浅田真央選手が優勝、鈴木明子選手銀メダル、村上佳菜子選手銅メダル! -2011全日本選手権(その1)
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全日本選手権が終了。
女子シングルは浅田真央選手が2年ぶりの優勝、2位は鈴木明子選手、3位は村上佳菜子選手が入りました!
これで、今シーズン残りの国際メジャー大会である四大陸選手権(2月・アメリカ)と世界選手権(3月・フランス)の派遣選手が下記の通り決定しました。

<四大陸選手権> 2012年2月7日~12日 アメリカ・コロラドスプリングス
男子:高橋大輔・町田樹・無良崇人
女子:浅田真央・村上佳菜子・今井遥
ペア:高橋成美&マーヴィン・トラン
アイスダンス:キャシー・リード&クリス・リード

<世界選手権> 2012年3月26日~4月1日 フランス・ニース
男子:高橋大輔・小塚崇彦・羽生結弦
女子:浅田真央・鈴木明子・村上佳菜子
ペア:高橋成美&マーヴィン・トラン
アイスダンス:キャシー・リード&クリス・リード

第80回全日本フィギュアスケート選手権大会  (日本スケート連盟)
順位と得点詳細。
「競技結果」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「滑走順/得点詳細」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細を見ることができます。

*織田信成選手は足(膝)の怪我の為欠場しています。




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浅田真央が逆転V! 鈴木が2位、村上は3位=全日本フィギュア・女子FS
 フィギュアスケートの全日本選手権は25日、大阪府門真市のなみはやドームで行われ、女子フリースケーティング(FS)では、SP2位の浅田真央(中京大)が118.67点、合計184.07点で逆転で2年ぶり5度目の優勝を飾った。鈴木明子(邦和スポーツランド)が119.67点、合計179.27点で2位、SP首位の村上佳菜子(中京大中京高)は、107.13点、合計172.69点で3位となった。

 浅田は冒頭に余裕のあるダブルアクセルを選択。後半のジャンプでやや乱れたが、伸びのある滑りを見せた。鈴木はダブルアクセルがシングルになるなどジャンプミスが続いたが、軽やかな演技を披露。最終滑走で登場した村上は、プレッシャーからかステップで転倒するなどのミスが出て初優勝はならなかった。

2011年12月25日 スポーツナビ
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全日本フィギュア・談話

◇一番近くにいる感じ
 浅田真央 2011年を優勝という形で締めくくれてうれしい。今回はいつもと違う状況だったが、フリーもしっかりいつも通りの演技ができてよかった。(母は)一番近くにいる感じがした。

◇切り替えられた
 鈴木明子 結果ではなく、出来が大事。SPから切り替えられたことはよかった。満足のいく演技ではなかったが、スケートのレベルは上がっている。リセットして、また一から頑張りたい。

◇達成できた
 村上佳菜子 目標は表彰台に乗ることだったので、達成できてよかった。SPが良くても、フリーで同じくらいできるようにもっと練習したい。フリーで自信を持てるようになりたい。

◇まとまった演技できた
 今井遥 (女子で4位)すごく緊張したが、その割にまとまった演技ができてほっとした。去年はがたがた崩れてしまったが、そうならないように練習してきた。体が勝手に動いてくれた。

◇悔い残らないように
 高橋大輔 (世界選手権代表に決まり)今季は世界選手権に絶対行きたいと思っていた。でも、このままでは駄目。悔しい気持ちが残らないように練習したい。

◇しっかり練習を
 小塚崇彦 (世界選手権代表入りには)ほっとしている。だが、ほっとしている時間はないので、しっかり練習していきたい。

◇全て達成できた
 羽生結弦 (初の世界選手権代表となり)今年目標としていたことが全て達成できた。優勝を目指して、精いっぱいやることをやって臨みたい。

◇よく頑張った
 佐藤信夫コーチ (浅田真央に)よく頑張ったねと言ってあげたい。プレッシャーもあった。滑りは滑らかになったが、修正していけばもっとよくなると思う。

2011年12月25日 時事通信

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記者会見の模様&タチアナ・タラソワコーチからのメッセージ

「真央・・・力を出して。傷を癒してくれるのはこのリンクだけ。ここだけが自分を表現でき人々に温かい気持ちを送ることが出来る場所。それはあなたのお母さんが夢みていたことよ。お母さんはあなたの滑っている姿が大好きだった。」 -タチアナ・タラソワ





浅田真央選手がSP2位から逆転、2年ぶりの全日本優勝です!!
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母にささげた逆転優勝=芯の強さ見せた浅田-全日本フィギュア
 優しい音色を奏でるフリーの曲「愛の夢」。演技を終えると、浅田は小さく息を吐く。柔らかな表情に涙はない。「最後まで笑顔でやることができてよかった」。深い悲しみも、重圧にも耐えた、21歳の芯の強さだった。
 前日のSPに続き、多くを望まなかった。演技予定表には冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を書き込んでいたが、2回転半を選択。公式練習では回転が良くなっていたことを実感していたが、「負荷をかけずに、リズムを崩さず入っていく方がいいと思った」と現実的な考え。二つの3回転ジャンプが回転不足になるなど完璧な演技ではなく、SPもフリーも2位。浅田らしい勝ち方ではないが、できることを精いっぱいやったから、納得できる。 母匡子さんの死去から2週間。
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佐藤コーチは「想像を超えた苦しみがあったと思う」と気遣う。練習も4日間休んだが、最後まで滑り切れたのは、誰にも負けない努力が下地にあったから。1年以上、コツコツと滑りを基礎から立て直し、全日本女王に返り咲いた。「今年前半はすごく悔しい思いもしたけど、今年の後半はやってきたことができている」 「いつもと違う状況の中、たくさんの人が応援してくれて助けになった」と感謝した後、「自分もすごくうれしかったし、(母も)喜んでくれると思う」。天国の母も、優しくうなずいたはずだ。

2011年12月25日 時事通信
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 以下は浅田のコメント。
「終わってほっとしました。後半の得意のトリプルループを失敗してしまって、すごく悔しかったです。後半も特に疲れることなく、滑ることができました。スタミナに問題はありません。
(冒頭をダブルアクセルにしたが)パーフェクトな演技を見越しての判断でした。リンクに出ていく直前に(佐藤信夫)先生と相談して決めました。
(今朝の練習では調子が良かったが)今朝から、トリプルアクセルの回転が良くなりました。1試合ごとに、回転が以前跳んでいたものに近づいています。ただ、トリプルアクセルで負荷をかけて崩れるよりは、全体を考えました。

(しばらくスケートを休んだ後再開してどうっだったか?)思ったより悪くなかったです。ジャンプや体力も問題なかったです。信夫先生とずっと一緒にやってきたものが徐々に出ているんだと思います。毎日が練習と生活の繰り返しで、余計なことを考えてる暇がなかったです。試合に向けてやらないと、と思って。
(SPを2位でフリーを迎えたが?)ショートで離されることが多かったのですが、今回はほとんど差がなくフリーだったので、ここからがスタートだな、と思いました。
(5度目の優勝だが?)気持ちの部分でも、いつもと違う状況でした。いつも通りと思いましたが、ショートではやっぱり何か違うという感じがしました。フリーでは、いつもと同じように滑ることができたと思います。2011年を優勝で締められてうれしいです」

2011年12月25日 スポーツナビより抜粋
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真央、3回転半「もう少しで完璧」四大陸で跳ぶ
 日本連盟は来年3月の世界選手権(フランス・ニース)などの代表を発表し、真央は世界選手権と四大陸選手権(来年2月、米コロラドスプリングズ)代表に選出された。今大会はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をSPとフリーで封印したが、真央は「もう少しで完ぺきになる。次の試合では降りたい」と意欲。佐藤コーチの指導でジャンプの完成度をさらに高め、次戦の四大陸で大技成功を目指す。

 代名詞の復活に光が見えてきた。真央は「試合を重ねるごとに自分の3回転半が戻ってきてると感じてる」と自信。この日は「3回転半をやって負荷をかけてリズムが乱れてしまうより、最初きれいに流れに乗っていった方がいい」と回避を選択したが、“大技解禁”に向けて確実に歩を進めている。

 昨年2月のバンクーバー五輪ではSP、フリーで計3回成功し、銀メダル獲得の原動力になった3回転半。だが年々成功率が落ちており、昨季は全6試合で11回跳び、2回しか成功できなかった。この日も回避を勧めた佐藤コーチは「今季見てきた中で今朝のジャンプが一番良かったが、やはり完ぺきにクリーンではなかった。(回避は)総合的な見解だった」と話した。

 3回転半は失敗すれば減点が大きく、2回転半で跳ぶよりも点数が低くなる場合がある。それでも佐藤コーチは「このままいけば可能性はかなり高くなる。何とか使えるようになりたい」と世界選手権での完成を目指していくことを明かした。

 五輪後に真央はジャンプの修正を決意し、1回転から跳び直して練習。昨年9月から師事する佐藤コーチの下でスケーティングの基礎から見直した。滑りを改善したことでスピンやステップが向上し、大技がなくても勝てるようになった。佐藤コーチの妻、久美子コーチが白色のスケート靴を好むと耳にし、今季は長年愛用したベージュから替えるなど、信頼関係を築き上げている。

 「自分にとって最高の演技には3回転半が必要」という信条は揺るがない。ソチ五輪での金メダルを目指し、最大の武器を必ず再生させる。

2011年12月25日 スポーツ報知より抜粋
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浅田真央、恩師も驚く精神力
 フィギュアスケート全日本選手権最終日(25日、大阪なみはやドーム)母との悲しい別れを乗り越えて優勝した浅田真央(21)=中京大。会見では「気持ちはやはりちょっと違っていた」と振り返り、2年ぶり5度目の日本一に感慨深げだった。また、佐藤信夫コーチ(69)ら真央をよく知る関係者は精神的な強さをたたえ、さらなる成長に期待した。

浅田真央が師事してきた恩師たちも、強靭(きょうじん)な精神力で優勝した21歳の女王にエールを送った。
 現在、二人三脚で歩む佐藤信夫コーチ(69)は「今まで経験したことのない中での試合。重圧もあり、気の許せない状態だったと思う」。大会へ向けて最も気を配ったのは疲労の蓄積だった。「あの手この手で練習を中断する方向に持っていった。これまで毎日コツコツと努力を積み重ねていたから、体は動くと思っていました」と信頼の言葉を並べた。

 一方、昨季序盤に指導し、鈴木明子のコーチでもある長久保裕氏(65)は「肉親を亡くしてすぐにあれだけの演技ができる。素晴らしい。やはり世界選手権を2度制しただけはある」と精神力の強さに感服。「明子もそうだが、練習を3日休むと戻すのに4日はかかる。そう簡単なことじゃないよ。ただ、今回は時間がなかったが、世界選手権までは時間がある。その分、いろいろと考え過ぎないことが大切だと思う」と今後を気遣った。

 ジュニア時代のコーチで、現在は村上佳菜子を指導する山田満知子コーチ(68)は「あの子は強いですよ。(きょうも)“お母さんが降りてきた、これで喜んでいると思う”と言っていた。幼いころからそうだった。頑張るでしょう、これからも」と、かつての教え子を優しい目でみつめていた。

2011年12月25日 サンケイスポーツ
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佐藤コーチ「心配あった」/フィギュア
 フィギュアスケート全日本選手権最終日(25日、大阪なみはやドーム)浅田を指導する佐藤コーチは、教え子が優勝を果たした今大会を振り返り「正直どうなのかな、という心配はあった」とほっとした表情をのぞかせた。
 演技前には「とにかく自信を持って真央スマイルを忘れずに滑りなさい」とアドバイスしたという。期待に応えて栄冠をつかんだ浅田に「ひと言、『おめでとう』と言葉をかけました」としみじみと話した。

2011年12月25日 スポニチアネックス
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浅田真央「いろんなことを乗り越えられた」=全日本選手権一夜明け会見
 フィギュアスケートの全日本選手権から一夜明けた26日、世界選手権代表に決まった浅田真央(中京大)、鈴木明子(邦和スポーツランド)、村上佳菜子(中京大中京高)が会見に応じた。

 以下は浅田のコメント。
「今年最後の試合を優勝で締めくくることができてうれしいですし、すっきりした気持ちです。昨夜は、ホテルの部屋でゆっくりご飯を食べたり、(佐藤信夫)先生とか小塚選手とかと話したりしました。
(今年1年を一言で言うと?)昨シーズンの後半だった最初のころは、たくさん悩んだり、思うような演技ができなくて我慢のシーズンだったんですけど、今年のシーズン初戦からはしっかりとした形でスタートすることができて、全日本で優勝という形で締めくくることができました。2011年はいろんなことがありましたが、12年につながる良い形で終えることができたのではないかと思います。
(2012年はどんな年にしたい?)2011年はいろんなことがあったんですけど、乗り越えてこれたと思うので、12年は乗り越えたことを自分の力に変えるようにして、流れに乗ることが大事だと思います。
(2012年のテーマは?)『レベルアップ』です。今シーズン前半から、今入れているエレメンツを安定させることを目標にしてきましたが、安定させることはだいぶできてきているので、そこからさらにジャンプのレベルアップができるようにしたいです」

2011年12月26日 スポーツナビ

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素晴らしい演技でした。
パワーはショートプログラム(SP)同様ちょっと落ちている気がしましたが、それでも滑りは本当に美しく、変な言い方になりますが人間じゃないような、本当に妖精さんみたいな演技でした。
ですが、NHK杯の時のような自然な笑顔ではなく、笑顔だけど泣いているような風にも見える時がありました。
今回のフリーにあたって真央選手は「笑顔で」ということをいつもより強調していたように見えましたが、やはり今日本中が彼女に感じている強さの下には、きっとまだ悲しみや整理できない感情があるんだろうなと思わせるものがありました。ですが演技中には柔和な笑顔も出て、彼女自身がまっさらな気持ちで滑っているというのがよくわかりました。
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そして最後のポーズで天を見上げた時の表情が強く印象に残りました。お母様に真央選手が何かを伝えているようにも見えましたし、この厳しい約半月がこれでひとまず終わる、という安堵や、やりきったという気持ちなどが交錯しているようにも見えました。
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今回の全日本だけは真央選手について、たとえ賞賛であっても個人的には技術的なことについてどうこう話す気にはなれません。
本当に出場してくれたこと、リンクに戻ってくれたことがただ嬉しいし、たとえ順位をかなり落とした結果になったとしてもその気持ちは変わらなかったと思います。真央選手が満足いく形で終われた、真央選手がちゃんとやるべきことをやったという気持ちを持てたのが一番嬉しいですね。
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「いつも通り」と口にして、体の動きも殆どブランクを感じさせないものだけれど、リンクの外でインタビューや会見をしている表情を見るとやはり疲労や目の下のクマ、いつもの真央選手の瞳の輝きは戻り切っていないのがわかりました。
これからシーズンは本格的に深まっていきますが、とりあえず今年の試合は終わり、アイスショーはあるものの2月の四大陸まではまた静かな日々になると思いますのでお正月はゆっくり体を休めて、お父様や舞さんとの時間を大切にしながら佐藤コーチとともにこれまで通り一歩一歩納得して進んでいって欲しいと思っています。
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真央選手、本当に、本当におめでとうございます。
そして、本当にありがとうございます。
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Mao Asada -Liebestraume



*エキサイトブログの文字数制限の関係で記事が入りきらなかったので、長くなった真央選手の記事と他の選手の皆様との記事を分けて掲載します。
ご面倒をお掛けしますが、記事の続きは下のリンクからどうぞ。


続きはこちらをご覧ください。

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<参考リンク>
第80回全日本フィギュアスケート選手権大会  (日本スケート連盟)
ニチレイPresents オールジャパン・メダリスト・オン・アイス


<関連コラム>
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浅田真央選手、全日本選手権出場を発表(追記あり:12/13)  2011年12月12日
by toramomo0926 | 2011-12-26 08:57 | フィギュアスケート


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