「浅田真央Book For Charity」届きました!
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週末実家に戻っていて先ほど帰宅したのですが、ポストに「浅田真央Book For Charity」が届いていました。


追加の予約販売を7月13日(水)17:30まで学研特設サイトのみで受け付けています。
今回予約受け付け分の発送開始予定は、8月11日(木)以降になるとのこと。

*書店・ネット書店での販売は行いません。学研の特設サイトからの予約のみ、完全予約限定出版となります。

下記のバナーより、特設サイト(学研)にジャンプできます。
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バナーからの移動がうまくできない方はこちらからどうぞ。
浅田真央 Book for Charity -学研




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本としては薄めなので、一気に読めてしまいます。でも一アスリートの一年を追ったものとしては、内容の濃いものだと思います。構成が立体的というか、真央選手本人だけでなく彼女を取り巻くさまざまな方々から話を聞いていて、ひとつひとつのトピックがすごく厚みを持ってリアルに伝わってきます。
そしてその内容も普通のスポーツ誌や新聞記事、TVインタビューなどでは殆ど聞くことのできない彼女自身の心情や、彼女の周りで支えた選手やコーチ、家族から聞いた話がたくさんあり、ニュースなどで見聞きした彼女の試合や状態についての背景がとてもよくわかる。
「ああ、あの時はこういう状況だったんだ」というのを臨場感を持って読むことが出来ます。それは「浅田選手は○○大会に出場、こういう結果でした」ということだけでは測れないものです。
また、浅田真央という選手がTVで見る天才スケーター、トップアスリートという非現実的な存在でなく、血の通った人間であるという重みみたいなものが伝わってきて、彼女の努力と信念、そして彼女が身を置いているフィギュアスケートという世界の厳しさも、手でさわれるのではないかと思えるほどの実感を伴ってこちらに迫ってきます。読んでいて非常に興味深いものでした。
普段「真央ちゃん」としてしか真央選手を知らず、五輪や全日本くらいしかフィギュアをご覧にならない方も、これを読めばかなり「スポーツとしてのフィギュア」に興味をもたれるのではないかと思います。

そして本書では国際ジャッジの資格と経験を持つ杉田秀男先生と藤森美恵子先生が真央選手の現在の状況と取り組み、そして目指すものについて非常にわかりやすく教えてくれていて、ずっとフィギュアスケートを熱心に追っているファンの方にも読み応えのあるものになっています。
真央選手は今季成績だけを見ればふるわなかったけれども、彼女のやっていることには意味があり、このままいけば絶対に良い結果が得られると確信できました。本人やコーチだけでなく、ジャッジの目から見ても今季の彼女の成長は著しく、まだまだ「伸びしろだらけ」だと思えるというのですから。

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今取り組んでいるジャンプやスケーティングなどの修正を行わなくても真央選手は世界女王に2回なり、五輪銀メダルを取った選手ですし、そのままトップスケーターとして現役を終えるまで過ごすことはできたでしょう。
でも、このまま佐藤コーチ、小塚コーチと練習を積み重ねて向上していけば、きっともっと「すごい」選手になるでしょう。それは間違いありません。
今は本人も苦しいでしょうしマスコミは結果だけを見て「スランプ」と書き立てるでしょうが、修正に踏み切らなかった真央選手よりもずっと素晴らしい選手、スケーターとしてフィギュアスケートの歴史とファンの心に「浅田真央」の名前とその演技を刻み付けることができるだろうと思っています。

ただし、その歩みはひどくゆっくりとしたものになることは、見る側、応援する側も覚悟が必要です。
来季も、真央選手にとって決して易しいシーズンではないでしょう。今シーズン同様試行錯誤が続くでしょうし、マスコミは「ピークを過ぎた選手」というニュアンスで記事を書くこともあるかもしれません。
でも、この本を読んだ方ならきっと、誰が何を言おうとも真央選手を信じて待ち、応援することが出来るのではないかと思います。彼女は無駄なこと、やらなくていいことをしているのではなく、その成果は「不調」と言われ続けた昨シーズンから、既にじわじわと出て来ているということがすごく腑に落ちる内容だからです。

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東日本大震災の被害については、彼女は本当にショックを受け、心を痛めたようですね。著者である吉田順さんとのインタビューでも、その話になると何度も目頭を押さえていたということでした。
でも「失敗を恐れず、思い切って挑戦する」ことを誓ってモスクワに旅立ったそうです。

「もちろん、失敗することを前提に試合をするわけではないんですけど、でも、失敗を恐れずに前に進むってことは、今回の場合、特に大切だなって感じていたんです。もし失敗しても、また自分が立ち上がる姿を、被災地の方たちに見てもらえる。だから、絶対に失敗は恐れないで、とにかく思い切って挑戦しようって、心に決めていました」という言葉はしびれました。
真央選手は見た目にも明らかに痩せてしまって、体調が悪いというか体力が落ちてしまっているように見えました。あの体でアスリートレベルの運動をするのは危険なのではないかと思ったほどです。
でも、真央選手はトリプルアクセルから逃げなかった。結果よりも、私はそのときの真央選手の姿が今年の世界選手権で一番心に響いていたので、やっぱり真央選手は並々ならぬ思いであの身体でアクセルを跳んだんだなあ、と読みながらしみじみと感動していました。

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佐藤信夫・久美子コーチご夫妻の真央選手への思いや温かいまなざし、真央選手にものすごく可能性と魅力を感じていることもよくわかりましたし、小塚嗣彦コーチのエッジ研磨についての話は、前著「浅田真央 さらなる高みへ」同様にすごく面白かったです。こういう話はまず他の媒体では見聞きできないので、興味深かったです。無駄なものが一切ない、中身の濃い本でした。

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チャリティだからということで購入する方にも、非常に興味深く読める本だと思います。こういう本や内容がもっと表に出てくると、フィギュアスケートのファンの底辺は更に広がるんじゃないかと思いますね。
この本は予約限定出版ですので、書店などには一切出回りません。ご興味を持った方は是非予約されることをお勧めします。義援金を1,000円募金するつもりで!(笑)


学研の皆様、吉田順さん、そして浅田真央選手。
素晴らしい本をありがとうございました。

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<参考リンク>
「浅田真央 さらなる高みへ」 -Amazon.jp
浅田真央 Book for Charity -学研
「浅田真央 さらなる高みへ」メイキング・ブログ -学研
*「さらなる高みへ」と「Book For Charity」の刊行の裏話を載せてくださっているスタッフブログです。


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by toramomo0926 | 2011-06-27 01:05 | フィギュアスケート


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