牧野トレーナー復活! -ウィダーサポートチーム
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浅田真央選手を栄養面とトレーニングでサポートしている森永ウィダーですが、この度再度スタッフが刷新され、バンクーバー五輪まで彼女のトレーナーを務めていた牧野講平さんが復活、管理栄養士とトリートメントなどの担当の方も新しい方が就任、新体制スタートとなりました。


Weider トップアスリートサポートプロジェクト -浅田真央




5月末、横浜にて真央選手、佐藤信夫&久美子コーチと、Weider側とのトレーニングスケジュールについての話し合いが行われました。
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そこには、2年ぶりに牧野講平トレーナー(マッキー)の姿が。
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牧野トレーナーは2008年、真央選手が最初の世界女王の座についた直後に専属トレーナーとして就任、2010年真央選手が2度目の世界女王になるまで約3年真央選手を指導しました。
レイバックスピンなどの影響でフィギュアスケーターが悩むことが多い腰痛も牧野トレーナーの指導のもとトレーニングすることで解消、真央選手の身体的負担は激減したといいます。
また「仮面舞踏会」「鐘」など、男子並みと言われるハードなプログラムをしっかり滑り切る体力も作り上げることに成功していました。
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しかしなぜか(理由は知らないのですが)五輪が終わってみたら牧野トレーナーの姿はなく、真央選手には別のトレーナーがついていました。管理栄養士の河南こころさんも担当を離れ、別の方が栄養指導を行うようになっていました。
理由が明らかになっているのかは知りませんが、ちょっと残念に思っていました。
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2010年春、真央選手を五輪後も継続して支援する旨を発表した会見の時の真央選手、牧野トレーナー&こころさん。
この時は今後もこの体制が維持されると思っていたのですが・・・。



私は昨季、新しいスタッフがついていたことに驚くと同時に、「何故二人を外したのか」ということが気になっていました。二人とも素晴らしい仕事をしたと思いますし、関係もとてもうまくいっているように見えました。そしてスケートでも真央選手もしっかりと成績と結果を残していたのに。
真央選手は素直で人懐っこい性格ではありますが、実際は人見知りが激しく、警戒心も強いところがあるといいます。慣れてしまえば問題ないですが、最初はちょっと構えてしまう所があると。
そういう選手に対して、結果を出しているスタッフをわざわざ外す意味というのはあったのでしょうか。
それにウィダーのラボで真央選手がトレーニングをしている様子は何度か見ましたが、牧野さんの頃のように中京大に出向いてトレーニングしたり、試合に帯同してバックスペースでのウォーミングアップに立ち会う様子を殆ど全くといっていいほど見ることができませんでした。
明らかに五輪前と五輪後で、サポートの手厚さに差があったように見受けられます。まあ「五輪」というのは特別なイベントだったといえばその通りですし、昨季までと今季では常にコーチがいる・いないの差もありますから、どちらの意思が働いたのか不明なので何とも言えないですが。
何より、昨季まではあった部門ごとの連携がとれているように見えなかったことも違和感がありました。
トレーニング、栄養管理とそれぞれはいろいろ計画してやっているけれど、横の連携みたいなものを前ほど感じなかったんですよね。

今年の世界選手権前に真央選手の体重は極端に落ちました。
確かに震災の被害について精神的に大きなショックを受けたり、開催がひと月延びたりという通常起こりえない事態も絡んでいたので、調整は非常に難しい面もあったでしょう。
真央選手本人も「ストイックに減量をやりすぎてしまった。自分の責任」と一貫して話しています。
しかし、ファンの間では「栄養士やトレーナーがついているのにどうしてこんなことになるんだ」という声が少なからず上がっていたのも事実です。

真央選手は人を選り好みするということはないと思いますが、やはりお互い人間ですから、方針や性格的なところで「合う、合わない」というのはあると思います。また、科学的に、または一般的に良いとされているやり方でも、真央選手にはそうではない、ということもあると思います。これは誰のせいでもなくやってみなければわからないことであり、試行錯誤は必要でしょう。
しかし3年一緒にやってきた経験があれば、そういうことはある程度避けることが可能なはずです。引き継ぎはあったでしょうが、試す前に「これはたぶんダメだろうな」と肌で感じることもあるでしょう。昨季が五輪までの経験の蓄積を全て捨ててしまったような形になっていたのは非常に残念でした。

また、牧野さんとこころさんは真央選手は割とすんなり入っていけたように見えたけれど、新しいスタッフは彼らと比べて相性はどうだったのかというのは傍目にはちょっと疑問に感じるところはありました。真央選手自身もスタッフが全員変わったことに若干戸惑っていたようにも見えました。
マクロビオティックとか、トレーニングの仕方などを意欲的に真央選手に新しいやり方を授けていたようでしたが、彼らの話を聞いても明確に「真央選手をどういう状態に持っていきたいか」ということが見えにくく、「これをやってみましょう」みたいなことが多くて動画を見る限りでは牧野&河南体制よりもゴールが見えにくかった。
昨季のウィダーサポートチームの動画を見ていて、真央選手の状態をどうやって上げていくか、というよりも、真央選手を使って自分たちのトレーニングや栄養管理などのメソッドを「試している」ように私の中で見えたことは否定しません。
(これはあくまで私自身の印象で、勿論本当のところはわかりません。皆さんトップアスリートを預かるという責任のもと、ベストを尽くされたであろうことは理解しています。彼らの仕事を否定する気はないですが、ちょっとそんな気がした瞬間がありました。)
今回のメンバー刷新に関して、更に別の方が就くのではなく、牧野さんが「戻ってきた」というあたりも真央選手側の意図というか要望があったと見ることも可能だと思います。

五輪シーズン終了後に真央選手の方からスタッフを変えて欲しいとウィダーに要求したとは考えにくいので、牧野さんとこころさんが真央選手の担当を離れたのは、恐らくウィダー側で人事異動があったのでしょう。
これまでのウィダーの動画を見ると、スタッフの紹介の時に「誰々の(またはどういう部門のアスリートの)トレーニング(栄養管理)についたことがあります」みたいなナレーションが入ることが多いんですが、真央選手の担当の人事異動について、もし、万が一にもウィダー側に「浅田真央のトレーニング(または栄養管理)を担当」というキャリアを持つスタッフを増やすのが目的であったとしたら私はちょっと許せないと思うのですが、何故牧野さんとこころさんを外すことになったのかというのは是非知りたいところだと思います。


すみません、推測の話ばかりしても仕方ないですね。いきなり話がそれてしまったので本題に戻ります。
横浜のホテルで、牧野さんをはじめとするウィダー側と、真央選手、信夫&久美子コーチの打ち合わせです。


陸上トレーニングの方法について話しているらしい場面。久美子コーチが「いろんなスポーツをするのもいいと思う」と発言。
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バドミントンは牧野さんと五輪前によくやってたみたいですよね。
それにしても、フィギュアスケーターってスケート以外はダメ、という選手が多いような・・(笑)安藤選手も舞選手もそんなこと言ってた気がします。高橋大輔選手もフレンドパーク見た限りでは・・・(笑)。
小塚選手くらいですかね、マルチプレイヤーは。織田選手はどうでしょうね?


信夫コーチと牧野さんの攻防。

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真央選手が練習とトレーニングに使える時間は限られていますから、どのような割合でやるのかというのは非常に重要になりますね。
結構二人が火花を散らして(笑)いる感じがすごい。やっぱりトップアスリートとなると真剣味が違いますね。
でも、当事者の真央選手は気迫に押されて借りてきた猫状態になってる(笑)


牧野さんがシーズン開幕に向けての方針を話しています。

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そして、新体制メンバーの紹介。
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まずは管理栄養士の細野恵美さん。
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人見知りオーラ出ちゃってたんでしょうかね(笑)そういう時には真央選手には食べ物の話が一番ですね(笑)正しいと思います。真央選手をよろしくお願いします。


そしてマッサージや体の調整を行うトリートメント担当の白水直樹さん。
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アスリートは練習や試合後のトリートメント、体の手入れは非常に重要です。真央選手をどうぞよろしくお願いします。

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気持ちよさそう・・・私もやってもらいたい(笑)



こうやって見ると、やっぱりアスリートは自分についてくれるトレーナーは勿論、栄養士さんやトリートメントの方に自分の商売道具というか全てを委ねる必要があるんですね。これはやっぱり相手を信頼できなければ怖くてできません。
やっぱり相性とか方針に同意できるかどうかというのは非常に重要だと思います。
なので、これからは(何か問題があるなら別ですが)むやみにメンバーチェンジをすることなく、固定された体制でじっくりと取り組んでいってほしいですね。毎年担当変わられたら、その方がどんなに有能で、人間的に相性の良い方であっても、私なら信じきれないですもん。


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力強い言葉ですね。
マッキー復活で、真央選手も慣れた人だし安心してトレーニングに臨めるといいですね。
新体制の成功を心から祈ってます。
頑張れ真央選手!!
頑張れウィダーサポートチーム!!





<参考リンク>
ウィダー・トップアスリートサポートプログラム-浅田真央 (2010年以降分)
浅田真央「栄養・トレーニング」サポートプロジェクト (バンクーバー五輪まで)
浅田真央「栄養・トレーニング」サポートプロジェクト継続記者会見 -ウィダーのサイト・ニュースリリースより。記者会見の動画も見られます。


<関連コラム>
「息がつけないような演技」への取り組み -浅田真央選手  2011年2月2日
新しい出発-浅田真央選手&ウィダー・サポートチーム  2010年10月10日
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by toramomo0926 | 2011-06-30 15:46 | フィギュアスケート


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