浅田真央選手、「最高レベルの演技」で優勝、日本女子が表彰台を独占 -2013年四大陸選手権(その1)
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2013年四大陸選手権・女子シングルは、浅田真央選手が約5年ぶりとなる3フリップ-3ループ(3F-3Lo)の3回転の高難度コンビネーションジャンプと、トリプルアクセル(3A)を組み入れた「今の自分の最高レベルの演技」で臨み、回転不足は取られたものの転倒のない、流れを切らさない演技で205.45点で優勝です!
2位には鈴木明子選手、3位に村上佳菜子選手が入り、SPからの順位そのままに日本勢の強さをアピールした試合となりました。
4位にはクリスティーナ・ガオ選手、5位にジジュン・リー選手、6位にグレイシー・ゴールド選手が入り、若い力の台頭も強く印象付けた、見ごたえのある試合でした。


ISU Four Continents Figure Skating Championships 2013
順位と得点詳細。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Scores」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。

*四大陸選手権は、英語名の頭文字(Four Continents Championships)を取って「4CC」と表記されることが多いです。


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浅田がV!自己ベストまで0.05点 日本勢が表彰台独占=四大陸フィギュア
 フィギュアスケートの四大陸選手権第3日が10日、大阪市中央体育館で行われ、女子フリースケーティングでは、浅田真央(中京大)がフリー130.96点、総合205.45点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。2位は鈴木明子(邦和スポーツランド)でフリー124.43点、総合190.08点。3位には村上佳菜子(中京大中京高)が、フリー116.99点、総合181.03点で入り、日本勢が表彰台を独占した。

 浅田が、自己ベストの205.50点まで0.05点に迫る高得点を出した。前日のショートプログラム(SP)で決めたトリプルアクセルは両足着氷となったものの、トリプルフリップからのコンビネーション、終盤に入れたトリプルフリップ-ダブルループ-ダブルループの3連続などを着氷。見せ場のステップでは、場内が総立ちになる盛り上がり。3月の世界選手権へ向けて、弾みをつける演技を見せた。

 SP2位の鈴木は、冒頭のトリプルフリップからの3連続を着氷。ダブルアクセルがシングルになる場面があるも、その後大きなミスなく演技を終え順位をキープ。やや悔しげな表情を見せた鈴木だが、会場は大歓声に包まれた。

 村上もSPから順位をキープし、表彰台に。トリプルフリップ、トリプルループ、後半に入れたトリプルサルコウからの3連続の最後、ダブルループなど、回転不足の判定がやや目立つも、ミスを最小限に抑えて滑り切った。

2013年2月10日 スポーツナビ
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浅田真央「まだ伸びしろある」世界選手権へ気持ち新た=四大陸から一夜明け
 フィギュアスケート四大陸選手権から一夜明けた11日、会場となった大阪市中央体育館で会見が開かれ、自己ベストに迫る200点超えのハイスコアで3季ぶり3度目の優勝を飾った浅田真央(中京大)、自己ベストで2位の鈴木明子(邦和スポーツランド)、同じく自己ベストで3位だった村上佳菜子(中京大中京高)が出席。それぞれ2日間の振り返りと、3月13日(現地時間)からカナダで開幕する世界選手権への意気込みを語った。

 まだ大阪らしいものは食べていないが、昨晩はさっそく焼肉を食べて喜びを分かち合ったという浅田。解禁したトリプルアクセルが完璧に決まったショートプラグラム(SP)は「自分でこういう演技ができたら良いなと想像していたものができた」と、あらためてSPの満足感を語った。
 一方で、トリプルアクセル、3回転フリップ-3回転ループの高難度技で回転不足があったフリースケーティング(FS)も含めて「まだ伸びしろがたくさんある。次の試合までに修正して、もっと伸ばしていきたい」と、世界選手権までの残り1カ月間でさらなるレベルアップにも意欲十分。世界選手権は来年行われるソチ五輪の日本代表枠の数が決まる大会でもあるが、ひと足早く五輪行きを決めた女子アイスホッケー代表の話題にも触れ、「早く決まっていいなという思いと、自分もソチに行きたいと強く思いました」と、2度目の五輪出場へ気持ちを新たにした。

 不振脱出を強く印象付けた鈴木は「まずはホッとしています。自分の気持ちをようやく少しコントロールできて滑れたかなと思います」と安堵(あんど)の表情。今回をきっかけに「引き続き一つ一つ練習して、さらに良いプログラムで終えられるよう、焦らずにやっていきたい」と世界選手権への抱負を語った。
 また、村上は「3人で表彰台に上がることができて、すごくうれしかった。SPも自信になりました」と大きな笑顔。今後はFSで見つかった課題の修正に取り組み、「世界選手権では足を引っ張らないよう、五輪出場枠の3枠を取れるように頑張りたい」と力強く誓った。

2013年2月11日 スポーツナビ

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浅田真央選手が優勝です!
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浅田、200点超えV「挑戦が今の自分の楽しみ」
「(アクセルや3回転-3回転は)回転不足ということだったんですが、自分の中ではまあまあ良かったんじゃないかと思うので、このジャンプが次の世界選手権につながるんじゃないかと思いますし、練習ができていれば、(3月の)世界選手権で少しは期待できるんじゃないかなと思います。

(試合で入れるには時間がかかると言っていたが?)トリプルアクセルだけではなくて3回転-3回転も練習していて、やはり攻めのプログラムにしたいなとずっと考えていました。それで自分が強くなれた部分もたくさんありますし、時にはそれが弱くなってしまったところもあります。リスクもあると思いますが、挑戦することが今の自分の楽しみでもあるので、今回の試合では怖さというよりは、自分がどこまで挑戦していけるかというのが課題だったので、良かったと思います。

(アクセルは?)フリーに入れるにあたって、最初に入れるか2つ目に入れるか迷っていろいろやってみました。今回の試合で、やはり最初の方がうまく入るんだなと、公式練習も含めて感じています。世界選手権では、コーチと相談してですが、最初に入れるようにすると思います。

 いつもよりはショートが良くて、フリーが元気がないというのはありましたが、“攻めるプログラム”ということで自分も攻めていかなければいけない。それが少しは後押ししてくれたかなと思います。次の試合ではもう少し最後までスピードを出して、ショートのような勢いを出せるようにしたいです。

 今年に入ってから(佐藤)久美子先生と小林(れい子)先生とプログラム構成を考えて、アクセルを入れるバーションと3回転-3回転を入れるバージョン、入れないバージョンと練習してきました。自分の最高のレベルで練習していたので、ミーティングとかはありませんでしたが、毎日、注意をしながら練習していました。

 全日本の時期に良いアクセルが跳べていましたが、全日本は(アクセルをプログラムに入れる事を)我慢というかたちになりました。でも、四大陸、世界選手権と跳びたいという気持ちが大きかったので、すぐに(アクセルを入れるために)プログラムの直しをしました。

(どれくらいまでできている?)練習では50~60パーセントだと思います。今日の演技もスピードや回転不足などがあったと思うので、それが試合でできたときにようやく100パーセントになるのかなと思います。

 トリプルアクセルとトリプル-トリプル、ダブルアクセル-トリプルトゥループが全部入る確率は30パーセントくらいです。練習でもその30パーセントを超えていることもあるんですが、これも積み重ねだと思います。今日試合でできたことが必ず次につながってくると思うので、今日の滑りを忘れないで気持ちを切り替えて、世界選手権まで今日のような滑り以上の練習をしたいと思います。

(世界選手権では韓国のキム・ヨナも出てくるが?)国際大会でバンクーバー五輪以来の200点超え(の可能性がある)というのを昨日知って、今日も少しそういう(200点を出すという)気持ちもありました。得点としてこういう結果が出て、自分のレベルもバンクーバー以上のものが出せていると思うので、それをようやく実感できています。世界選手権では、キム・ヨナ選手やたくさんの選手たちが世界中から集まってくるので、自分の目標を忘れないで、自分への挑戦として、トリプルアクセルや3回転-3回転、アクセル-トリプルトゥループを今日以上のものができるように練習していきたいと思います」

2013年2月11日 スポーツナビ

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浅田真央、完全復活。トリプルアクセルに大きな変化
 今大会はその発言にも注目した。言葉の端々に積極的で前向きなコメントが次々と出ていたことからも、「攻めのプログラム」に挑む姿勢がうかがえた。

「今できる最高のレベルに挑戦することが目標だったし、それができてよかった。レベル的にはこれ以上のものはできないと思う。トリプルアクセルはここぞというときの1本に賭ける思いがあって、練習通り以上のものができたと思います。トリプルアクセルはバンクーバー五輪よりもさらに質が良くなっていますので、これは自信になります」

「ジャンプの修正やスケーティングの基礎を徹底してやったことで、ほかのジャンプもそうですが、トリプルアクセルも癖や悪いタイミングなどが消えて質が良くなってきて、気兼ねなく力を抜いて跳ぶことができるようになっています。質について一番分かりやすく言うと、ジャンプに入るときの流れとタイミングが、今のほうが軽く速く、あまり待たずに跳べていると思います。

(佐藤)信夫先生の指導の下でジャンプの修正をして我慢に我慢の練習をしてきたんですけど、トリプルアクセルはずっと練習していなくて、これまでダブルアクセル(2回転半ジャンプ)だけを跳んでいました。しばらくトリプルアクセルから離れていた間に前の悪い癖が自然に消えていて、今年(2013年)に入ってから得意なダブルアクセルと同じ形で跳べるようになってきていると思います。だから、今は簡単に跳ぶことを心がけています」

 このように、新しく生まれ変わったトリプルアクセルは、浅田も言うようにまるで「得意のダブルアクセル」を跳んでいるかのような入り方やタイミングで跳べるようになり、回り切るところまで完成度を高めてきたと言える。

 浅田の指導を始めて3季目の佐藤信夫コーチはこう語る。

「昨シーズンが終わってからトリプルアクセルからは遠ざかっていた。今シーズンの練習が始まっても本人はやろうとしなかったし、僕も放っておきました。全日本選手権が近づいて練習を詰めてきた状況で、跳びたいときにやるぐらいで、余計な欲を持たないで素直に無理しないで練習に取り組んできたことがいい結果につながったんじゃないかと思います

 トリプルアクセルを跳ぶことで、練習中からいい方向に向かっていたし、本番になると普段以上の力が出てきますから、それを上手く利用すればいけるかなという思いがありました。じっとそのチャンスを狙っていたと言えば狙っていたかもしれない。ひとつひとつ課題を詰めてきたことも良かった。ソチ五輪までは故障をしないように気をつけながら、どこまでもやるというどん欲さを持ってやっていきます」

「世界選手権を前に自分を信じる気持ちが出てきたし、少しずつですが、自分のジャンプをようやく取り戻してきたかなとあらためて感じることができました。今回、フリーではまだ自分の最高の演技をしていないので、これから気持ちを切り替えて世界選手権に向けていい練習をして、トリプルアクセルと3フリップ+3ループもきちんと跳べるようにしていきたい。バンクーバー五輪よりも質のいいジャンプが跳べるようになり、トリプルアクセルと3+3の連続ジャンプもプログラムに入れることができたので、今後は(フリーで)トリプルアクセルを2度跳べるようにしていきたい。リスクもあるが、挑戦する楽しみが怖さよりもある。この挑戦でどこまで自分ができるか楽しみなところです」

2013年2月12日 Webスポルティーバより抜粋

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真央「得点として戻ってきた実感」
 今季世界最高点をマークした演技にも、満面の笑みとはいかなかったが、今後への確かな手応えは感じとれた。

 フリー曲「白鳥の湖」で、今季初めてトリプルアクセルと連続3回転ジャンプを入れた演技に挑んだ浅田。3回転半が両足着氷になり、連続3回転も2つめが回転不足と判定された。それでも公式練習ではいずれも着氷しており、あと一歩の段階とあって「あとは完璧にしていくだけ」と手応えはつかめた様子だった。

 演技自体は高い表現力などで演技構成点も稼ぎ、今季自己最高の130.96点をマーク。3回転半を跳んだSPとの合計では、銀メダルを獲得したバンクーバー五輪時の自己最高点に0.05差まで迫り、「得点として戻ってこられた実感がある」と白い歯を見せた。

 基礎からスケートを見つめ直すために佐藤信夫コーチに師事して3季目。ジャンプなどで悪い癖の修正を繰り返し、今季開幕前には「ようやく体に染みついてきた」と話していた。その成果が結実しつつある。五輪では回避した連続3回転にもめどが立ち、昨季まで3回転半の挑戦にも消極的だった佐藤コーチからは「技術面で言うことはない」と送り出されるまでに成長できている。

 「次は今日以上の演技をしたい」。五輪枠がかかる3月の世界選手権までの“宿題”にも意欲的。振り付けを担当するタチアナ・タラソワ氏(ロシア)からプレゼントされた真新しい衣装で演じた22歳が、より美しい白鳥を目指す。(田中充)

2013年2月11日 サンケイスポーツ

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なんというか、今回報道の文字数の割き方に驚きました。真央選手3A復活&日本女子表彰台独占といっても、あんなに多くのスペース(文字数)を各紙割いて、インタビューや会見の発言なども詳細に取り上げるというのはちょっと珍しいように思います。五輪や世界選手権でもここまで詳しく載せてくれていたかどうか。

真央選手が3Aと3-3を試合で入れたことの衝撃は確かにありましたが、時に(というか往々にして)フィギュアスケートというスポーツをミーハー視点とか、他選手との比較または対決がどうこうとか、ちょっとピントが外れた視点で取り上げられがちな報道が、今回全体的にトーンというか気合がちょっと違うように感じました。

正直なところ、メディアは真央選手が3Aや3-3を試合のプログラムに戻すことはもうないだろう、と考えていたのではないでしょうか。
浅田真央はこれ以上技術的に伸びることはない、(彼らの言う)「表現力」で得点を稼ぐ選手へとシフトし、技術的なピークは過ぎたという見方が、報じる側に漠然としたムードとしてあったのではないかと推察します(技術の向上がなければ本当の表現力が伸びる訳はないのですけれど)。
怪我等の理由以外で一旦構成の難度を落とした選手が、再び最高難度の構成に戻し、それをこなしてくるということはかなり稀ですし、真央選手は昨季まで優勝や表彰台乗りしていても「不調」とひとくくりに見られていた訳ですしね。
ファンですらも、3Aはまだしもそれに加えて3-3をいきなり入れるという方針には驚いたのですから、ファン程の情熱を持って追いかけていない(笑)報道各社は更に驚きがあったのでしょう。
そして公式練習からジャンプをバンバン跳んで成功させ、SPでは完璧な演技を見せた。そしてフリーでも回転不足は取られたものの(3Aはともかく3-3は回っていると思うのですが…海外の解説でも足りていると話していましたし)圧倒的な演技で「地の利」という要素すら誰の頭にも浮かばない、他を全く寄せ付けない正々堂々とした、文句なしの勝ちっぷりを見せました。
ソチ五輪まであと1年というタイミングでいきなり一足飛びにレベルアップした姿を見せた真央選手に、報道する側自身がかなり驚き、そして大きな期待を寄せたということが、今回のこの大きな扱いにあるのではないかと感じました。シーズン序盤からステップなどの緻密さや表現力は群を抜いていましたが、いきなりここまで -ジャンプ構成だけでも現役女子では誰も滑れないレベルまで- 難度を上げてきて、しかもそれを、パーフェクトではなかったものの、「しっかりこなせている」と分かる内容で滑りきったのですから。

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素晴らしい演技でしたけれど、例えばスピンはSP、フリーともにちょっと回転速度が遅いのが気になりましたし、フリーの最後の見せ場であるステップも、これまでの試合と比べてちょっと力強さがなかったように思います。ですがこれは、やはり3Aと3-3を初めて入れたということで慎重になったり、これまでよりも疲れが出た影響はあったでしょうね。真央選手は不安があったり慎重になるとスピードが落ちる傾向があるので。
ですが今回、最高難度に挑戦した最初の試合でここまでの滑りができた、そしてその評価も一定以上得られたことで大きな自信や安心感になったと思いますし、次の世界選手権ではきっとそのあたりも佐藤コーチと修正してくるだろうと期待しています。

それでも、とにかく真央選手が充実した練習を重ねていて、着実にステップアップしている、佐藤コーチの門をたたいた時に思い描いた実力がついてきていることを本人も実感できているということがただただ嬉しいです。
あとは信夫コーチのおっしゃる通り、怪我に気を付けて試合で跳んでいくことしかないですね。でも誰もやろうとしないくらい難しい取り組みを、いろんなことを乗り越えてついにモノにしようとしている真央選手を尊敬します。

ちなみに、British Eurosportの実況・解説の方によると、真央選手はこれまで四大陸選手権に6回出場して全ての試合で表彰台に乗っており、しかも優勝した年(2008年と2010年)は必ず世界選手権でも優勝しているそうですよ!これは幸先いいですね。
カナダでも満足いく演技が出来ますように!
本当におめでとうございます!!!

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Mao Asada 2013 4CC FS -Swan Lake




鈴木明子選手が2位です!
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2位の鈴木、ミスも気持ち切り替え「ようやく一つ抜け出せた」
「ダブルアクセルはずっと注意を受けていたジャンプだったので、とにかくスピードを出して踏み切ろうとしたら、違う方向に力が入ってしまって思い切っていけませんでした。アクセルとして成立したかどうかで後半の演技がだいぶ変わってくるので、やっぱりステップ中に考えてしまいましたね。でも、このミスを引きずらなかったのが、今回の大きな収穫だと思います。ずっと課題として練習してきたことだったので。

 ミスがあっても、次は違うジャンプなので『切り替えをきちんとしないといけない』と、先生からずっと言われて練習してきました。その成果が出たと思います。ミスが続かないこと、切り替えることをコーチとの対話でやってきました。試合になったら自由に体が動くようになっているんだから自分を信じなさいとも言われました。ミスが出ても委縮しないように、今回やってきたことが出たと思います。でも、それがミスが出たことで確認できたのは、良かったのか悪かったのかは分からないのですが(笑)。ただ、これまでやってきたことが少しずつ形になってきて、自分の気持ちとの戦いでしたし、ようやく一つ抜け出せたかなと思います。

 年齢が上になってくると、自立して自分で何とかしないといけない気持ちが出てきて、調子が悪くてもなかなか先生に素直に言えなくなっていました。でも、素直に言えるようになったことで、先生に頼れるようになった。それも良かったと思います」

2013年2月10日 スポーツナビ

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明子選手も自分の課題をしっかりクリアした満足感のある表情で嬉しかった。ミスはあったけれども、世界選手権を前にした今の状況では枝葉の問題よりもそちらの方がはるかに大事。今回の明子選手が乗り越えた、克服した問題はソチ五輪までつながってくる重要なものですし、コーチとしっかりコミュニケーションを取る濃い練習を重ねてこられて、そして今大会納得できる演技で結果を勝ち取ったのは非常に大きい、また重要な成果だと思います。

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もう、この「O」を試合で見られるのも(持ち越しがなければ)世界選手権で最後だなんて悲しいですね。プレ五輪だというのに今季は良いプログラムが多くて、もっと見たいのに・・・と思うものがいろいろあって困りますが、この明子選手のフリーも本当にもっともっと見たいプログラムのひとつ。
世界選手権では是非是非パーフェクトなキルビルとOを見たいです!
おめでとうございます!世界選手権も頑張ってください!!


Akiko Suzuki 2013 4CC FS -O




3位は村上佳菜子選手!
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3位の村上、ダブルアクセル失敗「力を温存してしまった感じは心残り」
「やっぱり、ダブルアクセルを失敗してしまったのと、つなぎの部分に迫力がなかったと思います。力を温存してしまった感じがあるので、そこが心残りです。ダブルアクセル以外は満足しているのですが、つなぎの部分の迫力とかダブルアクセルを決めることができれば、もう少し点数が上がるんじゃないかなと思います。

 朝の公式練習の時は足が疲れていたんですが、ホテルに帰ってからはいい調整ができましたし、いつもより緊張しなかったので、今回落ち着いて演技ができたことは今後に向けても自信を持つことができると思います。ショートプログラムでやっと自信をつけられる演技ができましたし、世界選手権のショートプログラムではもっと素晴らしい演技もできると思う。フリーでもダブルアクセルとつなぎの部分ができたら、満足いく気持ちで終えられるんじゃないかなと思いますね。今回、表彰台が取れたことはすごくうれしいです。

 今日の演技の最後ですが、思いっきりやろうと思ったら勢いが余って止まれませんでした(笑)。タイムオーバーになるかと思ったんですが、なんとかこらえてタイムオーバーにならなくて良かったです」

2013年2月10日 スポーツナビ

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フィニッシュのところは私もちょっとタイムオーバーを心配しました。でも減点されてなくて本当によかったです。
全日本の演技が本当に自信になって、彼女本来の演技を試合で出せるようになったようですね。こうやって良い内容の試合を重ねて、それを揺るぎないものにしていく必要がある。それによって更にファンやジャッジからの信頼を得ていくことになります。佳菜子ちゃんはまだ若いですし、本当にこれから更に伸びるだろうなと期待を持ってしまいますね。

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彼女も次の世界選手権に向けてのステップとして、非常にいい試合をしたと思います。このタンゴがパーフェクトに決まったら、また更にスケーターとして大きくなると思いますし、五輪に向けて本当にぐっと力を付けると思います。このチャンスを是非ものにしてほしい!
積み上げてきたものが形になりつつありますね。このまま是非突っ走ってほしいです!
おめでとうございます!!


Kanako Murakami 2013 4CC FS -Astor Piazzolla Selection




長くなったので次に続きます。
by toramomo0926 | 2013-02-20 09:35 | フィギュアスケート


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