織田信成選手、復帰戦SP1位スタート!! -2012年ネーベルホルン杯
b0038294_13163520.jpg
ネーベルホルン杯が始まりました。この試合はドイツのスケート連盟が主催し、毎年ドイツでシーズンの本当の序盤の時期に行われる国際大会です。昨年は羽生結弦選手が優勝し、その勢いのままに男子シニアを荒らしたという(笑)思い出も記憶に新しいですね。
大会の規模というかステイタス?的にはそれほど高いものではないのですが、選手が本格的なシーズンインにあたって「小手調べ」的に出場する大会としてファンの間では有名です。
オフの練習の成果を最初にISUの国際ジャッジに見てもらって、その結果出た課題をグランプリシリーズまでに洗い直すには時期的にも良いのか、若手だけでなく最近はトップスケーターも出場することが増えています。これはやはりほぼ同じ時期にフィンランドで行われる「フィンランディア杯」も同様です(フィンランドスケート連盟主催)。高橋大輔選手は2009年、やはりケガ明けだったオリンピックシーズンの初戦をフィンランディア杯に決め、SPでのまさかの土下座騒動(笑)などがありつつも見事優勝を飾っています。
日本のトップ選手はその役割を10月頭に行われる「ジャパンオープン」に求める事が多いです。


少し前からローカルな小さい大会などは世界各地で行われているようですが、私の中ではこのネーベルホルン杯とフィンランディア杯の話が聞こえてくると「いよいよシーズンイン」という感じがしますね。そしてジャパンオープンで一気にシーズンモードになり、グランプリシリーズでついに本格スタート、という流れ(笑)。もっと詳しい方などは随分前からそういうモードに入られるのかもしれませんが、私としては毎年そんな感じです(笑)。

男子のショートプログラム(SP)で織田信成選手が2位に10点の差をつける演技でトップとなり、一年近くのブランクの不安を打ち破る素晴らしいスタートを切りました!!!本当に良かった。織田選手本人もホッとしているのではないでしょうか。

*織田選手の今大会の動画がアップされていたので差し替えました。他の選手の分も見つけ次第昨季のと差し替えます。

Nebelhorn Trophy 2012
順位と得点詳細。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Scores」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。





*****

復帰戦の織田、SP首位=ネーベルホルン杯フィギュア

 【オーベルストドルフ(ドイツ)時事】フィギュアスケートのネーベルホルントロフィー第1日は27日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、織田信成(関大大学院)が79.64点をマークし、首位発進した。
 左膝の故障から復帰した織田は昨年11月のグランプリ・シリーズ、フランス杯以来の実戦。冒頭の4回転トーループは転倒したが、残りは無難にまとめた。男子フリーは28日に行われる。 


復帰戦もためらわず=織田、勢いよく-ネーベルホルン杯フィギュア
 ためらいはなく、左足の爪先を突いて勢いよく跳び上がった。冒頭の4回転トーループで着氷が乱れて転倒しても、織田は笑っていた。約10カ月ぶりの復帰戦。左膝のけんの部分断裂という難しい故障を乗り越えた実感が、確かにあった。
 トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はきれいに決まった。痛みは、もうない。ステップやスピンなどの動きに硬さはあったが、久々の実戦にしてはまずまずの出来。「全体の流れは悪くない」と、手応えをつかんだ。
 左膝は鍛えることで治した。再発を恐れず、3月に氷に戻り、ジャンプは5月から。8月に4回転が決まり始めた。専門医の元へ足しげく通い、超音波治療の一方で左足でスキップをするなど大胆に、工夫しながら感覚を取り戻した。
 焦ってはいけないと分かっている。しかし、自身が不在だった昨季後半、17歳の羽生結弦が一気に台頭しただけに、「自分の存在をアピールして、こういう選手なんだという演技をできるようにしたい」と言う。この日失敗した4回転をフリーで決めれば、その第一歩となる。(オーベルストドルフ時事)

2012年9月28日 時事通信


織田信成 10カ月ぶり復帰戦でSP首位 3回転半決めた
 フィギュアスケートの国際大会、ネーベルホルン杯は27日、ドイツのオーベルストドルフで開幕し、男子ショートプログラム(SP)は左膝故障で復帰戦となった織田信成(関大大学院)が79・64点を出し、トップに立った。

 昨年11月のフランス杯を最後に休養していた織田は冒頭の4回転トーループで転倒したが、その後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2連続3回転ジャンプを決め、2位のコンスタンティン・メンショフ(ロシア)に10・34点の大差をつけた。昨年の世界選手権4位のミハル・ブレジナ(チェコ)は67・78点で5位と出遅れた。

 ▼織田信成の話 全体的な流れは悪くなかった。(左膝の)痛みは全くない。(ソチ冬季)五輪まで日にちがないので、自分の存在をアピールするためにも、自分はこういう選手なんだっていう演技をもっともっとできるようにしていきたい。(共同)

2012年9月28日 共同通信


織田、復帰戦でSP首位…フィギュア
 ◆フィギュアスケート ネーベルホルン杯(27日、ドイツ・オーベルストドルフ) 開幕し、男子ショートプログラム(SP)は左膝故障で復帰戦となった織田信成(25)=関大大学院=が79・64点を出し、トップに立った。

 昨年11月のフランス杯を最後に休養していた織田は冒頭の4回転トーループで転倒したが、その後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2連続3回転ジャンプを決め、2位のコンスタンティン・メンショフ(ロシア)に10・34点の大差をつけた。昨年の世界選手権4位のミハル・ブレジナ(チェコ)は67・78点で5位と出遅れた。

 織田信成「全体的な流れは悪くなかった。(左膝の)痛みは全くない。(ソチ冬季)五輪まで日にちがないので、自分の存在をアピールするためにも、自分はこういう選手なんだっていう演技をもっともっとできるようにしていきたい」

 織田憲子コーチ「ブランクが1年近く空いているのは、どんな選手にとってもすごく大きい。(今後は)いかに氷に親しんでいくか。(4回転で転倒したが)こちらに来て、(成功の)確率は良くなっている」

2012年9月28日 スポーツ報知

*****



男子の出場者は今大会が昨年のフランス杯以来、怪我明けの復帰戦となる織田信成選手、チェコのトマシュ・ヴェルネル選手&ミハル・ブレジナ選手、ロシアからは怪演が忘れられない(笑)コンスタンチン・メンショフ選手、カザフスタンの星デニス・テン選手、スウェーデンのアレクサンダー・マヨーロフ選手、アメリカからはステファン・キャリエール選手&キーガン・メッシング選手などなかなかに興味深いというか、シーズン(ほぼ)初っ端の試合としてはすごくカラフルなメンツです。
女子はこれまた今井遥選手、アデリーナ・ソトニコワ選手、キャロライン・ジャン選手などが出場し、ファンにとっては一気に高揚感を煽られる試合となっています。

織田選手は膝の痛みもないということで、本当によかったです。昨シーズンの怪我の前は日本選手の中で一番といっていいくらい4回転を余裕を持って決めていたけれど、やはり怪我でブランクが空くと感覚を取り戻すのは時間がかかりますよね。でもこのままいけばきっと、近い将来また織田選手の猫のような着氷の美しい4回転が見られると信じています。


Nobunari Oda 2012 Nebelhorn Trophy SP -The New Moon in the Old Arm's Moon

今大会の映像がついにアップされました!荘厳で美しい曲ですね。織田選手の伸びやかで軽やかな滑りととてもよく合っています。



2位にメンショフ選手というのはちょっとびっくり(笑)。彼の昨季のプログラムはSP、フリーともに面白かったので(SPは妖怪というか宇宙人チック、フリーはバイク野郎)、今季のプログラムはどんなものなのかというのが非常に興味があります。


Konstantin Menshov 2011 NHK Trophy SP -Dead Silence

※彼の衣装の変化に注目!


Konstantin Menshov 2011 NHK Trophy FS-The Race



3位にアメリカの若い力であるメッシング選手。彼は全米選手権を見ているとすごく印象に残る演技を毎年してくれていて、国内でも知名度と人気は高そうな感じですよね。まだ国際メジャー大会の経験は浅いですが(なにしろ選手層が厚いので・・・(涙)、こうやって実績を重ねてステップアップしていってほしいです。


Keegan Messing 2011 US Nationals FS

今年の全米選手権の動画がなかった・・・(涙)


4位は、彼の苦労が昨季あたりから報われてきていると感じられたデニス・テン選手。彼も真央選手同様、一旦自分の技術を見直して、そのため結果がなかなか出ない時期もありましたが昨季終盤あたりから以前の美しいジャンプや滑りが戻ってきたという手ごたえを感じていたので、なかなか良いスタートではないでしょうかね。


Denis Ten 2012 World Championships SP -Morceaux de Fantaisie



ミハル&トマシュのチェコ男子がちょっとSPは苦戦したようでしたが、滑りを見てみないとどういう感じでこの順位なのかがわからず、判断ができないですね。
トマシュも怪我等を乗り越えて技術を模索中ではあるにしても、彼の力からしたらこの試合で10位というのはちょっとびっくりですし、ミハルは今年の世界選手権4位の選手なので、もう少し上にいるべき人という感じがします。
彼は練習拠点をチェコからアメリカに移したとも聞いているので、いろんな意味でまだ手探りの面もあるのかもしれないですね。


Michal Brezina 2012 World Championships SP -Kodo



Tomas Verner 2012 European Championships FS -Sing Sing Sing / La vie en rose



まあシーズン初めということで4回転ジャンプは殆どの方にミスがあったようなので、そのあたりが影響していそうな感じではあります。そしてフリーが終わってみないと最終順位はどうなるかわかりませんね。
織田選手は10点以上の差をつけて今ぶっちぎっていますが、4回転の成否という要素もありますし、彼の場合ザヤック・ルールという不安材料も(涙)あるので、本当にフリー次第だなという気がしています。


こうやって良いニュースを聞くとワクワクしますが、映像がないのが辛い(笑)現地のTV放映の動画をどなたかが上げてくれるのを願うばかり。
選手の皆さん、怪我に気を付けて、達成感にしても課題にしても、良い収穫が得られる試合となりますように。

b0038294_13544258.jpg
織田選手、こ、この衣装は・・・・・・・最近の彼の衣装が迷走気味というか、あまり似合ってないように感じるのは気のせいでしょうか・・・・・・・・(涙)



<関連コラム>
羽生結弦選手、ネーベルホルン杯優勝!&浅田舞のスポ友!インタビュー  2011年9月24日

高橋大輔選手、フィンランディア杯優勝!  2009年10月11日
高橋大輔選手復活!-フィンランディア杯SP首位  2009年10月10日


小塚崇彦選手銀メダル、日本は来季出場権3枠を確保 -2011世界選手権・男子フリー  2011年4月28日


ジャパンオープン2011! -女子編  2011年10月2日
ジャパンオープン2011!-男子編  2011年10月2日
ステキな写真が多いので:浅田真央選手 ジャパンオープン2010  2010年10月6日
Japan Openパンフより-高橋大輔&小塚崇彦Q&A  2010年10月4日
熱狂!Japan Open 2010 (女子編)  2010年10月4日
熱狂!Japan Open 2010(男子編)  2010年10月3日
ジャパンオープン見てきました  2009年10月3日



by toramomo0926 | 2012-09-28 13:15 | フィギュアスケート


<< 織田信成選手復帰戦を優勝で飾る... 日本スケート連盟、警備付きで中... >>