チームジャパン首位発進! -2012年国別対抗戦
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フィギュアスケートの国別対抗戦が東京で開幕、初日はアイスダンスのショートダンス(SD)と男女シングルのショートプログラム(SP)が行われ、日本は暫定首位という素晴らしいスタートを果たしました!!!
地上波放映ということで全種目全選手放映という訳にいかず悲しかったのですが、見た分の感想を書いていきます。

*画像や動画は見つけ次第貼り付け&差し替えを行う予定です。


ISU World Team Trophy 2012

順位と得点詳細。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Scores」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。

*国別対抗戦の英語表記は“World Team Trophy”となるため、「WTT」と略されて表記されることもあります。



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日本が初日トップ=男子SPで高橋が世界最高点―世界国別対抗フィギュア
 フィギュアスケートの世界国別対抗戦は19日、東京・国立代々木競技場で今季成績上位の6カ国が参加して開幕し、初優勝を目指す日本は男子ショートプログラム(SP)で高橋大輔(関大大学院)が1位となるなど、初日を終えて総合トップに立った。
 高橋は4回転など3種類のジャンプを全て決めて国際スケート連盟の公式大会で世界最高となる94.00点をマークした。世界王者のパトリック・チャン(カナダ)が2位で、小塚崇彦(トヨタ自動車)は8位。女子SPの鈴木明子(邦和スポーツランド)も自己ベストの67.51点で2位、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が3位につけた。アイスダンスのキャシー・リード、クリス・リード組(木下ク)はショートダンス(SD)で最下位の6位。
 各種目の終了時点での順位をポイント化。1位に最高12点が与えられ、全種目の合計点で競う。フィギュアの団体戦は2014年ソチ五輪で初めて採用される。

日本、初日首位発進 高橋主将「明日に向けてまた気合を入れ直して」=フィギュア国別対抗
 フィギュアスケートの世界国別対抗戦が19日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕し、日本チームは初日、暫定45ポイントで米国と並んだが、個人順位でより上位に選手がいる日本が暫定でトップに立った。

 以下は初日の全演技終了後に会見した、日本チーム主将・高橋大輔のコメント。
「前半(アイスダンスと男子)が終わって4位スタートだったのが、女子が終わったら1位になっていて、驚きました。団体戦というのは読めないので、やっていて面白いなと感じました。とりあえず、精一杯メンバーは頑張ってくれたと思うので、明日に向けてまた気合を入れ直して、1位から下がらないように頑張りたいと思います。
(明日に向けて)アイスダンスは、クリス(・リード)が足が痛い中で頑張ってくれているんですが、あまり無理をしてほしくないので、頑張りすぎずに楽しんでほしいと思います。ペアは、世界選手権で初めてメダルを取ったということで、戦力的に強みだと思っているので、かなり期待をしています。男子は、僕自身あまりフリーは得意じゃないので、気合をかなり入れて、気持ちでいかなければと思っていますし、(小塚)崇彦も同じように思ってると思います。キス&クライでは、イタリアやフランスのパフォーマンスがすごくて、日本チームは負けてるなと思いますが、日本人はシャイなので……(笑)。パフォーマンスというよりは、演技のほうで頑張りたいです」

 大会2日目の20日は、ペアSP、アイスダンスフリーダンス、男子フリースケーティングが行われる。

2012年4月19日 スポーツナビ

世界国別対抗フィギュア・談話
◇楽しかった
 キャシー・リード とても楽しかった。今シーズンはクリスのけががたくさんあり大変だったが、演技はとても良かった。フリーは世界選手権で滑れなかったので、あした頑張ります。

◇よく滑れた
 クリス・リード きょうはよく滑れた。今も足首が痛く、調子は良くないが、(フリーも)頑張ります。

◇お客さんが盛り上がった
 高橋大輔 ジャンプが成功できたのはよかったが、ステップやスピンは自分の中ではミスもあった。お客さんが盛り上がった分、点数を出してもらえたのだと思う。あすも気合を入れて、ミスのない演技を目指したい。

◇ジャンプのミス悔しい
 小塚崇彦 世界選手権に続きジャンプでミスしたのが悔しい。ただ、どうにかできる問題だと思う。日本チームが優勝できるように貢献するのが、あすの課題。

◇欲を言えばもっとできた
 鈴木明子 自分としては90点。欲を言えばもっとできた。きょうは世界選手権と同じミスは繰り返したくないと思い、そこが修正できた。(団体戦は)チームで戦えるので楽しい。

◇ノーミスで満足
 村上佳菜子 すごく緊張したが、何とかノーミスで滑れて満足している。きれいな3回転-3回転を跳べたのが一番よかった。フリーは今季調子が悪いので、1番の演技ができるようにしたい。

2012年4月19日 時事通信

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アイスダンスでは、メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト組がトップ発進!
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アイスダンスやペアは通常シングルみたいにがっつりと見てる訳ではないのですが、今回彼らの動きは一番良かったと思いますね。メリルがとっても楽しそうだったし、二人ともダイナミックな動きあり、ぐんぐん伸びる気持ちいいスケーティングあり。本当に見てて楽しかったし、彼らも楽しんでいたように見えました。
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Meryl Davis & Charlie White 2012 WTT SD

良い画質の動画がない・・・(涙)
アイスダンスはSDは課題のジャンルがシーズン毎に指定されるんですよね。今年はマンボとルンバ。その中でどの曲を選ぶかは自由です。


テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイア組は2位!
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相変わらずの美男美女っぷりで、とても素敵な演技だったのだけど、ちょこちょこスピードのなさが気になるところがあり、いつものようなキレがあまり感じられなかったような・・・特にテッサに。
というかテッサって、あんなにがっちりしてましたっけ?と思ったのですが、そうでしたっけ・・・?バンクーバーの頃に比べるとちょっとがっちりしたように思うのですが。
とはいえリフトなど魅せるところはばっちりと決めての2位。勝負は終わるまで全くわかりませんね。
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もうここ数年ずっと、アイスダンスに関してはこのメリチャリ組とテサモエ組が1位と2位を独占してる状態で本当に良きライバルとなっていますね。
テレ朝の紹介VTRでメリチャリの魅力をダイナミックさ、テサモエを表現力みたいに言ってましたけど、二組とも両方を兼ね備えているからこそこの二強がここまで競り合ってるんじゃないかと思いました。少しでも「とっかかり」をつくって興味を持ってもらいたいというのは分かるんですけどね。
まあ、でもメリチャリは溌剌としてて、テサモエはしっとり魅せる個性というのは感じます。ただ、どちらも表現力というのはあると思ってるのでちょっと引っかかりました。メディアが「表現力」という言葉を使って選手を評価する(またはしない)ことにはちょっとアレルギーというか過敏になってるのかもしれません(笑)。
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チームジャパンのキャシー&クリスのリード姉弟は、クリスの足の怪我の回復がまだ完全ではなく、痛みを抱えながらの演技となりましたが大きなミスなく滑り切りました!!
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クリスの怪我のことが本当に心配でした。全種目で出場選手を揃えられない棄権となってしまうらしく、本来なら試合に出る状態ではなかったでしょうが出場してくれていました。
もう何か月も満足な練習が出来ておらず、その中で試合に出るのは心身ともにキツいと思います。彼らに関しては、もう怪我の悪化がなければもう何でもいい(涙)。出てくれた事にただただ感謝です。
今日のフリーダンスでもアクシデントなく、つつがなく滑り終えることが出来ますように。

それにしてもアイスダンスもかなりアスレチックなものになっていますねー。
前はペアとダンスはもっとはっきり見た目、雰囲気的に差があったように思うんですが、今はダンスもパワフルさが必要という感じですね。
メリチャリもテサモエも、その他見ていていいなーと思うカップルはありますが、私はそのあたりでシブタニ兄妹のスタンダードさというのも本当に好きだし、期待しているところがあります。
彼らも勿論アクロバティックなリフトや早送りみたいなスピードにびっくりするようなツイズルという武器を持ってはいるのだけど、彼らはプログラムにおいて、選曲も含めて正統派の踊り・滑りというものをすごく重視してるように見えるんです。世界トップ2とはまた違った個性を感じるんですよね。
アイスダンスが(語弊・暴論を恐れずに言えば)「ジャンプのないペア」みたいな方向に寄りつつあるように見える感じの中、この若いシブタニズがアイスダンスのアイスダンスたる味、折り目正しい「『エエとこの子』路線」みたいなものをこのまま大事にしていってくれるといいなと思います。いろんな個性・特色(アピールポイント)のあるカップルがいると楽しいですしね。
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彼らも今回出て欲しかったな~

そしてメリチャリ&テサモエ&シブタニズは3組とも同じコーチです。このコーチ凄すぎますね。なので3組は世界トップで戦いながらも練習仲間でもあり、オフアイスでもすごく仲良しです。
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2011年グランプリファイナルのバンケットにて。


フリーダンスも順位云々よりも、ただただ彼らの演技が楽しみです。そしてアイスダンスは女性のスカートがシングルよりも長めで、余計に「ダンス」という優雅さが出るのもいいですよね。衣装も毎回とても楽しみにしています。
皆さん頑張って下さい!!


そして男子シングルは、高橋大輔選手が4回転を見事着氷、ノーミスの演技で94.00というSPにおける世界最高得点(この言葉はもう形骸化してるからあまり使いたくないけど)を獲得、見事トップに立っています!
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素晴らしい演技でした!
冒頭の4回転トウループ(4T)の着氷で少しバランスを崩したので単発ジャンプとし、最後の3ルッツ(3Lz)に3Tのコンビネーションを付けたことで必須演技要素を全て満たした、ノーミスの演技となりました。
本人は「 「自分自身のできと比べると、点を出してもらいすぎかな。お客さんが盛り上がってくれたし、おまけでしょう」「まあ、日本ということで」と謙遜していましたし、キス&クライでも「ステップ最悪や・・・」とか「スピン足りてなかった」(レベル認定に必要な回転数が足りてないと感じたらしい)などとボヤキまくっていましたが(笑)、高得点にびっくりしていました。
でも、彼が日本人でよかった(笑)あれがジャッジの耳に入っていたら、映像見直されていたかも(笑)
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これでこのSPも見納め。密やかな緊張感のある音に高橋選手の体がダンサーのように、突き動かされるかのように滑るあの一体感が本当に好きだったのだけど・・・高橋選手のプログラムは毎年「この1年だけでは惜しい」というものばかりですよね。
フリーはこれまたけだるくも魔術的な魅力を持つブルースなので、期待は膨らみますね。4回転もここへきて安定の兆しが見えるので、来季は更に凄い演技が見られそうなのも嬉しい。
チームリーダーとしても後輩選手に気を配り、応援席で日本選手を真剣なまなざしで見守っている姿は、変な言い方ですが、いい意味でお父さんみたいな感じでした。
チームリーダー、フリーも頑張って下さい!


Daisuke Takahashi 2012 WTT SP -In the Garden of Souls

本田武史コーチがキス&クライに同席って、ちょっと新鮮♪


2位にパトリック・チャン選手!
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高橋選手の得点が高く出たので、これはチャン選手がパーフェクトなら初の公式100点越えとか行くんじゃ?と思いつつ見ていましたが、やはり世界選手権の後の試合というのは心身ともに調整が大変だったのか、トリプルアクセル(3A)で転倒してしまい、3Lz-3Tのコンビネーションもちょっと危うかった。
結局彼は、SPは昨季からの持越しプログラムでありながら、ノーミスって一度もなかったんじゃないですかね?確認してませんが。何かしら目に見えるミスがあったように思います。
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それにしても「2位にパトリック・チャン選手」と書くのがすごく変な感じがしました(笑)。今季負けなしですからね。SPで高橋選手に少し差をつけられてしまったので、フリーは4回転2本を本気で決めてくると思います。ジャンプが決まれば彼は無敵ですから、まだまだ優勝(って個人として今大会はあるんでしたっけ…?)の行方はわかりません。フリーはますます注目ですね。

Patrick Chan 2012 WTT SP -Take 5




3位はジェレミー・アボット選手!
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彼は4回転を入れない構成できっちりまとめましたね。ちょっと着氷が危うかったところもありましたが、高橋選手同様全ての要素で加点をもらう演技で本人も会心のガッツポーズでした。良い滑り出しです!
何か今回は採点がいつもより緩いというか、高めですね。世界選手権のあのヒエヒエ採点が嘘のよう(笑)。ここまで採点基準が試合ごとに違ってしまうと、高橋選手みたいに良い点をもらってもちょっと素直に受け取れないみたいな感じになるのも分かる気がします。
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でもここはラッキーと受け取って(笑)、是非是非フリーの「Exogenesis」の神演技を見たい!!!!あのプログラムはノーミスだと本当に神がかり的というか、宇宙的な壮大な感じとじわじわくる感動を共有できる素晴らしいプログラムだと思っています。このプログラムは今までの彼の作品の中で一番好きなので、是非最後にパーフェクトがみたいです!頑張って下さい!


Jeremy Abbott 2012 WTT SP -Swing Kids, etc.



4位にブライアン・ジュベール選手!
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ジュベール選手、復活!を確信させる素晴らしいSPでした。世界選手権での晴れ晴れとした表情、全盛期を彷彿とさせる生き生きとした演技は本当に嬉しかったものですが、今回の演技でそれが「地元開催の盛り上がりで」という感じではなく、彼の完全なるカムバックをファンにも、そしてジャッジにも強く印象付けたと思います。
ただ細かい部分で取りこぼしがあったようで、スピンでレベル4がひとつもなかったりとか、GOE(出来栄え)加点をあまりもらえてないですね。そのあたりで4位となっています。
でもスケーティングやスピンは全盛期よりもずっといいですし、新しいジュベール選手が生まれつつある予感を示した演技を続けていますね。フリーも本当に楽しみです!
演技後は満面の笑顔で熱狂的な日本のファンに応え、リンクのロングサイドのお客さんとハイタッチをしながら進むという大サービスぶりでした。このまま頑張ってください!!


WTTと言えば応援席(応援グッズ持ち込み自由)の楽しい盛り上がりを見るのが楽しみのひとつなのだけど、今回おフランスとイタリア、そしてお約束のアメリカは初っ端からハジけてました(笑)。
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皆でハンズかLoftに行ったと思われる(笑)

イケメンで鳴らすジュベール選手も、金魚のかぶりものをかぶせられ、そのまま得点を待ちます(笑)
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高い得点にみんなで大喜び!


Brian Joubert 2012WTT SP -Genesis/Aerodynamic



5位はフローラン・アモディオ選手。
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うーん、なんか最近アモディオ選手の元気がないように感じるんですよね。滑っててあまり楽しそうじゃないというか、見ていて私自身あまり楽しい気持ちにならないんです。彼自身はとても好きなスケーターなのだけれど。
滑りはとてもなめらかで、4回転ジャンパーであり、踊れる選手で演技力もある。人間的にもとてもチャーミングで愛されキャラの選手。今トップスケーターに求められる資質は全て持っているのに、もう一つ輝ききれない感じに思えます。
彼が今どういう事を考えているのかはわかりませんが、来季はまた瞳に力を戻して、キラキラしたアモディオ選手が見られるといいなあ・・・ってフリーがまだ残ってるけど(笑)。
頑張って下さい!

キス&クライでチームメイトに持ち上げられ、そのまま後ろに担がれていく姿はCGみたいで面白かった(笑)
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Florent Amodio 2012 WTT SP -Tears of the Sun



小塚崇彦選手はジャンプ2つにミスがあり、8位発進です。
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4Tとコンビネーションジャンプを転倒してしまい、コンビネーションを付けることができなかったのでこの順位は仕方ないですね。残念でした・・・
最後まで、このSPは彼にはしっくり来てなかったような気がしますが、今季は靴に泣かされたシーズンでしたね・・・成績的にはファイナル出場はならなかったけれど、出場した試合では世界選手権以外は全て表彰台に乗ったのだからそんなに悪い成績ではない筈なのだけど、悔しさの残るシーズンだったと思います。
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今日のフリーでは、今季最後のナウシカを悔いなく滑り切ることができるといいなと思います。彼が並々ならぬ思い入れを持って作り上げたこのプログラムなので、来季持越しとかあるでしょうか?やはり新しいものにしてくるのか?ちょっと気になりますが、彼の今季の集大成の演技をしっかり応援し、見届けたいと思います。
頑張って下さい!!


Takahiko Kozuka 2012 WTT SP -Inner Urge



長くなったので、女子は別記事で書こうと思います。
今日は男子シングルとアイスダンスのフリー、そしてペアのSPが行われます。
皆さん頑張って下さい!
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<参考リンク>
ISU World Team Trophy 2012 -Facebook:ISU Figure Skating
ISUのFacebook。バックスペースや記者会見、オープニングレセプション?での選手達の楽しそうな写真がたくさんあります。
by toramomo0926 | 2012-04-20 07:57 | フィギュアスケート


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