命は量刑では取り返せないけれど
b0038294_10545436.jpg06年に福岡で幼い子供3人が飲酒運転の犠牲になった事件で、福岡高裁は一審判決(懲役7年6ヶ月)を破棄し、懲役20年の判決を下した。




一審判決は「飲酒運転、事故後逃走、証拠隠滅、子供3人死亡」という内容からはあまりに甘すぎる判決に本当に驚き呆れ、腹が立ったので、今回の判決は改善と考える。
それでも3人の命が失われた事実の前には20年でも充分かと言われれば疑問だけれど、この判決がご遺族の感情を少しでも和らげることになればと思っている。

私はお酒を飲んだら絶対に運転はしないけれど、交通事故は他人事ではない。誰でも明日はわが身というのはある。
だが私がこの事件にこだわるのは、犯人の事故後の行動が「動転していた」というにはあまりに利己的で非人間的に思えるからである。
事故後救助を行わず逃走し、子供達が溺れている間飲酒を隠すために水を飲み続けていたという被告の行動には未だにはらわたが煮えくり返る思いがする。
被告には判決を受け止め、これ以上上訴等を起こしてご遺族に精神的・金銭的な負担をかけないようにして欲しいと思う。

いまふたたび、亡くなられた三人のお子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

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危険運転罪認め、懲役20年=一審判決を破棄-3児死亡飲酒事故・福岡高裁
5月15日10時9分配信 時事通信

 福岡市で2006年、飲酒運転の車に追突された車が海に転落し幼児3人が死亡した事故で、危険運転致死傷や道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた元市職員今林大被告(24)の控訴審判決が15日、福岡高裁であった。陶山博生裁判長は危険運転致死傷罪の成立を認め、業務上過失致死傷などの罪で懲役7年6月とした一審福岡地裁判決を破棄、懲役20年を言い渡した。
 検察側は一審で懲役25年を求刑、法定刑の重い危険運転罪適用の可否が焦点だった。 
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一審判決当時書いた記事
この判例を悪用する人が出ないだろうか (2008年1月8日)
by toramomo0926 | 2009-05-15 10:55 | 事件・事故


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