良くも悪くも予想外の展開 -2012スケートカナダ・女子SP
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グランプリシリーズ(GPS)第二戦となるスケートカナダが始まりました。スケートアメリカとは競技順が変わって今回は女子からスタート。
女子ショートプログラム(SP)ではエレーネ・ゲデバニシビリ選手が自身も涙を見せる程の会心の演技でトップ、2位には地元カナダ出身で今季シニアデビュー、シニアでも躍進するとの声が高かったケイトリン・オスモンド選手が入りました!
そして3位には、昨季の不振から別人のような素晴らしい演技を見せたクセニア・マカロワ選手が!
そして今回自信を持って挑んだ村上佳菜子選手はノーミスながら4位、鈴木明子選手も演技後笑顔を見せて手ごたえを感じていたようだったのですが5位という波乱。更に昨季グランプリシリーズでいきなり2勝するなどシニアを荒らしたエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手がまさかの6位。やはり今季シニア本格デビューで、4月の国別対抗戦でも素晴らしい演技をし活躍を期待されているグレイシー・ゴールド選手が9位という、事前にファンが漠然と予想していた状況とは全く違う展開になっています。


ISU Grand Prix Skate Canada International 2012
順位と得点詳細。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Scores」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。
(試合が進むにつれ更新されます)



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村上SP4位、鈴木5位=男子は織田、無良―スケートカナダ
 【ウィンザー(カナダ)時事】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは26日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は56.21点で4位、鈴木明子(邦和スポーツランド)は55.12点の5位でスタートした。昨季世界選手権10位のエレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)が60.80点で首位に立った。
 村上はステップとスピンで得点を稼いだが、ジャンプで2度回転不足を取られた。鈴木は3回転の連続ジャンプが回転不足となるなど、全体に精彩を欠いた。
 ペアのSPは、世界王者のアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が72.26点で首位。
 男子SPには織田信成(関大大学院)、無良崇人(中京大)が出場。 

2012年10月27日 時事通信

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エレーネ・ゲデバニシビリ選手が3ルッツ-3トウループ(3Lz-3T)を見事着氷して神演技です!!
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本当に素晴らしい演技でした。「シンドラーのリスト」の美しい音楽に合わせて、曲の繊細な世界や美しさを見事に表現していました。衣装もクラシックでゲデ子ちゃんの女性らしい体型をとても美しく見せていましたし、メイクもとっても素敵でした。最初と最後、アップになった時の表情の美しさにはドキッとさせられました。

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女子は3-3が復活しているとはいえ男子よりも点のつけ方が保守的に感じられる中、3-3を構成に入れても3T-3Tのコンビネーションにする選手が殆ど。その中で高難度の3Lz-3Tを入れてきて、2ndジャンプは回転不足を取られたけどしっかり着氷したのは本当に素晴らしい。これから試合で跳んで行けば確率もどんどん上がってくるでしょうし、試合で入れ続けることが大事です。ジャンプは軸が斜めになってる気もしたけど、しっかり降りました。最後のダブルアクセル(2A)の着氷時のポーズもとてもきれいでしたね。
彼女はオーサーについて確実にステップアップというかレベルアップというか、素晴らしい選手になってますよね。本当に良かった。

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芸術性におけるゲデ子ちゃんのいいところを余すところなく見せたプログラムだったと思います。デイヴィッド・ウィルソン振り付け。今季も彼は小塚選手のSPといい、このゲデ子ちゃんのSPといい、相変わらずいい仕事しますね。
ゲデ子ちゃんは躍動感のある演技も魅力ですけど、表現に情感をしっかりこめられるのも強みですから、そこをうまく出していて素晴らしかった!!
自身初のGPS優勝も充分見えています。ここで浮足立たずに落ち着いてフリーを滑って欲しい。頑張って下さい!!!

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Elene Gedevanishvili 2012 Skate Canada SP -Schindler's List




2位には地元カナダのケイトリン・オスモンド選手が鮮烈なシニアデビューを飾りました!
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音楽が鳴りだす前のポーズから笑顔が本当に素敵で、マンボ等のラテン音楽をのびのびと躍動感を持って滑り切りました!

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最初のポーズのこの笑顔を見た瞬間「かわいいーー!」とTVの前で叫んでいました(笑)


冒頭の3T-3Tを軽々と決め、演技中終始はじけるような笑顔を見せながら全てのジャンプを決めました。スピンもブレがなく回転も速く、見ていて小気味よかった。
ステップもスケートが伸びていましたし、ウィンドミルもキャメルなのかウィンドミルなのかわからないような選手もいますがちゃんと頭が45度くらい下がっていてしっかり決めていました。個人的にウィンドミルはウィンドミルと認めるには頭の位置が45度以上下がっていること、みたいな基準を決めるべきだと思うのですが(決まってるのでしょうか)どうなんでしょう。
とにかく最後までスピードも勢いもある素晴らしい演技だったと思います。ニコニコして滑っていて見ていて「かわいいーーーーー!!!」って感じでした。

と同時に、特に女子のスケーターは、一番のびのびと試合で演技できるのはシニアデビューの年なんだろうなという気持ちが強く沸き上がってきました。キャリアを重ねるごとに背負うものや考えることが増えてきて、こんなに無心に滑れることは殆どなくなる。男子とは違い、女性としての体の変化にも対応する必要が出てくるし・・・と考えると、今日のケイトリンの演技が宝物のように思えてきました。彼女も今後シニアで戦うにあたっていろいろ考えることも増えてくると思いますが、今日の気持ちを忘れないで欲しいなと思いました。
初戦で優勝、または表彰台のチャンスを手にしたので、是非地元での演技を成功させてほしいですね。フリーも頑張って下さい!!


Kaetlyn Osmond 2012 Skate Canada SP -Mambo No. 8/Gwendoline




昨季不調に苦しんだクセニア・マカロワ選手が復活の3位です!
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去年はどうやっても3回転-3回転のコンビネーションで転倒してしまい、他のジャンプや演技も精彩を欠いてしまって、本人も「どうしたらいいかわからない」というような悲しそうな顔ばかりを試合で見て来たので、今回3-3を決めてSP3位に食い込んだ、戻ってきたことは非常に嬉しいです。
ただ、まだジャンプは以前の彼女ではないように感じました。3T-3Tと3ループ(3Lo)は力で跳び上がっているように見えたんですよね。ただ、まだシーズン序盤なのでこれからどんどん良くなると思いますし、とにかく昨季のトラウマになりそうな状況を打ち破ってくれたのが嬉しかったです。
スピンは早くてとてもよかったですね。去年よりも体の動きよかったように思います。
ただ、最後の足を前に持ち上げるスプリットのスピンは、ちょっと彼女の体型には合ってない気がするので(あまりスタイルがよくなく見えてしまう)、別なポジションを模索してもいいのかもしれないと思いました。自分の体型を棚に上げて大変僭越ではあるのですが。

とにかく彼女が戻ってきたのは嬉しい限り。そして昨季のブロンドを元のブルネットっていうんでしょうか、ダーク系の色に戻したのも嬉しかった。彼女はこの色の方が似合う気がします。昨季はフリーがマリリン・モンローがテーマだったのでブロンドにしたんだと思いますけどね。
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去年のフリー。これも似合うんですけどね。


フリーは「メガロポリス」だそうで、どんな衣装&プログラムになるのか楽しみです。彼女は衣装もいつも素敵ですよね。
頑張って下さい!!!


Ksenia Makarova 2012 Skate Canada SP -Maria And The Violin's String

SPは昨季から持越しです。



4位に村上佳菜子選手!
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◇村上「落ち着いて滑れた」
 SP4位の村上佳菜子は、演技を終えて安堵(あんど)の笑みを見せ、「落ち着いて滑ることができた」と振り返った。

 ゆったりとした曲に乗りステップやスピンでは最高難度のレベル4も得た。しかし、3回転の連続ジャンプは回転が足りず、3回転フリップも両足で着氷して減点されて「そんなに悪くなかった。点数が出なかったのは悔しいけど不安はない」と話した。

 昨季はスケート靴が合わずに苦しんだ。「靴のことは靴屋で修理しないといけない。ジャンプは、たくさん練習すれば自分で改善できる」と村上。昨季より表情にゆとりがあり、気持ちも前向きだった。

2012年10月27日 毎日新聞

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昨季の「ヴァイオリン・ミューズ」が動とすればこちらは静という感じ。カメレンゴさん振り付けと聞きましたが、素敵なプログラムですね。
本人も特に緊張することなく落ち着いてできたと話していましたが、しっかり体が動いていましたし2Aも流れがあってきれいでした。3T-3Tは2ndジャンプが回転不足の判定。昨季、一昨季までなら取ってもらっていたんじゃないかなというくらいに見えましたが、今大会は結構厳しいですね。
スケーティングは昨季よりスムーズになってきたように感じました。シニアデビューの頃の映像が少し出ましたが、こうやって見ると大人になったなあと感慨深かったです。スピンも回転が速く軸が細くてとてもよかったですよね。

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彼女は昨季から大人っぽい演技を身につけようとしていて、それは着実に(年齢もそういうお年頃ですし)身についてきていると思います。昨季まではどうしても振り付けの処理が粗いというか、荒いところもあったのですが、今日の演技を見た限りではかなり身のこなしもこなれてきたように感じました。
ですがこれまで彼女の演技を見ていて、体もいっぱいに使っているし伸びやかなのに、あまり洗練されて見えないのは何故なんだろう、と考えていたのですが、今回の演技を見てちょっとわかった気がしました。
彼女の足、特にフリーレッグになった時の膝が、いつも少しだけ緩んでいるんです。振り付けや何気ない動き、キャメルスピンやスパイラルポジションの時などもピンとまっすぐに張っておらず、いつも少しだけですが曲がっている。それが体全体を見た時にポジションとしての洗練度に影響しているように感じます。
指先や腕の動きにはとても注意を払っているように感じますが、足にももう少し神経を使ってピンと伸びるようになると本当に美しくなるんじゃないかなと、素人意見ですが感じました。バレエレッスンとかもやってるのではないかとは思うんですけれど。

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今大会は山田満知子コーチが体調不良ということで樋口美穂子コーチのみが帯同しているようですね。不安もあるとは思いますが、フリーは「かなり自信がある」ということなので、楽しみです。
曲のジャンルはタンゴらしいですが、彼女のキレのよい動きにはとてもよく合ってると思います。楽しみにしたいと思います!頑張って下さい!!!


Kanako Murakami 2012 Skate Canada SP -Prayer For Taylor




5位に鈴木明子選手!
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<フィギュア>5位発進の鈴木「仕上がり遅いが手応え」
 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダで、SP5位発進となった鈴木明子。シリーズ昨季は世界選手権で初めてメダルを獲得して充実したシーズンだった鈴木は出遅れにも表情は穏やかだ。「昨季に比べて仕上がりは遅い。よくなっている手応えはある」と、結果を受け入れた。

 課題だったジャンプがうまくいかず「ようやくこちらに来て形になってきた」。冒頭の3回転トーループの連続ジャンプでは回転が足りず、続く3回転ルッツも間違ったエッジで踏み切ったと判定された。この失敗で得点が伸びなかった。

 今季からSPでは映画「キル・ビル」の音楽をかけている。持ち前の豊かな表現力で激しい曲調にも乗って「最初のミスは仕方ないと思って引きずらずに楽しく演技ができた」と鈴木。自らが演じたいと要望した「強くてワイルドな女性」のイメージは出ていた。

 まだシーズンは始まったばかりでプログラムは磨き切れていない。鈴木も「ジャンプが不安定で、気持ちがそっちに行かなかった」と自覚している。それでも現時点での最善は尽くした。シーズンが進めば巻き返せると思えるから気持ちにも余裕がある。【小坂大】

2012年10月27日 毎日新聞

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昨季の「ハンガリアン・ラプソディ」は見ている方も高揚するようなSPでしたが、今季は見ていてゾクゾクするようなプログラム。彼女はいろんな引き出しを持ってますねー。キル・ビルのキレのいい曲をしっかり演じ切りました。
最初の3T-3Tは高さが足りなかったですね。ですがその後はしっかりとまとめてプログラムの世界をつくりあげたのは流石です。
キャメルスピンがちょっとスピードが落ちてしまったのですが、レイバックスピンはとても早くてポジションも美しかった。

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つなぎの部分での変形ハイドロブレーディング(なんでしょうか・・・正確な名前を知りませんが)はカッコよかったですね!ジャンプの調子が上がらずやっとめどがついてきたということなので、これからどんどん進化して更に観客を沸かせる演技になっていくでしょうね。楽しみです。
そしてフリーの「O」はまた全く違ったタイプのプログラムになるので、今季もすごく良い組み合わせですよね。明子選手はトータルでプログラムのバランスをすごく工夫しているなと思います。毎回すごく素敵な作品を見せてくれて、本当に楽しいです。
気持ちが前に向いているのも頼もしいですね。フリーも頑張って下さい!!!

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Akiko Suzuki 2012 Skate Canada SP- Kill Bill




6位にエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手。
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昨季彗星のごとくシニアデビューしいきなりグランプリシリーズ2勝した彼女ですが、今回は夏に右膝を怪我したり、あと成長痛(若い…)があるとの情報もありました。練習もままならず大変だったと思います。
また、彼女は今15歳、今年16歳になるということで、これから1~2年は女性としての体の変化に直面することになります。
いろんなことが影響したのでしょうか、久しぶりに見た彼女はちょっとふっくらしたように見え(顔は相変わらずものすごく小さかったですが)、シーズンに入る前に体重を落とし切れてないように見えました。
冒頭の3-3のコンビネーションでは、昨季は3Lz-3Tを鮮やかに決めてファンを騒がせたものですが、今回は3T-3Tに難度を落としてきていました。ですが2ndジャンプが回転が足りず転倒してしまいました。
表情や雰囲気にも昨季のような輝きがなくなってしまっているように見えました。

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昨季は怖いものも不安材料も一切なかったでしょうし今季は怪我もあるから仕方のないことなのですが、今回SP6位というのは正直ショックでした。
フリーは「黒い瞳」。もうタイトルを聞いただけで彼女にぴったりだと分かる曲ですね。明日は彼女の心からの笑顔が見たいです。でも無理はしないで欲しい(涙)とにかく今のベストを尽くせますように!

リーザが演技を終え、リンクを出た時誰もいなかったので、あれ?と思ったのですが(彼女は笑ってましたね)キス&クライに彼女が一人で座ってるとおもむろにミーシンコーチと女性のコーチ?が現れたのが結構面白かった(笑)

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ミーシンコーチは彼女の肩を抱いたりしっかり手を握ったりして、励ましていました。ミーシンコーチの元気な姿を見られたのも嬉しかったです。


Elizaveta Tuktamysheva 2012 Skate Canada SP -Love Story




アメリー・ラコステ選手が7位です!
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ブロンドになっていたので一瞬誰だかわからなかったです。びっくりした!それに、昨季よりもかなりスリムになったように感じました。
そしてとても鮮やかな衣装。

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背中もとってもきれいなデザインです。

フリップの転倒が痛そうでしたが、他はスケーティングも滑らかでスピードも出ていたし、スピンもとてもきれいで良いかなと思ったんですが、点が出なかったですね・・・。
個人的にはコンビネーションジャンプの2ndジャンプをループにしてきたのは「おっ」と思いました。やっぱりこういう挑戦があると嬉しくなりますね。
ジョアニー・ロシェットさんが事実上引退状態で、シンシア・ファヌーフさんも引退を発表した。今度は彼女がカナダ女子をしょって立つようにならないといけないですよね。今季から怖いもの知らずのケイトリンが参入してきてまたまた国内トップ争いも激しいものとなりそうですね。そしてジャッジの信頼を得ていくのはなかなか大変ですが頑張ってほしいと思います。

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Amelie Lacoste 2012 Skate Canada SP -The Feeling Begins

ピーター・ガブリエルってなんか心に「ひっかかる」曲を作りますよね。記憶に強く残る魅惑的な、中毒性のある曲を多数生み出しています。この曲もスケーターには人気の高い曲です。派手さはないけどかっこいいんですよね。



キャロライン・ジャン選手が8位!
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ジャンプはかなり安定しましたね。あまりヒヤヒヤせずに落ち着いて見ることが出来ました。ですがスケーティングがあまり滑ってなかったかなーという感じ。スピンは流石に素晴らしいものがありましたが、ビールマンスピンへのポジションの移行がちょっとぎこちなくなってしまっていたのは、パールスピンを誇った彼女を考えると切ないものがありました。でも、彼女自身もいろいろ考えることはあるでしょうが、それでも競技に真摯に向き合い、ひたむきに演技する彼女を応援せずにはいられません。むしろ、成績は昔の方が残していたかもしれませんが、今の彼女の演技の方が私としては心を動かされる感じがします。昔は細すぎて見ていて怖いくらいだったし。
彼女が自分の考えるスケート道を満足いくまで追求できるといいと思ってます。是非フリーも頑張ってほしいです!

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Caroline Zhang 2012 Skate Canada SP -Rushing Wings of Dawn




今季やはりシニアデビューのアメリカの超強力新人、グレイシー・ゴールド選手が9位スタートとなりました。
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この女子SPはいろいろ驚くことがありましたが、グレイシー9位というのが一番びっくりした事柄かもしれません。
ジュニアで素晴らしい実績を残していてジュニアを追わない私にもその評判は聞こえてきていましたし、4月の国別対抗戦でも溌剌とした笑顔と素晴らしいジャンプと演技で、「これはシーズン入ったら大暴れするに違いない」という期待と脅威(笑)も感じていたからです。
荒川さんが「今回全てのジャンプが跳び急いでいるように見える」と話していましたね。スピードはあったしレイバックスピンもとても早くて見栄えのするものだったけれど、ジャンプ2つミスしてしまうとどうしても厳しい結果になってしまいます。

でもスケーターとしての技術だけでなく、ブロンドに抜けるような白い肌で屈託なく笑う、健康的なアメリカ娘という素晴らしい武器(というか魅力ですね)を彼女は持っていますし、今日の結果は彼女にとっては不本意だったでしょうけど守るものはない訳ですから、フリーは気持ちをしっかり切り替えていけば順位を上げられるチャンスは出てくると思います。是非ここで気落ちすることなく、明日は全米ジュニア女王、世界ジュニア銀メダリストのプライドをもって、強い気持ちでフリーを滑り切って欲しいと思います。
今は全てが経験。頑張って下さい!!

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Gracie Gold 2012 Skate Canada SP -Hernando's Hideaway




ポリーナ・シェレペン選手が10位です。
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最初に3Lz-3Tを試みましたが、最初のルッツが2フット気味になり、続けて3Tを頑張って踏み切りましたが着氷時にエッジが滑ってしまい、壁際で転んでしまいました。壁にもぶつかったのですが足からだったのでダメージは少しは弱まったでしょうが、ヒヤッとしました。
今大会のリンクはアイスホッケー仕様らしく、通常より狭いみたいなんですよね。なので難度の高いジャンプを跳ぶ時は助走をしっかりつけたいけど狭いから限界がある。そういう感じで起きたもののように見えました。
彼女も今季からシニア参戦ということで私は彼女の演技は初めて見たのですが、長身なので氷の上で演技すると映えるということですね。そして足が長い!!

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このスパイラルポジションの時特にそう感じました。


ただ、その足の長さが災いすることもあるのかどうか、3Loでも転倒があったのですが転び方が怖かったんですよね。躓いて頭からいくような感じになったのですが足が長い=重心が高いので見ていて二度ドキッとしました…
フリーでは今日のことは忘れて、思い切り演技してほしいです。グレイシーの時にも書きましたがシニアデビューの時には何をやってもいいんです。無心でぶつかっていける貴重な時期なので、やりきったという達成感を追求していって欲しいと思います。
頑張って下さい!!!


Polina Shelepen 2012 Skate Canada SP -Latin Medley



フリーはどうなるか、ここまで予想を裏切られると想像がつきませんね。だからこそ注目したいです。
選手の皆さんは全員怪我なく、満足な演技ができますように!!!


<関連コラム>
2012年グランプリシリーズ開幕!  2012年10月19日
2012-2013グランプリシリーズのアサインメント発表!  2012年5月21日



by toramomo0926 | 2012-10-27 09:25 | フィギュアスケート


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