一番聞きたいものが一番後ろに
一番聞きたいものが一番後ろに_b0038294_073774.jpg今日のスマステで「80年代洋楽ベスト30」をやっていた。
80年代に洋楽にどっぷり浸かっていた私は、今回の特集はとても楽しみにしていた。
でもこういう番組(懐メロとか、昔の映像を振り返る)場合、構成はシンプルなほどいいなあ、と痛感。
番組自体は楽しんで見たのだけど、ゲストは不要だったと思う。





番組の構成としては、当時の人気音楽番組「ベストヒットUSA」風にランキングと、小林克也氏が解説するというものだった。
それ自体には文句はないのだけど、何しろ曲にかぶってくるコメントの音声が多すぎ。
小林克也氏のコメントの内容はとてもよかったけれど全ての曲が終わるまで解説はずっと続いていたし、そこにゲストの茶化したような、あまり内容のないコメントがかぶってくるので、肝心の曲の音声が一番後ろになってしまいあまり曲が聞こえなかったのが残念だった。正直ちょっとイライラした。

確かに80年代の服装や髪型は今となっては・・・なものも多いし、プロモーションビデオ(PV)で使われているCGもかなりお粗末な感じではあるので今見ると笑えるポイントは沢山あるわけだけど(笑)、それでも懐かしいPVや曲に触れたいと思ってチャンネルを合わせた私にとってはただの雑音でしかなかった。
スタジオを盛り上げるためだけの「賑やかしコメント」なら音声は消して、スタジオだけで盛り上がっててほしかった。
曲が流れている(しかも1曲数十秒くらい)間に小林克也のコメントと、スタジオのゲストと香取慎吾の声(喋ってたのは8割がたゲストだったけど)がかぶってくる。
3人が全く違うことを話していては、こちらが一番聞きたいと思っている音楽は一番後ろに追いやられてしまう。
同じくMCの大下さん(テレ朝アナウンサー)は80年代の洋楽にリアルタイムで触れた方だと思うので、香取さんと大下さんでMCは充分だったと思う。せめてPVが流れている間はスタジオの音声はオフにしていてほしかった。

懐かしい映像や音楽を振り返るとき、私たち視聴者は当時の映像・音楽に一番触れたくて、楽しみにしてチャンネルを合わせるものだと思う。
番組制作側にはその思いを是非汲んでもらって、シンプルな構成を望みたい。「スマステ」ならそれが出来ると思ったのだけど、今回はそういう意味ではちょっとがっかり。

ともあれ久し振りにいろんなプロモビデオを見ることができ、楽しいひとときでした。
また洋楽80年代特集を期待します。今度はゲスト抜きで。

SmaStation! (テレビ朝日)
by toramomo0926 | 2008-02-03 00:42 | エンタメ


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