高橋成美&マーヴィン・トランペア、神演技でSP3位発進!! -2012世界選手権
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ついに2012年の世界選手権がフランスのニースで開幕しました。
シングルに先立ってペアとアイスダンスは既に競技が始まっていますね。
ペアの日本代表である高橋成美選手&マーヴィン・トラン選手のペアがショートプログラム(SP)で神演技を披露、3位スタートとなっています!!

ISU World Figure Skating Championships 2012

順位と得点詳細。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Scores」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。
*ちなみに「Preliminary Round」は予選を指します。本選分のスコアは予選の下にあります。



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<世界フィギュア>高橋組、ぺアSP3位
 【ニース(フランス)芳賀竜也】フィギュアスケートの世界選手権第3日は28日、当地でペアのショートプログラム(SP)を行い、高橋成美(木下ク)マービン・トラン(カナダ)組は自己ベストの65.37点で3位発進した。29日にSPがある女子は滑走順抽選が行われ、浅田真央(中京大)は30人中19番、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は27番、鈴木明子(邦和スポーツランド)は29番滑走となった。

 男子は公式練習を行い、高橋大輔(関大大学院)、小塚崇彦(トヨタ自動車)、羽生結弦(宮城・東北高)が30日のSPに向け、ジャンプの精度などを確認した。

 ◇満足の演技できた
 ○…ペアの高橋、トラン組がほぼミスのない演技を見せ、今年の4大陸選手権で記録した自己ベストを3.83点更新。SP3位と素晴らしいスタートを切った。演技後、ガッツポーズで喜びを表現した高橋は「満足のいく演技ができた」。冒頭の3回転サルコウは、これまで高橋の転倒が相次いでいたが、この日はこらえた。「練習ではできるのに、試合になると跳べなかった。ウオーミングアップが悪いと思って見直し、練習に臨んだ」という。

2012年3月28日 毎日新聞
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高橋成美ペアSP3位 日本代表初メダル見えた
 演技を終えると、高橋は感極まったように両手を突き上げ、何度もガッツポーズをした。「イマジン」のスローテンポな旋律に乗り、会心の演技で自己ベストを3・83点更新。SP3位の好位置につけ「満足のいく演技ができた」と喜んだ。

 冒頭で2人が並んで跳ぶ3回転ジャンプは、高橋にミスが出ることが多かったが、この日はきれいに決めた。後半、高橋の柔軟性が光る見せ場のリフトでは、場内から大きな拍手を誘った。初出場だった前回大会は9位。フリーでは同種目の日本代表では初のメダルが懸かるが、高橋は「きのうまでの(普段の)自分たちで臨めたらいい」と平常心を強調した。

2012年3月28日 スポニチアネックス

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成美ちゃん、マーヴィンおめでとう!!
まだフリーがあるけど(笑)「おめでとう」と言いたくなる素晴らしい演技でした!!
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一昨年あたりから?彼らの演技はびっくりするくらいレベルが上がり、見ごたえのあるものになっていましたが、今回世界選手権という大舞台でこのような演技ができたのは本当に素晴らしいことです。また、試合でうまくいっていなかったサルコウについてもウォーミングアップから見直して見事克服というのは、全日本の時の代表選手挨拶の「気合と根性」「気持ちを入れ替えて」という彼女の意気込みがそのまま報われた形になったと思います。

特に感じるのは、ポジションからポジションへの移行や技から技への流れにもたつきがなく、短時間でピタッ、ピタッとテンポよく演技要素が進むこと。スピンなどもポジション取りをする時間が驚くほど短くなり、見ている側は「次から次へと」というワクワク感を持って見られるし、演技から安定感や落ち着きを感じることができ、観客やジャッジが滑っている彼らを信頼することが出来るという点です。
例えばスピンで最終的に難易度の高い、美しいポジションを取れたとしても、回り始めてからポジションが固まるまでに何周も費やしているようだと演技自体に洗練された感じが欠けてしまうし、もたついて見えてしまいます。ですが彼らは全ての無駄な動きをなるべく排し、目指す態勢に素早く移行している。これが出来るかどうかで技の出来栄え加点(GOE)やジャッジ個人へのアピールは全く違ってくると思うし、その良い印象は必ず演技構成点(PCS)に反映されてきます。
そして彼らはジャンプのタイミングがぴったり合っていましたし、そもそもペアの醍醐味であるスロージャンプ(男性が女性を投げて跳ばせるジャンプ)や上に投げ上げるツイスト(でいいのでしょうか?ちゃんとした名前知らない・・・)もダイナミックな高さや幅があるのを強みとしていますので、ソチ五輪に向けてとても良い形で成長してきているなと本当に嬉しくなりました。
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ただ、現在二人は日本代表として試合に出ていますが、成美ちゃんが日本国籍、マーヴィンがカナダ国籍というペアなので、五輪に出るためにはどちらかが国籍を変える必要があります。
五輪に出るためには枠取りの点から考えてもマーヴィンが日本国籍になることが一番合理的だとは思いますが、いくら人生をかけた五輪のためであっても国というのは簡単に捨てられないものだと思うので、じっくり考えて欲しいですね。
2007-2008シーズンからペア組んで5年、ずっと良いパートナーシップを築いてきた二人がやっと本当に演技においての二人の息が合ってきて、二人がやりたいことを試合でしっかり出せるようになってきたと感じているので、私としてはこのペアで日本から五輪に出て欲しいけれど・・・
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でもさきの全日本で、いつも英語で話していたマーヴィンが日本語でスピーチしたというのは、そういう方向性の兆しなのかな、とふと思ったりしました。まだ時間はありますから、そのあたりは今後も注目していきたいと思っています。

ともあれ、フリーも平常心で是非頑張ってほしいと思います。
今回ペアは波乱が起きているとはいいますが1位はサフチェンコ&ゾルコビー組、2位にパン・トン組と、やはり鉄板という顔ぶれでもあります(川口悠子&スミルノフペアが悲しい・・・)。その中で3位になったことを自信にして、是非フリーも思い切り表現してほしいと思います。

頑張って下さい!!
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Narumi Takahashi & Mervin Tran 2012 World Championships SP -Imagine

演技後のガッツポーズが「ザ・なるみ」(笑)。男前です!


<参考リンク>
高橋成美オフィシャルブログ「氷上のフェアリー」

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by toramomo0926 | 2012-03-29 08:04 | フィギュアスケート


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