス)、ショートトラックの桜井美馬選手(早大)とともに、津波の被害を受けた同市宮城野区の高砂中学校や避難所を訪問。写真撮影やサインに応じるなど被災者と交流した。
 小塚選手は「建物に亀裂が入っているのを見て、大変な地震だったと改めて実感した。それでも被災された方々から元気をもらって、僕自身も頑張らないとと思った」と神妙な面持ち。
一行は宮城県でスケートに打ち込む若い選手たちとも面会。激励を受けたフィギュアの羽生結弦選手(宮城・東北高)は「会長や小塚選手に直々に足を運んでもらって感謝しています。(震災を)マイナスと考えず、レベルアップしたい」と話した。

2011年6月2日 時事通信

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小塚 避難所や学校を慰問「支援を風化させない」
 4月のフィギュアスケート世界選手権で銀メダルに輝いた小塚崇彦(22=トヨタ自動車)が2日、日本スケート連盟の橋本聖子会長(46)らとともに仙台市内の避難所や学校を慰問した。

 約7時間で5カ所を回り、小塚は「元気を分けるつもりが逆にもらった。復興に10年、20年とかかると思うので(支援の動きを)風化させないようにしたい」と話した。

2011年6月3日 スポニチアネックス

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スケートの小塚選手ら被災地慰問 地元選手も激励

 フィギュアスケートの世界選手権で銀メダルに輝いた小塚崇彦選手や日本スケート連盟の橋本聖子会長が2日、東日本大震災で被災した宮城県を訪れ、仙台市内の避難所や学校を慰問した。一行は、ほかにバンクーバー冬季五輪に出場したスピードスケートの及川佑選手とショートトラックの桜井美馬選手。幼稚園児と一緒に遊んだり、フィギュア男子で期待の羽生結弦選手(16)ら練習場所を失った地元選手を激励したりした。

2011年6月2日 共同通信

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「津波が胸のあたりまで来た」という説明を受ける3人。

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小塚選手は以前こんなことも語っていました。

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小塚 世界選手権の銀賞金で物資届ける!
 フィギュアスケートの世界選手権に出場した日本代表のうち5選手が3日、モスクワから帰国した。

 男子で銀メダルを獲得した小塚崇彦(22=トヨタ自動車)は賞金の2万7000ドル(約220万円)を東日本大震災の被災者のために寄付することを明言。「赤十字社を通じて、だと寂しいので自分で物資などを配れたら」と被災地に自ら足を運ぶ計画も明らかにした。

 7日には愛知県内で自らが中心となって企画したチャリティーのアイスショーも実施する。リンクの被災で練習ができない東北地方のスケーターたちにも「滑るだけがスケートの練習じゃないので、リンクから離れた練習をやって、レベルアップをしてほしい」とエールも送った22歳の新エースは「来季はSPで1回、フリーで2回の4回転が入れられるように練習していきたい」と自らのレベルアップも誓った。

2011年5月4日 スポニチアネックス

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今回支援物資は届けられたのでしょうか?それとも、アイスショーの時にみんなでやるのでしょう
か?どっちもかな。いずれにしても現役のアスリートが多忙の中このような活動に積極的に取り組むのは素晴らしいことですし、ある意味必要な事だとも思いますね。
羽生選手とも会えたようで、よかったですね。羽生選手自身の言葉にも心を動かされました。「震災をマイナスと考えず、レベルアップしたい」なんてなかなか言えることじゃないですよ。しかも彼は今年17歳という年齢なのに。
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小塚選手の言うとおり、復興には数十年単位の年月がかかることでしょう。ニュースなどで映像を見るたび、その土地の歴史も人のつながりも、文化も、全て奪われてしまったんだというやりきれない気持ちになります。
ですが復興を誓って、被災地では毎日懸命に頑張っています。それを出来る限り普通に生活出来ている人たちは支援していくべきですよね。私の自宅のある地域もかなり被害を受けましたが、自分に出来ることを少しずつやっていきたいと思っています。

TV等で試合や活躍を見て憧れていたトップアスリートが被災地を訪れることは、そこで生活する方々にとってきっと大きな励ましになることでしょう。
しかし、震災のショック状態が続く現在だけでなく、これを継続させていくことが大事です。
見た目は「だいぶよくなった」と思える状況になったとしても、生活という細かいことの積み重ねにおいてはまだまだ、という事態がこれからいろんなところで起こるでしょう。小塚選手の言葉を借りるなら「支援の動きを風化させないように」することが非常に重要です。
少し前にあった「タイガーマスクランドセル贈呈」みたいな「ブーム」的にボランティアや義援金が終わることのないよう、長い目で手を差し伸べて行くことが大事だと思います。

小塚選手をはじめとしたアスリートや有名人の方々が継続して活動してくださることで、被災地が忘れられ、置き去りにされることを防げるのではないかと思っています。
被災者のひとりとして、本当に感謝しています。
ありがとうございました。


報道

後半には伊藤みどりさんのニュースも。





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by toramomo0926 | 2011-06-03 09:30 | フィギュアスケート


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