世代交代の波、されど皇帝は強し -2012欧州選手権
b0038294_1051858.jpg
年も明け、欧州選手権と全米選手権という大きなイベントが押しよせる時期となりましたが、今年はばっちりとこの二つの日程がかぶってしまっています。フィギュアファンとしては非常に辛い状況(涙)もう2~3日でいいからずらすことはできなかったのでしょうか・・・(涙)
ということで、ちょっと更新は遅れがちになると思いますが自分のペースでコツコツ書いていこうと思っています。お付き合いいただければ幸いです。

まずは昨夜終了した欧州選手権・男子シングルから。
優勝は昨季の試合出場停止処分が明け、予選からの出場となったエフゲニー・プルシェンコ選手、2位にそのプル様の後継者の呼び声高いソチ五輪の星、アルトゥール・ガチンスキー選手、3位には昨年の覇者フローラン・アモディオ選手が入りました!
その後4位にミハル・ブレジナ選手、6位にハビエル・フェルナンデス選手が入るなど、明らかに欧州に世代交代の波が押し寄せつつあるという感を新たにしました。
しかし今季あまり調子が上がらなそうだったトマシュ・ヴェルネル選手が意地を見せて5位に食い込み、何より29歳のエフゲニー・プルシェンコ選手がフィギュアの皇帝として圧倒的な力を見せつける大会となりました。
そして女子はカロリーナ・コストナー選手が優勝とのこと!まだ演技を見ていないのですが、おめでとうございます!

ISU European Figure Skating Championships 2012
順位と得点詳細。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Scores」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。




*****
プルシェンコ自己最高でV フィギュア欧州選手権
 【シェフィールド(英国)共同】フィギュアスケートの欧州選手権最終日は28日、英国のシェフィールドで男女フリーを行い、男子は2006年トリノ冬季五輪金メダルの29歳、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)がショートプログラム(SP)との合計で自己ベストの261・23点をマークし、2季ぶり7度目の優勝を飾った。
 プルシェンコは4回転ジャンプを決め、SPの2位から逆転した。2位はSP1位のアルツール・ガチンスキー(ロシア)で246・27点。
 女子はカロリナ・コストナー(イタリア)が183・55点で2季ぶり4度目の優勝を果たした。

2012年1月29日 共同通信
b0038294_14561042.jpg

欧州選手権:男子シングル フリー後の記者会見 Text by 宮本 あさか
優勝 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
b0038294_14571120.jpg
「満足してる、もちろんさ。パフォーマンスにも結果にもね。今大会の後、ドクターの診察を受けて、手術のためにミュンヘンへ飛ぶ。だから世界選手権には出場しない。左膝の手術をするんだ。その後は来シーズンに向けての準備に移る。ハードなトレーニングがたくさん必要になる。でも今日は本当に嬉しいんだ。自分を誇りに思う。フリーで素晴らしい滑りができた。素晴らしい4回転、素晴らしい3回転アクセルコンビネーションを見せた。そしてほんのちょっとだけフィギュア界の歴史を……、いや「ちょっと」じゃないか……、歴史を綴ったんだ。ヨーロッパ選手権で7回タイトルを勝ち取ったんだから、もちろんハッピーだよ。

4回転を飛んだ後は、本当に嬉しかった。でも嬉しかったのと同時に、その後の演技にも集中し続けていく必要があった。ハンガリーで開催された欧州選手権のことを忘れてはいない。ボクは4-3-2のコンビネーションジャンプを素晴らしく成功させたのに、その後のトリプルアクセルがまるでよくなかった。そうしてブライアン・ジュベールに負けてしまった。だからボクは、自分のプログラムのことを考え続けて、気持ちをぶらさず保ち続けた。予選ラウンドでの滑りが、ボクにとってはいい調整になったんだ。予選ではプログラム後半を全力で滑ることができず、最後には疲れてしまった。おかげでいくつかのエレメントでは低いレベルの評価しかもらえなかった。だから今回は、マッサージを受けて、しっかりウォームアップもした。プログラムの終わりにボクが感情を爆発させたところを、皆さんもご覧になったと思う。ボクはすごく嬉しかったんだ。たしか8年前くらいに感じたのと同じくらいの、すごい幸福感だった。

ボクのスケートを通して、ボクがまだ続けられるんだと証明したかった。ただアイスショーのためだけに滑り続けたくはなかった。アスリートというのは戦い続けられるものなんだ、と証明したかった。(ソチ五輪時には)31歳になるけれど、五輪のために戦い続ける。好成績が出せると証明したいだけじゃなく、ただただオリンピックに参加したいんだ」


2位 アルトゥール・ガチンスキー ロシア
b0038294_14573011.jpg
プログラムに満足している。長い間このフリーを滑る日を待ち望んでいたし、上手くいって満足してる。自分のやりたかったことが全てしっかりできた。4回転を2回試みたのは初めてだったけれどわずかに回転が足りなかったし、プログラムの終わりで音楽にきっちり合わせられなかった。でも自分のすべりにすごく満足している。

正直に言うと、プルシェンコの演技の後に滑るのはそれほど難しくはなかったよ。彼の出番を見ていなかったし、点数も聞いていなかった。つまりボクはただ自分のためだけに滑り、自分のできることを全てやったんだ。全てのジャンプとステップをこなそうとトライした。ボクの願いはただ、自分のために全てを尽くすことだけだった。

銀メダルは本当に嬉しい。欧州選手権は2度目の出場で、そしてボクは2位に入った。ボクにとっては大きなステップだったよ。本当に上達したし、シーズンベストも出した。2日ともすごく高い得点を取った。だから総合的に見ると、ボクにとって大会は成功だ。


3位 フローラン・アモディオ(フランス)
b0038294_14594531.jpg
なんとも難しい経験だった。シーズン自体がすでに難しかった。だからボクのチームや、自分自身を誇りに思う。非常にハードにトレーニングしてきたし、本物の「フローラン・アモディオ」を取り戻しつつあると感じていた。大会前は冷静で、あらゆる選手に立ち向かっていくことのできる、そんなボクにね。だからすごく嬉しいし、解放された気分だ。これからはシーズン最大の目標であったニース(世界選手権)に集中していく。まだやるべきことはたくさんある。ただ、これで落ち着いた気持ちでニースへの準備ができるぞ、と感じてる。今回は非常にいい経験になったし、本当に嬉しい。

プルシェンコみたいになるには、まだまだ長い時間がかかりそうだね。彼のことは尊敬してる。だから今回、一緒に表彰台に上ることが出来て嬉しい。ボクはモスクワで練習に励んでいる。そしてボクの夢はもっとたくさんメダルを取って、ハードに練習して、どんどん上達すること。この先どれくらい長く続けられるかどうか分からないけど、でもスケートへの愛は持ち続けたい。

JSportsウェブサイトより

*****


優勝はエフゲニー・プルシェンコ選手!
b0038294_10123686.jpg

プル様はやっぱりプル様でしたね。圧倒的な存在感と説得力のある滑り。ジャンプは膝の手術前よりも着氷が柔らかくなり、流れが出ているように見えました。
怪我明けの試合、しかも1年(その前は4年)ブランクがありながらも、ジャンプの構成がフリップを除くすべての種類を取り入れていたのもすごかった。彼はサルコウジャンプ(S)が苦手とされていますがしっかり入れてましたね。
何より演技を見ていて、自分がどれほど彼の演技を、試合での演技を見たいと思っていたのかがよく分かりました。そして表情も本当に生き生きしていて、楽しそうで、久しぶりに彼のこんな充実した表情を見た気がしました。彼自身がどれほど試合での演技を渇望していたかというのがありありとこちらに伝わってきて、見ていてすごく楽しいとともに、しみじみしてしまいました。やっぱり試合はショーとは違うんだろうな、この試合の緊張感、競い合う感じを彼は愛しているんだろうなというのがよく分かる感じでした。
b0038294_10411354.jpg
b0038294_10414964.jpg
b0038294_1042337.jpg
b0038294_10421318.jpg
b0038294_10422746.jpg
b0038294_1043857.jpg
b0038294_10463880.jpg
b0038294_104711.jpg
b0038294_10471169.jpg

高難度ジャンプをバンバン跳ぶ若い選手がたくさん台頭してきて新しい風は吹いているのだけれど、やっぱり王者と呼ぶにふさわしいのはこの人だという貫録、風格が溢れていました。今季怪我の為お休み中のラウラ・レピスト選手も感激のツイートをしています。
b0038294_10495032.jpg
「プルシェンコのフリーを見て、ただただ息を呑んだわ・・・ワオ。」

ただ、彼は再度膝の手術を受ける必要があるとのことで、今季の試合はこの欧州選手権だけとし世界選手権には出場しない可能性を示唆したとの報道がありました。

*****
プルシェンコ、世界選手権欠場の可能性を示唆
英シェフィールド(Sheffield)で開催中のフィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2012)に出場しているロシアのエフゲニー・プルシェンコ(Yevgeny Plushenko)が24日、怪我のため今季の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2012)を欠場する可能性を示唆した。

 これまで世界選手権を3度制覇しているプルシェンコは、23日に行われた欧州選手権男子シングルの予選を通過したものの、現在も悩まされる膝の故障に加え、シェフィールド到着時には背中を痛めたと語り、「健康問題のため欧州選手権を棄権する準備もできていた」と明かした。

 プルシェンコは今季の世界選手権について「出場する可能性は半々だ」と語り、続けて「完全に調子が良いと確信できないときに競技をするのはとても難しい。できるだけ早くもう一度膝の手術を受けたい。手術を受けた後に、僕が完全に回復するためにどれだけの時間を要するかは誰にもわからない。今季の主要大会には、1つだけ出場すると決めた。欧州選手権では威厳を持って演技できることを願う」と付け加えた。

2012年1月25日 AFP通信

*****


彼は現役のフィギュアスケーター競技者としてはありえないという29歳という年齢ですし、これだけハードなジャンプをこなすプログラムを何年もこなして故障を抱えている状況では、ソチ五輪を目標とする場合は出場する試合を選ばざるを得ないんだろうなと思います。ですが彼はそれが可能な立場・実力を持っていますし、怪我をしないことを第一に競技していく姿勢は正しいと思います。
それにしてもポッと出てきて優勝して去っていく、というのはなんというカッコよさでしょう。以前トマシュ・ヴェルネル選手が「プルシェンコになりたい。彼はただ勝ちに来る、そして去っていく」と語っていたということですが、まさにその通り。やはり彼は宇宙人ですね(笑)。

彼の演技が試合で見られて本当に嬉しかった。しかも優勝まで!本当におめでとうございます!
b0038294_114064.jpg


Evgeni Plushenko 2012 EC SP -Storm

曲が「らしい」なと思ったら、やはりマートンさんの曲なんですね。


Evgeni Plushenko 2012 EC FS -Tango de Roxanne

高橋選手も使用していたこの曲はいいですよね。この演技は本当に素晴らしかった。


2位はアルトゥール・ガチンスキー選手!
b0038294_11165021.jpg
SP1位、フリー2位。素晴らしかったです。
彼はプルシェンコ選手と同じエフゲニー・ミーシンコーチに師事しているせいかジャンプの跳び方などがちょっとプルシェンコ選手に似ているところはあるのですが、また違ったタイプですよね。プル様がストレートに俺様オーラを出すタイプとすれば、彼はもっとジワジワとオーラを出すタイプ(笑)17歳という年齢であの翳のある憂いがちで妖しげなな雰囲気を出せるというのは凄い。今季のフリー「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の曲はすごく彼に合っていると思います。
b0038294_11293451.jpg

そして彼もフリップを構成にいれてないんですね。なんか面白いです。
b0038294_11254259.jpg
表彰式にて。

ジャンプのキレも軽さも戻って、素晴らしかったと思います。ループのステップアウトだけが残念でしたが・・・ですがプログラム全体的にもグランプリシリーズよりも更に滑り込まれて洗練されたいました。順調に来ていますので、世界選手権では間違いなく表彰台を争うことになるでしょう!楽しみです。
おめでとうございます!世界選手権を楽しみにしてます。
b0038294_11285752.jpg


Artur Gachinski 2012 EC FS -Interview With A Vampire / Bram Stoker's Dracula



3位はフローラン・アモディオ選手!
b0038294_11252937.jpg

昨年大躍進の末に欧州チャンピオンになり、そのタイトルは彼を苦しめた面もあったようですが、彼はしっかり向き合って戦ってきていましたね。モロゾフコーチについてから成績が別人のように上がりましたが、モロゾフコーチの選手への精神的サポートというのは見ていても凄いんだなと思います。高橋大輔選手も、自己評価が低かったがニコライのおかげで自信がついたというような話をしていましたし、今回も熱かった(笑)
b0038294_11355874.jpg
ち、近い・・・(笑)名前を呼ばれて出ていく直前、コーチと最後に言葉を交わす場面で、モロゾフコーチはしっかり彼の目を見つめて励ましています。暑苦しいけど(笑)選手にとっては本当に力になるんでしょうね。

結局彼はSP、フリーともに曲をシーズン途中で変えたことになるのでしょうか。ジャンプ構成は(確認してませんが)恐らく大きな変更はないとは思いますが、大変でしたね。
4Sは抜けてしまいましたが、彼の気持ちよいスケートは見ることが出来たと思います。ですが、ちょっと元気がないようにも見えました。
そしてやっぱり、モロゾフコーチにはプログラム作りにおいて「お休みどころ」を作るのをもう少し減らした方がいいように思います。ベテラン選手がそうやって休息ポイントを作り、4分半の長丁場を若手に負けないように滑り切るというならまだ分かるのですが、彼はまだまだ若いのです。メリハリをつけるつもりが流れがぶつ切りになり、見ていて惹きこまれるという風にはなりません。
アモディオ選手は表情豊かな演技は勿論ですが、スケーティング的にもスムーズで流れるような滑りが大きな魅力のひとつなのに、その良さが殺されてしまっているように見えます。
b0038294_1205443.jpg
でも彼はディフェンディングチャンピオンとしてしっかり滑り切りました。いろいろ考えることが多いシーズンだったと思いますが、3位という立派な成績は彼にとっては素晴らしい達成だったと思います。
キス&クライで銅メダルが確定した時にはモロゾフコーチと弾けるように喜びを爆発させた後、ちょっと涙ぐんでいるようにも見えました。怖いものなしで駆け上がった昨季(全力の国歌斉唱は記憶に新しい…)とは全く違う喜び、むしろ今回の方がしっかり自分で勝ち取ったという手ごたえは大きいのではないでしょうか。
b0038294_123164.jpg
世界選手権は母国フランスのニースで行われます。是非そこでも表彰台に乗って、フランスを熱狂させてほしいですね。
おめでとうございます!お疲れさまでした!!
b0038294_1234965.jpg
表彰式では去年に引き続き(笑)喜びを体いっぱいで表していたようですね。


Florent Amodio 2012 EC FS -Memories of Sobra/Rio



4位はミハル・ブレジナ選手!
b0038294_125373.jpg

グランプリファイナルの時は何となく気もそぞろというか、あまり心身が一致してなくてちぐはぐな印象があったのですが、今回はしっかり気合の入った演技を見せてくれました。最後までスピードの落ちない、エネルギッシュな演技。なんとなく暴走気味にも見えるくらいでした(笑)
ジャンプは相変わらず高くて素晴らしい美しさ。欧州を制する力は既に充分あるのではないかと思われますが、ちょっと淡々と演技してしまいがちなところがあるのと、あと今回はジャンプが抜けてしまうミスがちょっと多すぎましたね。惜しくも表彰台から漏れてしまいました。

でも彼が気力を取り戻した(初めから失ってはいないのかもしれないけど、そう感じられたので)ように見えたのは嬉しい限り。世界選手権では更に良い演技を見せてくれるだろうと思います。
頑張って下さい!
b0038294_13215510.jpg
フリーの写真いいのがなかった(涙)

Michal Brezina 2012 EC FS -The Untouchables



5位にトマシュ・ヴェルネル選手!
b0038294_132346100.jpg
NHK杯の頃は怪我の影響もありステップで転倒するなど気の毒なくらいだったのだけれど、今回は彼らしい滑りが戻りつつあるのが分かって嬉しかったです。SPでは両足着氷になってしまったけれども4回転を入れてきたのも嬉しかった。以前は4回転を回避することもあったのに、入れてくるということは本人にも手ごたえがあるのでしょう。
b0038294_13441084.jpg
一歩進むだけでその滑りの伸びにぐっと引きこまれ、高いジャンプも持つ本当にチャーミングな選手で大好きなので、チームメイトのブレジナ選手と一緒に是非今後も長く私たちに演技を見せていって欲しいなと思います。
お疲れ様でした!これからも頑張って下さい!


Tomas Verner 2012 EC SP -Carmina Burana



6位はハビエル・フェルナンデス選手!
b0038294_13483598.jpg

今季満を持して大ブレイクの彼。欧州選手権では表彰台に食い込むかも?と期待していたのですが、結果は6位。ちょっとジャンプのミスは散見されましたけど、それでも決まった時の流れと美しさ、高さは世界トップの一人ですね。
去年9位から順位を上げましたし、ジャンプがもう少し決まってくれば表彰台も間違いなく狙える選手です。よく滑るスケートは本当に見ていて気持ちいいですし、2種類の4回転を試合で入れられるレベルに安定させているというのは大きな武器です。
スペイン国籍の選手としては破格の活躍・実績を重ねていますし、世界選手権は今回ヨーロッパ(フランス)で行われますから、母国からの応援も多いかもしれませんね。きっと更に良い演技を見せてくれるものと思います。順調にステップアップしてますし、ソチ五輪のメダル候補としてしっかりと存在感を示しました。
お疲れ様でした!
b0038294_14101749.jpg


Javier Fernandez 2012 EC SP -I Love Paris/Petit Fleur



8位にブライアン・ジュベール選手!
b0038294_1410370.jpg

彼のフリーは「マトリックス」。なるほど衣装がそんな感じ・・・今回も期待を裏切らない感じです(笑)。そして彼もケガに泣かされ続けていますが、ジャンプは今回素晴らしかったと思います。いくつかミスはありましたが、ジュベール選手らしい雄大できれいなジャンプを見ることが出来てうれしかったです。
さらに、今回中盤あたりからなぜか左脚のひざ下の肌が露出する状態に・・・(わざとじゃないですよね?)多分靴を履きやすくするために裾にジッパーがついているのだと思いますが、何かの拍子にそれが上がってしまったんだと思います。
b0038294_14294079.jpg
こんな状態に。

最初は自然に足が隠れたのですが、裾がパタパタするのが気になったのでしょうか、途中で自分でまくり上げてしまっていました(笑)。でも気になるとジャンプも集中して跳べないので、その方がいいですね。
フリップジャンプは本当に美しく跳んでいるのに、やっぱりエッジエラーが付いていました(涙)。「オレのフリップはルッツだ。本当のフリップは跳べない」という名言の通り、直さないできっちり跳んでくる潔さも彼の好きなところ。きっちりエッジエラー取られてるけど(笑)。
b0038294_14323335.jpg
彼自身がどういう話をしているのか知りませんが、3月に母国で行われる世界選手権を花道に引退するという話が昨年から起きている彼。本当に引退してしまうなら彼のような存在感のある選手がいなくなるのは悲しいけれど、彼の選択を尊重するしかありません。ですが巧いけど小粒になりつつある今の男子フィギュアにおいて、プル様やジュベール選手みたいな存在は貴重なんですけどね・・・来季また別の濃さを持つジョニー・ウィアー選手が復帰する予定だけれど、やっぱりこういうオラオラオーラを持つ選手の演技はもっと見ていたい。
今大会ではここ最近で一番良い滑りを見せてくれたように思います。ありがとうございました。お疲れ様でした!!
b0038294_14363120.jpg


Brian Joubert 2012 EC FS -Matrix



今季は昨季に増して若い力の台頭が目覚ましく思えた大会でした。
新しい力がどんどん出てくるとみているとワクワクして楽しいのですが、ベテランのプル様やヴェルネル選手が貫録を示してくれたのもまた嬉しかった。ジュベール選手もかつての勢いはなくても、充分に客席を沸かせる演技を見せてくれました。
見ていて楽しさ、嬉しさ、切なさなど、いろんな感情が交錯しましたが、やっぱりずっと見ていると選手個人にも(特にお気に入りの選手でなくても)愛着は沸きますし、愛情もって試合を見ることができるようになりますよね。世界選手権も本当に楽しみです。

選手の皆様、お疲れ様でした!!!
b0038294_1442482.jpg
b0038294_14421634.jpg


<参考リンク>
欧州選手権:男子シングル フリー後の記者会見 -JSportsウェブサイト

<関連コラム>
アモディオ選手大躍進の欧州制覇! -欧州選手権・男子シングル  2011年1月31日
*最後の「おまけ」にて、アモディオ選手の大喜びの様子&国家全力斉唱のもようを見ることができます。

2010欧州選手権終了  2010年1月24日
2009欧州選手権 その2(男子シングル)  2009年1月26日

プルシェンコ選手、ロシア選手権と欧州選手権への出場を表明  2011年12月8日
プルシェンコ選手のアマチュア資格復帰を決定 -ISU  2011年6月13日
プルシェンコ選手、来季復帰の可能性  2011年4月29日
ロシアスケート連盟へついに捜査の手 : 強化費不正使用疑惑  2010年9月19日
プルシェンコ選手、選手資格剥奪が確定  2010年8月25日
プルシェンコ選手、提訴はしない方針  2010年7月1日
プルシェンコ選手、選手資格剥奪 -選手はISUの奴隷ではない(追記あり:6/30)
by toramomo0926 | 2012-01-29 10:06 | フィギュアスケート


<< カロリーナ・コストナー選手圧勝... 日経新聞の記事 -高橋大輔選手... >>