浅田真央選手、「最高レベルの演技」で優勝、日本女子が表彰台を独占 -2013年四大陸選手権(その2)
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2013年四大陸選手権・女子シングル・フリーの記事の続きです。


ISU Four Continents Figure Skating Championships 2013
順位と得点詳細。
「Result」でそれぞれの種目の総合順位と総合得点が、
「Entries/Result Details」ではショートプログラム(SP)とフリーそれぞれの得点詳細が、
「Judges Scores」ではSP/フリーで各選手の全ての要素の内容と、それにジャッジがどのように得点をつけたかを見ることができます。

*四大陸選手権は、英語名の頭文字(Four Continents Championships)を取って「4CC」と表記されることが多いです。




4位にクリスティーナ・ガオ選手!
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ルッツの転倒が本当に残念でしたが、今季ガオ選手は完全に脱皮し、大きくステップアップしましたよね。全米女子は現在、アシュリー・ワグナー選手とアリッサ・シズニー選手の二強のあと、トップ3のもうひとつの席につくべく頭一つ抜きん出た印象があります。アグネス・ザワツキー選手もかなり伸びてきていますが、安定感としてはガオ選手の方がいまのところ一日の長がある感じ。とはいえ、グレイシー・ゴールド選手がワグナー選手とともに今季世界選手権出場を決めていますし、まだ一年ありますから、そこまでの間に情勢がどう変わるか。日本同様に選手層の厚い国ですから、選手は大変でしょうが見る側としてはとてもワクワクしますね。

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高い演技構成に加えて雰囲気のある演技ができる選手。これからまだまだ伸びるポテンシャルを彼女も秘めています。
演技後のインタビューによれば、昨年入学したハーバード大学を今後1年休学するとのこと。これから1年は本腰を入れてソチ五輪に向けて取り組む決意を見せていました。
今季これでガオ選手は実質シーズン終了となりますが、来季は更にレベルを上げてきそうで楽しみです!!


Christina Gao 2013 4CC FS -Libertango



5位にジジュン・リー選手!
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前半にまとめたコンビネーションジャンプは全て回転不足なく成功させ、後半は多少疲れは見せましたが最後までしっかりと内容をまとめました。本人も会心のガッツポーズを見せていましたが素晴らしかったです!

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あとの課題は、まだやはり滑りがジュニアな感じを色濃く残してしまっているところですね。
そのためか、やはりスケーティング等の「滑り」の部分では評価が伸びず、PCS(演技構成点)が全ての項目で7点台に届いていません。現在の女子シニアでトップグループに入るには、最低でも7点台を揃えることは必須になりますし、更にトップオブザトップというか、毎試合優勝争いを当然のようにしてくるようになるには、複数の項目で8点台をつけることが必要になってきます。
PCSはなかなか一朝一夕には上がってこないので地道な努力が必要ですが、滑り方はとても素直で粗さがないきれいなものなので、このままきっちり試合をこなしていけば上がってくると思います。

それにしてもシニアデビューの今季、本当に素晴らしい成績を修めていますね。来季は確実に表彰台に上がってくるメンバーの一人になるだろうという確信を持たせる感じ。これから体が成長してくるのでいろいろ大変な時期にもなってきますが、体力をしっかりつけて、怪我のないようにこの素晴らしい才能を伸ばしていってくれるといいと思っています。
頑張ってください!!!


Zijun Li 2013 4CC FS -Sleeping Beauty




グレイシー・ゴールド選手は6位です。
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全米選手権フリーでの神演技が記憶に新しいグレイシーですが、やはり連戦の疲れというのはあるのかな・・・今大会ちょっと元気がなかったですね。ジャンプも跳ぶときに力で跳びあがろうとして肘が斜め上に上がってしまうような感じでした。フリーでは演技後半に鼻血が出てしまったりして、体調もよくなかったのかな・・・と思います。

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全米選手権というのは本当に重要な大会ですから、アメリカの選手はそれにピークを合わせる訳で、その後すぐに行われる四大陸ではどうしてもベストな演技はできないんですよね・・・日本は国内選手権(全日本)は年末に行われますが全米は1月なので、やっぱり調整は難しいですね。
世界選手権では彼女の一点の曇りもない、全米の時のような心からの笑顔を見たいです。体調を整えて、カナダではベストの演技ができますように!!


Gracie Gold 2013 4CC FS -Life Is Beautiful




ケイトリン・オスモンド選手は7位です。
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彼女の演技中、「何を焦っているんだろう?」とずっとハラハラして見ていました。
緊張があったのでしょうか、すべてのジャンプが跳び急いでしまっている感じで、ジャンプが決まらないので更に焦りが高じて振付などもバタバタになってしまっていて、そのまま最後まで行ってしまった・・・という感じでした。残念でした・・・。

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来月の世界選手権では五輪枠取りのプレッシャーもかかりますが、地元開催という要素をぜひともプラスに変えて、また今季序盤の時のような、目の覚めるようなはつらつとしたケイトリンを見たいと思います!!



Kaetlyn Osmond 2013 4CC FS -Carmen Ballet Suite




本当に世界選手権が、そして来年のソチ五輪が非常に楽しみになる、中身の濃い試合だったと思います。
選手の皆さん、本当にお疲れ様でした!!

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フリー終了後、記者会見での浅田真央選手のコメント。



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by toramomo0926 | 2013-02-20 17:58 | フィギュアスケート


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