この判例を悪用する人が出ないだろうか(追記あり:2009年5月15日)
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06年に福岡で幼い子供3人が飲酒運転の犠牲になった事件。
裁判所はそれでも危険運転致死罪の適用を避け(じゃあどういう場合にこれは適用になるんだろうか)、業務上過失致死で懲役7年6ヶ月の判決を下した。




意味がわからない。
被告(加害者)が一度現場を立ち去り、体内のアルコールを中和する為に水を大量に飲んでいる間に幼い子供は水の中で死んだ。
彼が助けに入っていたら一人でも助かったかも知れないのに。
そしてそのような偽装工作を図っている人間に対して、飲酒運転でなく「脇見運転」という判断を下したのも意味不明。
同じ「役所」の人間だからかばったのか(被告は元県庁職員)、とすら疑いたくなるほどの人命を軽視した判決だと思う。

この飲酒運転&当て逃げ&証拠隠滅という行為がこの程度の量刑で認められるとしたら、極端な話、この判例を利用して故意に人を殺そうとする人は出てこないだろうか。
ナイフで刺したりするよりも、わざと酒酔い運転をして目的の人間をはね、「脇見運転をしてしまった」と言えばいい。捕まったとしても殺人罪より早く外に出られるし、「殺人罪」でなく「過失致死」になるならやる価値はある、と考える人も出てきても不思議ではない。もうどんな犯罪があっても不思議じゃないんだから。
そこまで極端じゃなくても、この判決を見たらやはり「逃げるが勝ち」と思う人は増えるのではないか思う。それでは「危険運転致死罪」を作った意味は全くないだろう。

勿論法は万人に対して公平じゃなければいけないけれど、今回の事件については被害者家族に落ち度はなく、加害者には申し開きはできない状況と思うのだ。
アルコール濃度がどうこう以前に飲酒してハンドルを握った時点で犯罪なのだし、現場から逃走し水を大量に飲んだという事実をもっと重要視しても良いのではないか。

被害者のご家族は事件そのものだけでも辛いのに、今回更に司法に裏切られ、深く傷つけれらることになった。彼らの気持ちを思うと本当にやりきれず、怒りがこみ上げてくる。訴訟は金銭的、精神的にもかなり原告に負担を強いるものだとは思うが、このまま被告が「逃げ得」にならないことを望む。

<追記あり>
命は量刑では取り返せないけれど  (2009年5月15日)
by toramomo0926 | 2008-01-08 22:43 | 事件・事故


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