気の利かない国、日本
b0038294_19464184.jpg先日起きた新潟県中越沖地震から、首相をはじめ各党政治家が先を争うように現地入りしている。
確かに現地に飛んで被災者の方に声をかけることは大事なのかも知れない。
幸いにして私はまだそのような事態に遭遇していないが、実際に私が被災したとして、首相や他の政治家たちが避難所にかけつけてくれ、頑張って下さいと声をかけてもらったらこちらが見ている以上に感激し、勇気付けられるのかも知れない。

でも。
何故彼らは手ぶらで行くんだろうか。
ヘリで駆けつけるんだったら、何か持っていけるんじゃないの?
それとも、何か持っていってるのかなあ。でもそれなら絶対報道されるはず。
こういうとき、少しでも何か持っていけばいいのに。
ただでさえ政府から人が来てしまったら、現地の役所の職員はその対応にスタッフを割かなくてはならず、被災者の方々への対応が遅れる可能性もあるんだから。
人を派遣して被害状況を調べ、復興に向けての見通しなどを立てるのは確かに必要だと思うが
やたらめったら人が行けばいいってもんじゃない。専門家じゃないんだし、悪いけど「邪魔」な気がする。




私にはあのような「慰問」風景を見るたび、これって必要?といつも思うのだが
お年寄りなどは素直に喜んでいらっしゃるし、これからのことについて真剣に考えてもらえそうだと言うことで安心するのだろうか。
でも今回の「誰も彼も」状態はなんだか選挙対策なのがミエミエな感じで、ちょっと見ていて嫌な気持ちになったのも事実。私がひねくれているのかもしれないけど。

しかし現に、彼らが現地に出向いたからと言って被災者の方々の状況が改善するわけではない。
今避難所は人が多いこともあり室温が上がって、かなり蒸し暑い状態だと言う。
これまで台風や地震などで避難して来た人々が幾度となく経験したこの劣悪な状況に対して、扇風機1台持って行くことを思いつけないような政治家が行って何かいいことあるのか。

毎回毎回こういう事態が起きるたび、避難所にいる方々は被災したショックに加えて避難所の状況に心身ともに疲れ切ってしまう。毎回同じことの繰り返しだ。
日本政府はこのようなことが起きた時、その時をやり過ごしてしまえば何も反省材料などを集めたり、今後の対策(準備)について考えたりしていないようだが(してたらもうちょっと何かが改善されているんじゃないか)、それは「学習能力ゼロ」と言われても仕方ないのではないか。

狭い場所に多くの人が生活しなければならなくなった場合、必要なものは考えればわかるはずだ。今までの災害時の避難所での状況を振り返ってみれば、さほど苦労しなくてもある程度見えてくると思う。
例えばプライバシーが保てるような、寝てるときに隣が見えなくなる位の高さ(岩盤浴によくあるようなもの)でもいから簡易パーティションなどを避難所に置けないか、空気の入れ替え、循環を促す為に扇風機を置けないか、等々もっと専門家に調べさせたらいくらでも出てくることだろう。
それらのデータを集めて必要な備品等を「避難所セット」としてある程度の数用意しておき、自衛隊とかに持って行ってもらってセットするくらいはできるのではないか。
毎回避難所はただ床にタオルケットを敷いただけ、というあの考えのなさを見るたびに本当に腹立たしく、お気の毒に思う。何回こういう事態が起きても、何の改善策もないんだから。

住民は突然の災害に着のみ着のままで出てきた方が殆どだろう。そういう人たちを迎え入れる体勢として、同じような状況を何度も経験しているにしてはあまりにもお粗末な対応ではないだろうか。

それともそのような備品の準備は各自治体でやることだから、と考えているのだろうか。
しかし自治体がそれぞれ「避難所セット」を持つのは経済的にも厳しい。それよりも国として一定数確保しておいて、災害があった都道府県にそれを貸し出したほうがムダがない。

これだけ地震や台風などの被害が多いこの国で、何の対策もなさないで平気でいるというのがどうにも腑に落ちないというか、もうちょっと考えたら?と思う。
今私が考えたことがどれくらい現実問題として実現可能なのかはわからないが、それほど難しいことでもないように思う。
このように「気の利かない」お役人ばかりのこの国は、本当に国民のことを考え、国民を守ろうとしてくれるんだろうか、とちょっと疑問に思ってしまった。

被災地の方々が一日も早く日常を取り戻せることを心より願っています。
また、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
by toramomo0926 | 2007-07-18 19:46 | 政治


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