「The Practice」DVD化 -最高の法廷ドラマ
b0038294_1512083.jpgスカパーのFOX CRIMEで不定期にオンエアしているアメリカの法廷ドラマ「The Practice」がついに日本でDVD化され、昨日自宅に届きました。

何年も前に夢中になったドラマであり(米国放映は1997年~2004年)、
ビデオも第6シーズンまで録りだめていたのですが、我が家のビデオデッキが壊れたことをきっかけに(もうビデオデッキを買いなおすつもりはないので)泣く泣く4月の引越しの際に処分したこともあり、
DVD化は本当に嬉しいニュースでした。


このドラマは私が知る限り、裁判ドラマの最高傑作だと思います。
TSUTAYA等ではレンタルも始まっているので、見たことのない方も是非!見ていただきたいドラマです。





脚本はDavid E. Kelly。日本でも有名なドラマ「アリーmy Love」や「シカゴ・ホープ」を手掛けた脚本家です。ちなみに彼の奥様はあの美人女優、ミシェル・ファイファー。
彼自身もマサチューセッツ州で弁護士資格を取得しており、脚本家になる前は弁護士として活動していました。その知識と経験が、「アリー」と「プラクティス」という2つのドラマにかなり生かされていると思います。

ですが「アリー」はラブコメ路線が強く扱う裁判も民事訴訟が多いのに対し、「プラクティス」は殺人や麻薬がらみの犯罪などの刑事訴訟が中心となるため、ドラマとしてのカラーは全く違います。
「プラクティス」の方はかなり正統派・社会派ドラマとなっています。



このドラマの偉大さは、1話の中でで2つか3つのストーリー(裁判)が並行して進むところ。
そして、その並行するストーリー同士は全く別な裁判なのに、テーマ的には表裏一体だったりして、結構奥が深い。とにかく、一話ごとの内容がとても濃いです。
また、複数のストーリーが同時進行しても内容がきちんと整理されているので、混乱することは全くありません。
日本のドラマの何倍も濃いつくりになっています。

コミカルなものとシリアスなものが組み合わさっていたり、深く考えさせられるストーリーに事務所の仲間内での笑えるエピソードが盛り込まれていたりと、すごく良いバランスになっていると思います。
そして「無罪」は「無実」ではない、という皮肉な結末に愕然としたり、ハートウォーミングな決着にちょっとホロっとしたり。
私が知りうる限り、最高の裁判ドラマだと思います。登場人物も個性的でそれぞれ感情移入できて、本当に実在する事務所にも思えてくる程しっかりと演じられたリアルな役作りもすごい。
判事や検察との緊迫したやりとりも見どころです。

また、通常海外の映画やドラマだと吹き替えは個人的に苦手なのですが、このドラマは是非吹き替えで楽しんで欲しいです。
全員すごくキャラクターや俳優と吹き替えの声がぴったりと合っていて、全く違和感がありません。 日本の声優をキャスティングした人は凄いと思いますね。
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最後に、ひとつエピソードをご紹介します。
これは「アリー」と「ザ・プラクティス」の登場人物が同時にお互いのドラマに出演した、いわゆる「クロスオーバー」の貴重な回。


<あらすじ>
アリーとビリーは、夫をオノでめった打ちにして殺した容疑で起訴された女性の弁護を任せられることに。
彼女には犯行当時の記憶がなく、夢遊病のような状態だった。彼女は精神科に通っていたため主治医であるピーターズ医師に再三にわたり証言を求めるが断られる。
彼らの専門外の刑事裁判、しかも非常に難しい事件のため自分達の手に負えないと思ったアリーたちは、同じボストンで刑事弁護士として活躍しているボビー・ドネル(ザ・プラクティスの主人公)の事務所を訪れ、共同弁護を依頼する。
そこへ、ピーターズ医師が、彼女がリジー・ボーデン(1860年代、両親や継母をオノでめった打ちにして殺した実在の女性)の生まれ変わりかもしれない、という驚きの証言をする。彼女が催眠治療中にリジーが憑依したような発言をしていたというのだ。

一方で、ボビーの事務所を切り盛りしている秘書のレベッカが車を運転中に追突される。しかし事故直後に怪しげな男に医療費詐欺(異状がないのに体の痛みを訴えて通院する)をもちかけられ、スピーバックという医師を紹介される。
レベッカはこの事故自体が詐欺行為の一環ではないかと疑い、事務所のメンバーや仲の良い検事補・ヘレンに相談の上、自分がおとりとなり、スピーバックを捕まえようと彼の診療所に通院を始める。

ボビーの事務所所属の弁護士であるエレノアは、自分の事務所の前で偶然昔の知り合いだったフレッドと再会、いい雰囲気になるが・・・。



という3つのストーリーが絡まりあいながら進んでいきます。
「アリー」を見ていて「プラクティス」を見ていない方にとっては、そのトーンの違いにかなり驚きをもたらしたというこの回、なかなか見応えがあります。
お時間のあるかたは、是非ご覧下さい。そして興味をもたれた方は是非レンタル等で本編をご覧下さい!損はさせません!!(力説)



「前回のあらすじ」のみ字幕、本編に入ると吹き替えに変わります。
なんか声がちょっと違うような気がするのは、動画サイトにアップするために少し速度を速めたか、何らかの処理をしているからでしょうか?ちょっと声が高い気がします。特にボビー。誰かと思った(笑)


(続き)

せっかくぴったりの吹き替えなのに、この動画だとやっぱり声が変(涙)
これは「アリー」のDVDが元になっているようなのですが、台詞回しも一部違うので、ひょっとしてこの動画の「ザ・プラクティス」出演者分の吹き替えは、全く別の声優さんなのかもしれません。


<参考リンク>
ザ・プラクティス ~ボストン弁護士ファイル~  (FOX CRIME)
ザ・プラクティス DVDコレクターズBOX(Amazon.co.jp)
by toramomo0926 | 2010-08-06 15:12 | エンタメ


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