自分に課したハードルの高さ
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浅田真央選手がグランプリシリーズのフランス杯で2位以下に大差をつけて優勝、2戦2勝というこれ以上ない結果でグランプリシリーズの出場を決めた。
演技も素晴らしかったが、ショートプログラム後の彼女の涙に、
少女らしい風貌からは想像もつかないほどのものすごい意識の高さを見た。




フィギュアスケートは、初日にショートプログラム、2日目にフリープログラムという2種類の演技の合計で競われる。
ショートプログラムで彼女が採用している最初の3-3の連続ジャンプは、種類の組み合わせが男子でも難しいと言われている高難度のコンビネーションである。
前回、スケートカナダでも2つ目のジャンプで手をついてしまい失敗していたので、フランス杯では絶対に成功させたかったようだがやはり2つ目が抜けて3-1回転になってしまった。
演技後、Kiss&Cry(コーチと座って点数を確認する場所)で1位を取ったのを確認後、壇から降りた時に既に彼女は泣いていた。その表情から安堵や喜びの涙でないことは誰の目にも明らかだった。

1位を取ったのに、悔し泣きである。

暫く場内の隅で泣き続け、その後インタビューでは笑顔も見せつつしっかり答えていたが、声はまだ少し涙声だった。

彼女の中では順位も勿論大事だろうが、それよりもはるかに「自分に課したハードルを越えたかどうか」の方が重要だったのだ。
練習では余裕を持って、きれいに飛べている3-3のコンビネーションが飛べなかったことがただ悔しかった。できなかった自分に腹が立っていたのだろう。
17歳にしてこの意識の高さに私はびっくりした。
やはり世界でも一握りのトップアスリートは相手がどうこうというよりも、自分と戦っているものなんですね。そしてそのハードルの高いこと。何だかすごく気高い、アスリートとしてのプライドみたいなものを感じた姿だった。

浅田真央 2007ショートプログラム ステップの要素解説
これ作ってる人すごいですね。でも素人はステップの凄さというのはわからないので
こういう風に表示されるとどれだけ複雑なのかがよく分かる。日米対抗戦で最高難度「レベル4」獲得。
*作成者が動画ファイルを失ってしまったということで、今はリンク切れです。残念。

浅田真央 Eric Bompard 2007 フリープログラム

3Aは転倒したものの、後は美しくまとめて優勝。
ただ、時間オーバーで1点引かれてたんですが、10秒以上もオーバーはしてない気がするんですが・・・なんで?

浅田真央 2007フリープログラム ステップの要素解説
フリーの分のステップの解説。こちらはスケートカナダの演技のもの。
*作成者が動画ファイルを失ってしまったということで、今はリンク切れです。残念。

Excite エキサイト : スポーツニュース
by toramomo0926 | 2007-11-20 11:20 | フィギュアスケート


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